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2012年6月4日月曜日

GC GNATHO HEXAGRAPHⅢ ナノヘキサAR

今日は夕方からGCさんが
表題にある「ナノヘキサグラフⅢ」と「ナノヘキサAR」のデモをしにいらしてくれました。

GCからは岩瀬歯科担当の大堀さんと、知る人ぞ知る大久保さんです。



被験者モデルはサックスの上手い岩瀬の鈴木さんです。


ナノヘキサグラフⅢは顎運動の診査診断をサポートしてくれるシステムで、より細かい、より正確なデータが記録できるように工夫されています。

特に、計測したいポイントを指定することによって、下顎中切歯中央部の動き以外でも運動解析が可能ということで(最大37点)、実際に「下顎骨下顎頭」と「6番咬合面部」、下顎中切歯中央部」の運動を3D方式で見せてもらいましたが、その動きがあまりに見事で感心してしまいました。

客観的な指標としては、抜群の能力を持つものだと思います。



ただ、フェイスボウを取り付けるのに手間取ってしまうと思ったより時間が掛かってしまうので、それなりに「慣れ」が必要ではないかとも感じました。



DICOMデータをもとに患者固有の頭蓋骨3Dモデルを表示でき、データの精度と使う人の技量によっては、可能性がかなり広がるではないでしょうか。

写真では頭頂骨まで描写されていますが、医科用のDICOMデータかと思いきや、なんとGCのCTデータだそうです。

ただ、診査診断が出来ても、ではどうするか?というゴールの設定とゴールに誘導する技量を持ち合わせていなければ、こういったものも宝の持ち腐れになってしまうなとも思いました。





さて。

後日、GCの大久保さんがデータをプリントアウトして送ってくださいました。
 こちら前方運動時における平面上の軌跡と、3Dによる軌跡
被蓋が強く、右に振っている様子が観察できます



3Dの軌跡は、前方の小さい三角は下顎中切歯部と第一大臼歯部のもので
上に伸びた先の支点部が下顎頭です


左咀嚼に比べ、作業側の下顎頭が偏位していることが分かります
この3D画像は任意の角度で見ることが出来ます




下顎骨の入り込み、入り込んだ下顎頭が開口時に外側へ出る様子も見られます

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