適合が出ずに納品できなかったe.maxたち
室温管理、室温水管理はもちろん、埋没材を袋のまま水に浸けておくなどの温度管理もそうですが、午前中の埋没や午後の埋没、それが休み明けなのか?などなど周辺の条件も安定しません。
安定させることが出来る基本的な条件設定とは別に、先日も触れた混液比をどこまでいじれるのか?について0.5~1mlずつ増減して試していったところ、埋没材も割れずに具合の良い適合を得ることが出来ました。
これはIPFモードでプレスしたMO
クラウンは常に安定してくれます
クラウンやアンレーなどの外側性はそれほどシビアな調整は要らず適合が出るようですが、インレーはかなりシビアなコントロールが必要になると感じていますので、今回はインレーの適合について探求してもらいました。(担当DT.野口)
メーカーがいう所の埋没材の強度を保つ限界が50%の専用液です。
それ以上割合を減らすと強度不足になり、埋没材が割れる危険が高まるということです。
(取説どおりやっていても割れるときは割れますが)
正確な数値はHPに書くとして、ここには書きませんが
キャストのまま殆ど調整なく適合させるためには、上手なスペーサーの使い方と、専用液の50%を変えないとなりません。
埋没材の変更も考えましたが、そちらはまだ試してません。
実は他のメーカーから5年以上前にも試作品などを試させていただいたりもしましたが、何度か試したくらいで真剣には取り組んでいませんでした。
エンプレスⅠの最初の頃はCM-20だったかな? その埋没材も数か月試した程度で、結局イボクラ製品ばかり使っています。
当時CM-20(?)はプレス後の埋没材が硬くて割り出しが面倒だったと記憶しています。
現行品では松風のセラベティとGCの子会社から出ているTD VEST PRESSがあり、サヤカにもありますが(あるのを知らなかったが)、試してません。
(技工物の写真はDT野口)
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