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2013年12月27日金曜日

仕事納め

今日が弊社の仕事納めになりますが、

明日は大掃除と忘年会ですので、実質明日までの出勤になります。

弊社を必要としてお付き合いいただいている先生方、材料商のみなさま、そしてサヤカのスタッフ全員の頑張りのおかげで、何とか一年乗り切ることができました。

私はセミナー関係で週末に飛び回る日が多かったなぁと思いかえす一年でしたが、今からすでに1年先のセミナーまで予定が組まれているため、来年も似たような日々が続きそうです。



また来年も精神的に穏やかな年末が迎えられるよう、まだまだ頑張っていこうと思います。



今年も一年 おつかれさまでした。


不思議な手紙

家に帰ると、私宛に不思議な手紙が届いていました。

ブルー系の万年筆で書かれた手紙ですが、文面を読もうとひっくり返したら、白紙でした。。。

もしかしたら隠し文字かと思い、ブラックライトに照らしたり、火で軽く炙ったりしてみましたが、やはり何も出てきません。


送り主も書いてありません。


消印はさいたま新都心郵便局で、
投函は24日です。


不思議な手紙です。




2013年12月25日水曜日

ラバーボウル

 
 
 
ラバーボウルも、ここまで使われれば本望ではないでしょうか。
 
ゴミ入れにして、まだ使っているというのも何ですが・・・
 
 
 
 
 

2013年12月24日火曜日

クリスマス・イヴ

今夜はクリスマスイヴでした!

子供も大きくなったので、すっかり忘れていました。


子供が保育園などで教わってきたクリスマスソングは、私が子供のころから慣れ親しんだクリスマスソングとは違います。

今はどちらかというと、子供たちに教わったクリスマスソングの方が口になじみます。



私のお気に入りは「ねぇサンタクロースのおじぃさん」です。
子供が唄うと最高に可愛い歌です。


ねぇ サンタクロースのおじいさん
こどものころは どんなこ
いたずらだいすき けんかもしたの?
あさごはんは ケーキかな

ねぇ サンタクロースのおじいさん
なつには なにをしてたの?
うみべでねころんだの? およいだの?
みずぎはあかいパンツかな

ねぇ サンタクロースのおじいさん
ことしもかならずきてね
プレゼントもって まっかなふくをきて
いまからみんな まってます 
                   ♪

あとは「あわてんぼうのサンタクロース」で、
これはyoutubeにあったので貼っておきます。


週末など

週末は大阪でセミナーがあったため、土曜日から大阪入りし日曜日の夜に帰ってきました。

私は埼玉から大阪への移動ですが、3時間の移動時間の使い方に毎度のように苦慮します。
本を読むのが一番良いのですが、乗り物酔いをする私は活字を追いすぎていると酔うため、乗り物に乗っているときに長い時間本を読み続けることができません。かといってパソコン開いてPWPデータの構成などを電車でするのも何だなと思います。

本を読んだり、ボーっとしたり、電光掲示板のニュースを目で追ったりしながら、時間を潰します。


受講生では熊本から電車で大阪、仙台から飛行機で大阪へといらしている方もいるので、たかだか3時間の移動でへこたれる訳にはいかないと思わされます。

仕事は今週いっぱい頑張って一区切りですね。

今日と明後日にまとめて立会いが入っていますが、何とか穏やかに年を越せるようもうひと頑張りします。



先日私が書いたブログに対して、田中武先生からメッセージと写真をいただきました。






 

2013年12月20日金曜日

アチコチと立会いを

今日も午前中と午後で2件の歯科医院で咬み合わせ治療があり、その立会いで出かけていました。

午前中の患者さんは咬合崩壊の途中の方で、私が勝手に作った分類によるところの一番難しいあたりの患者さんになります。

「あたり」というのは状態としては最高レベルではあるけれど、精神的に前向きな分だけ治療がスムースに進行出来る可能性が高いということです。




 
 
 
 
 
 

前回の立会いの時に、なぜこうなってしまったのか、一体何が問題なのか、どこにアプローチしてそれをどのようにすれば良いのか、などの話をさせていただきました。

今日はそれを理解してもらったうえで患者さんから前向きに取り組みたいという意思をいただいていたので、何の問題もなくここまで誘導できました。

時間にして1時間ちょっとです。
 

2013年12月19日木曜日

年の瀬

あと2週間足らずで今年も終わりです。

今年はどうだったのだろうと、しみじみ考えてしまいます。

積み重なったものもあるなと思う反面、無くしたものもあるなと思います。



昔からスタッフに云うことがあります。
「黙っていても花には蝶、腐った魚には蠅が寄ってくる」ものだから、自分の周りの人たちを悪く言ってはいけない、と。



今年一年を通じて周りに増えた方々もいれば、離れていった方々もいます。



さて、自分は花でいられたのだろうか、腐った魚ではなかっただろうか。





 

