会場 朝霞市民会館 講師 新井嘉則
表題 歯科用コーンビームCTの基本性能と最新の画像診断
講義内容
近年の歯科医療は、CTシンドロームというものが起きているらしく、かつての歯科用レーザーに続くものらしい。隣の歯科医院が入れたからウチも!とかインプラントが多くなったためにとか・・・。
医科用CTの出現により脳梗塞などの的確な診断ができるようになり、死亡率が下がった。これにより平均寿命が75歳くらいまでに上がったという。
一方歯科界では、デンタルやパノラマなどは平面的にしか見られないが、CTは咽頭方向からや、断層写真を見ることができ、診断の幅、安全性が広がる。
(フラップをあけたり削ったりしなくても診断できる)特に外傷歯や歯内の診断力が飛躍的に上がったという。
造影も解像度が高くデンタルより確実に細部まで見える。顕微鏡と組み合わせるとより精密な治療ができる。
海綿骨もよくわかるのでインプラント治療に威力を発揮する。
しかしながらCTは連続的に撮影した写真を合成して3Dにしたものなので、デンタルを読みぬく力が必要。
透過した画像など、手前と向こう側を混同しないように、アーチファクトや画像の抜けによる黒い部分をカリエスや根先病巣と間違えないように注意しなければならない。
今後保険適用が決定されており、保険適応する場合は初診時の初見をしっかり作らないといけない。
被爆に関しては患者にしっかり説明する必要がある。年間の自然被爆からすればほとんど関係ないレベル
モリタ製が一番被曝量が少ない。画素数と被曝量はコントロールできる。
恩田典之
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