月の電話代が600円台ながら、つぶらな瞳の持ち主で、未来が見えるけどブレた男といえば
もう彼しかいません。
そう、大信貿易 バシコ氏です
今日もバシコ氏は色々と持ってきてくれました。
巷で流行っている「持っている男」とは、バシコ氏のことを言うのでしょう。 きっと。
持っている男、バシコ氏です
さて、そのバシコ氏ですが今日はZENOシステムの紹介を絡め、フラッと来社してくれました。
今日は前回見せてもらったサンプルと、新しいサンプルも持ってきてくれました。
前回の様子は こちら
同じ半焼結ジルコニアに、同じ浸透液を塗り加減を変えて焼結したものです
写真からも分かるように色が全然違います。
母材のジルコニアは同じで、浸透液も同じものを使ったのですが、塗り加減を少し変えただけでこの程度の違いになるそうです。この扱いには、かなりの経験が必要になるということです。
そこで、ZENOシステムではジルコニアそのものを着色してしまおうということで取りくみ、今日はそのサンプルを持ってきてくれました。
白いものから濃い着色まで4色です
目標到達点にもよりますが、ここまでの色に関してなら「経験云々」は必要なくなったようです
これはこれで、なるほどだねぇなどと会話しながら、ふと、ゴロゴロしていたサンプルで目に留まったのがPMMAのBrでした。
これがそのまま保険導入されたら
技工士は手作りでこのクオリティを出せるのか??
このPMMAはいわゆる「硬質レジン」でビッカースもそれに準じるそうですが
工業生産されたこのレジンの曲げ強度は120Mpaだそうです
以前にも見せてもらっていましたが、再び訪れた最近の金属高騰をみていると歯科界から12%Pdがなくなることや、代替としてのコバル合金の導入や、コバルトでPdの二の舞を避けるために一段飛越で保険のクラウンブリッジのPMMA化、エンジニアリング・プラスチック化、スーパーエンジニアリング・プラスチック化への切り替えも考えられます。
最近の金価格の動向は こちら
既に材料そのものや周辺材料の開発に取り組んでいる企業も・・・あるのかもしれません。
金属が売り上げの多くの割合を占め、開発費があるところは・・・などと考えられなくもありません。
では一つの基準として
このPMMAをCAD/CAMで製作して、ラボにはいくらで納品されるのか?ですが
驚くほど安いです。
えっ?と聞き返してしまった程度です。
知りたい方で調べようがない方はメールください。
保険の補綴がこの方向で変わったら、現行の保険のクラウンブリッジのスタイルは無くなるのではないでしょうか。さらにいうなら、保険の補綴がこの方向で変わったら、なぜ自費を選ぶか?という基準の一つが無くなるのではないかとも考えられます。
歯が無くなったからそこの部分を「補う」というだけの補綴は、近い将来に大きな転換点を迎えるかもしれないと考えさせられました。
近いうちに、このテーマで大きく切り込んだものを掲載しようと思っています。
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