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2012年11月6日火曜日

週末のセミナーなど その2

講習会レポート

名前:野崎裕介
会場:白水貿易東京支店
講師:バーバラ・まれっく
表題:VMKマスター ベーシックセラミックコース

【講義内容】
パワーポイントやスライドは一切使わず、なるべく手を動かして欲しいというバーバラ先生の考えで、開始早々デモンストレーションから始まった。
製作物は上顎の中切歯を2本、基本的な築盛と臨床的な築盛をおこなった。
使用したメタルフレームはベゴ社製のもので、フレームの詳しい製作方法などは白水の方々にも知らされていなかった。

まずはウォッシュから、ペーストとパウダーの両方があるが今回はパウダーを使用した。今まではパウダーをガラス練板の上で金属スパチュラを用いて練和していたが、バーバラ先生は「それは止めるべきだ」と言っていた。それは金属スパチュラだと練和の時に削れた金属粉が色調に影響を及ぼす可能性があるからで、ガラススパチュラを進めていた。

この話は学生時代でも社内でも聞いたことはあり、「なるほど」程度にしか認識していなかったが、今回の講習で実際に金属スパチュラで30秒練和したものと、ガラススパチュラで30秒練和したものを比べたが、明らかに金属スパチュラの方がグレーがかっているのを観察できた。

ウォッシュ、オペーク後は歯頸部にNeckとオペークデンティン、またはルミナリー(蛍光性が強い)を築盛する。ルミナリ―は一度単体での焼成が必要で、臨床ケースでは8割以上のケースはNeckとオペークデンティンで十分表現可能とのこと。

エナメル築盛に際にPLT(パールトランスルーセント)をアクセントでエナメルに混ぜると、魔法のようにキレイに見え、特に女性の患者に喜ばれるそうだ。

グレーズにはフィニッシング・エージェント2Gを使用。
これは最も粒子が細かく凹凸のある表面に均一に塗布でき、とてもキレイに仕上がる。

今回はベーシックコースということでシェードガイド通りの色を製作したが、特に難しいことも無く、指定の色を出せたと思う。

実習中に、突然あの山本尚吾氏が花束を持って現れ、講師のバーバラ先生に会いに来たのには会場の皆が驚いていた。意外な訪問者もありつつアットホームな雰囲気で、バーバラ先生の丁寧な指導の下に楽しく研修ができ、とても良かったと思う。

これからの仕事に活かせるように努めたい。


 

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