強度、審美、手間、その他もろもろ時期尚早だったのではないかという意見が多く
それらの評価はLavaのスキャナーラボさんだったりします。
データとして公表している数値も、だからなんだと言えば何なんでしょうが(謎
LavaDVSの表層のセラミックはCAD/CAMでの削りだしの工業製品で、曲げ強さは100Mpaです。
構造は2重構造になります。
フュージョンポーセレンというのは表層のセラミックと同じもので、e.maxのようなジルライナーは存在しないということです。
削りだされたセラミックが焼結されるときのジルコニアフレームとの境目や足りない部分などができてしまい、なんだかんだと築盛作業をしなければならず、それらの手間、かかる費用を考えると最初から盛れば良いのでは?というふうに思います。
写真は本文と関係ありません。
以前に千葉の日立メディコへ見学へいったときの写真です。
LAVA DVSはご指摘の通りマルチレイヤーテクニックの中ではレイヤリングセラミックスとフュージョンセラミックの耐破切強度と靭性が不足しており、従来のポーセレンフューズドジルコニアの欠点を克服していません、またブリッジには対応しておらず、単冠のみの対応ということであればCAD/CAMあるいはPressで作るアナトミカルなモノコックのクラウンのほうがベネフィットは高いと思われます。
返信削除Ivoclarのe.maxCAD-onはジルコニアの上に160Mpaのフュージョンセラミックが乗り、その上に360Mpaのe.maxCADが乗るシステムでテクニカルセンシティビティーではありますが、ヨーロッパでは高い評価を受けています。
VITAのラピッドレイヤーはジルコニアの上に150MPaの長石を接着するもので、あと焼きができません。
今後は焼成のジルコニアボンドはマルチレイヤーに移り変わっていく方向ですが、臨床での検証が必要ですね。
kenさん はじめまして。
返信削除Ivoclarの360Mpaのe.maxCADは日本ではまだ正式にお目見えしていませんね。
半焼結で咬合調整したり、ペースト状のフュージョンセラミックを接着剤のようにバイブレーターで使ったりと、ドクターサイドだけでこれらを行うのは難しいかなと思っていますが、今後どのように浸透していくのか楽しみです。
ジルコニアボンドに関しては、これまでも色々な意見が出ているなか今月号のQDT Art&Practiceで、山本真氏がまた一つセラミックシステム全体を押し上げるような見事な論文を書かれていて、こちらの影響も計りしれません。
これからはマルチレイヤーも含め、リーズナブルに提供できるシステムと、高品位なシステムに色分けされる部分もあると思っていますが、まだまだ発展途上なのか進化の真っただ中という感じを受けます。
コメントありがとうございました。