サヤカのような、いたって普通のコマーシャルラボにわざわざ来ていただいて、いつも恐縮します。
さて、BITE EYEですが、デンタルプレスケールは力を計測する機器に対して、こちらは接触面積と接触点数を数値とグラフで表示してくれる機器になります。
見るまでは使い道あるのだろうかとも思っていたのですが、実際に使ってみると多少の改善点を希望する部分は残りますが、なるほど使い方によっては便利に使えるだろうな、と思えました。
まず専用のバイト材でバイトを採得します。
アーチに沿ってバイト材を満たし、噛んでもらってから前歯部にバイト材を追加します。
毎度おなじみ、岩瀬歯科商会のサックスの上手い鈴木さんです。
毎度おなじみ、岩瀬歯科商会のサックスの上手い鈴木さんです。
バイトが採れたらバイト材の厚みをNTカッターなどで調整し、機械に入れて撮影します。
拡大してみたり、部位を選定して左右差を比べてみたりできます。
また、咬合接触の状態の簡易的な判定が下されます。
画面の右下にある RANK 「 E 」というのがそれです。
AからEまでの5段階評価ですが、この被験者(サヤカのスタッフ)は、最下位のE判定でしたw
ちなみに、米田友三(偽名)です。
さらに、画面上で仮想の接触点を任意の場所に付与することができ、
その接触点が増えることによってRANKが変化し、
そこに補綴物で接触点を付与するべきかどうかの指標になります。
バイト材の透過度で接触の状態を測り、その測れる厚みは200μmだということですが、
できればもう少し測れてほしいと思いました。僅かに噛んでいないのか、全然噛んでいないのか、もう少し見えたらと思います。感覚的には200μm以下に感じました。
仮想の接触点を付与することが出来るという機能に加えて、接触点を減らす機能もあれば便利だと思います。これについて歯界展望の論文を見ると、それが出来そうなニュアンスで書かれていますが、今日GCの方に説明を受けて、実際にいじってみた範囲では出来ませんでした。
特に矯正治療ではプレスケールオクルーザーに加えて、このBITE EYEもあると便利だろうなと思います。ただ、出来ることならプレスケールオクルーザーと、このBITE EYEが一つの機器として売れたら、その方が買う側も良いのではないか、と思いました。
OSはウィンドウズ7で画面も同じようなもの、あとはオクルーザーの下に撮影空間を付ければ・・・
地域にもよるでしょうが、大きく機器を入れるスペースがタップリある歯科医院などは、そうおおくないのではないでしょうか。
似たような診査診断に使うように思うので、もしまとめることが出来るなら、診療室に並べる機器が少しでも減らせます。
0 件のコメント:
コメントを投稿