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2013年7月22日月曜日

近況など

夏だったり秋らしかったり、季節感が鈍る今日この頃です。  Fromさいたま

私の体調不良については、多くの先生方から貴重な助言をいただき、今は少しずつ快方に向かっているのではないかと。。。信じています。


それでも地球は周るので、土曜日は恒例の咬み合わせ臨床実習が14時から夕方まであり、日曜日は池袋でセミナーに参加してきました。

日本中から咬み合わせに熱心な先生方が集まるので、一つの問題提起に対して多くの意見が出、互いに尊重し合いながらも侃々諤々できる、というのは素晴らしいことだと思っています。




開口したとき、下顎が後方へさがるのは一体なぜなのか?
まず考えられるのは下顎枝の劣成長といえますが、それは同時に急峻な咬合平面ともいえるように思います。



こう見ると分かりますね。
開口させると、その分下顎が後方へいきます。

この患者さんの場合は、そういった問題(?)に加え左側大臼歯喪失と下顎の咬合平面の乱れ(8番使用のBrなど)があり、下顎前方位が容易に出来ず過緊張にあるように思います。




さらに、骨関節隙を計測して下顎位を誘導してみると、咬頭嵌合位が左側に偏位しているのが分かります。

右上三番だけが接触




あらためて上顎のアーチを観察してみると、右上3番からのBrでアーチの狭窄が分かります。
右上のBrのためのバイト採りから、この患者さんの人生は変わったようです。

患側は左に設定し、ウェルデンツで必要な誘導をします。


先日紹介したブラッシング指導をされた患者さんです。  こちら







 



 

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