骨と歯肉のコントロールは以前から色々な場所で論じられていますが、時代が進むにつれ更なる、永続的で安定した、また審美的にも充分満たされた歯冠修復が求められるのではないかと思いますし、そうならなければならないとも考えます。
「骨がある部分にしか埋めない」というのも、言い方によっては聞こえは良いですが、現実や要望がそれを許さない場面もあるでしょうし、GBRやCTGも引き出しとしてはシッカリとした技術として持っていなければならないのではないかと思います。
患者さんの要望を可及的に満たすために、あるいは力学的にインプラントがどうあるべきか?を具体的に映像で検証するために、最終補綴形態から埋入ポジションを考えらえるツールとしてノーベルクリニシャンがあります。
ここでは、クリニシャンに情報を入力していくための第一ステップであるラジオグラフィックガイドの製作について、現時点で弊社が知る注意点や工夫するところなどを簡単に記していきます。
ラジオグラフィックガイド製作の基本は「辺縁まで採れた印象」ですが、色々と事情もありますので、あまり拘ってばかりもいられません。
大きなレジン作業ということで模型破損の危険があるため、複模型を製作します。
使用器材は松風のCDフラスコ、使用材料はヤマハチcorrecsil(コレクシル)付加型です。
ハイデンタルのスタビライザーを併用すると、印象材の厚みのばらつきを減らすことが出来ベストです。(最下段に写真あります)
今回は他のケースで出払っていたため使っていません。
そんなとき、出来上がったシリコンの内部応力を解放させます。
ガラス練板に有機溶剤などの乾燥しない液体をかけ、
そこにシリコンを乗せて1時間程度放置します。
最初のうちは基底面の接触面積が少ないですが
【追加画像】
こちら、スタビライザー付
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