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2010年10月27日水曜日

頭が良いということ

一般にIQ(知能指数)が高い人は頭が良いと言います。
IQが高いと知能が高く、IQが低いと知能が低いということですね。

両親ともが高いIQの場合、IQの高い子供が生まれる可能性は75%、
片方の親が高いIQの場合、IQの高い子供が生まれる可能性は50%、
両親が低いIQの場合、IQの高い子供が生まれる可能性は25%、
という話を聞いたこともあります。

知能とは、物事を論理的に考えられる、計画性を持って問題を解決出来る、抽象的に物事を考えられるなどの知的活動を含む心の特性だといいます。

しかし近年では社会に出て活躍できる、いわゆる成功する人はIQが高いだけではなくEQが高い人だということになっているようです。

EQとは自分を知る能力(心内知性)と、周囲とのバランスを考え適切に行動する能力(対人知性)とを合わせた人格的知性といいます。

会社で登山の計画を立てたとします。
日程、準備などそれぞれの立場で考えてみてください、と言ったとします。
これでは、なぜかかなりの確率で、ほとんど何もやりません。

面倒だからという逃げもあるでしょうし、複数人いるための平準化もあると思います。

人をどうやって動かすか、などのセミナーでは、仕事を与えるとき
「やってもらいたい内容を明確にし、出来るだけ短い期限を付けて」などと言います。

それにならって言うとすれば
「○○君は日程を決めてください」
「○○君は必要な道具などあるか考えてください」
「○○君はその時に必要なお金はどのくらいか計算してみてください」

などではないかと思います。
ほとんどが一夜漬けかもしれませんが、こうやればそれなりのものは出てきます。

大きな会社ならこれでいいのだと思います。
指示をだす人がいて、指示出される人がいてという組織のしくみですね。
歯車なんていうひともいます。悪い言い方に聞こえるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。
歯車ひとつひとつが自分の役割を完ぺきにこなし、全体として生半可な組織では
できない大事を成し遂げることも多く。テレビ局を想像すると分かりやすいですね。
余計なストレスもないでしょうし、物事もスムーズに進みます。

しかし、社会人として、リーダーとして、パートナーとして、後継者としてなどと
小さな会社で先のことを考えたり、大きな会社でも部署ごとの成長などを考えたりすると
これだけではダメだなと思うのです。

直前になって
「登山靴持ってないですし」とか言いだす人も出てきそうですw

技工は作ることだけを考えれば、テクニカルな難しさはありますが
いわゆる「明確で短い期限」の分かりやすい仕事です。

でも、仕事とは依頼されて初めて成り立つものです。
あてにされないと始まりません。
そういった意味での人として評価されないのであれば、
技工物は何処の国で誰に作ってもらってもいいものになってしまいます。

言われたことはやりました。
ではなく、言われたことをやるのは最低限というモノの考え方を
私もまだまだ学び伝えていかなくてはいけないと思っています。

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