2013年12月16日月曜日

立ち合い

11日の水曜日から土曜日が終わるまでは、立ち合いだらけの週でした。


感じる責任の重さもあり、精神的にも疲れます。




骨関節隙を整えるアプライアンスを入れたところ



以前に紹介したケースの治療用義歯が完成



私的に超難症例の部類。  これ、切端位です。




ジェニオンⅡセミナー

先週の10日の夕方からは、品川のノーベルでジェニオンⅡセミナーに行ってきました。

先代のジェニオンに比べてかなりのバージョンアップとなり、使い勝手は大幅に向上しました。

外人さん二人が交互に話すというスタイルで、いつもの癖で一番前の席に座ってしまったところ、隣に通訳さんの生声が聞こえ、目の前からは外人の英語、イヤホンからも通訳さんの声が聞こえてしまい、最初のころは何が何だか分からない状態で聞いていましたw


今回は少々費用の掛かるバージョンアップですが、ジェニオンを持っているなら問答無用でⅡへのバージョンアップをおすすめします。








 

2013年12月9日月曜日

週末のセミナー

日曜日は池袋で催された
歯みがき革命と、引きちぎりトレーニングについて」というセミナーに、会場スタッフとして参加してきました。

兵庫から前日入りした講師の牛嶋先生と、前夜祭ということで普通は呑むところですが、先生も下戸ということで食事会にお誘いいただきました。  築地はん亭

串揚げのお店ですが、静かな雰囲気で心地よい空間でした。
串揚げからお茶漬けまでのコースでしたが、大変おいしゅ~ございました。


そのあと、食後にお茶でもしようということになるなか、水道橋からは飛び入りの先生も加わり、5名でジョナサンでケーキセットタイム。。。


話しが弾みラストオーダーまでいてしまいました。




開けて日曜日は池袋東口駅前のアットビジネスセンターでのセミナー。
牛嶋先生は単身で東京にいらっしゃるということで、弊社からは受付ということで須賀にも協力してもらいました。

歯ブラシは何のために、いつどう使うかということを、最新の情報を質疑の際にもに織り交ぜながら勉強することができました。

また、近年の垂直的劣成長に対する予防を含めた対応策として、専用タオルによる引きちぎり療法を提案されていました。

なぜ臼歯低位になるのかに対し、どうすればよいのかを全員が実際に体験したりもし、朝10時から夕方4時半までの短い時間でしたが、とても有意義な時間を過ごせました。




 

2013年12月6日金曜日

クロネコヤマト

クロネコヤマトが御乱心ですね。

佐川の時間のルーズさや、ゆうパックの扱い時間など幅の狭さに比べ、中野区の集配がボロボロ以外は優秀なクロネコヤマトでした。

そんなクロネコヤマトがボロボロで滅茶苦茶です。

出す宅配便のことごとくが、予定の時間を大幅にオーバーする配送不良が続いています。

更にたちが悪いのは、トラブルを起こしておきながら事後対応がメチャクチャな点です。

出す荷物出す荷物のことごとくについて歯科医院から「荷物が届かない」と連絡が入ります。
クロネコヤマトに荷物を依頼すれば当然伝票が残りますから、伝票番号で照会してくれといっても「預かっていません」と、不思議な回答が返ってきます。

今朝もその対応でおわれ、ここ3日ほどは毎日歯科医院からのクレームの電話と「どこにあるか分かりません」の子供対応のクロネコヤマトのやり取りで、担当の恩田は繁忙状態です。



現在も恒例の中野区への配送で「荷物がどこにあるか分からない」状態でトラブってますが、結局のところ忙しさによるものかクロネコヤマトでの受注処理がキチンと行われていないことによる荷物の追跡不能、さばき切れない仕事量による組織の機能不全なのでしょうが、それにしても窓口の対応が最悪です。


「追跡状況に関して先方へ連絡を入れるので、折り返し電話をください」と言っても、どれだけ待っても折り返しの電話が掛かってきません。

その「掛かってこなさ」は、時間指定(何分後に)をしても完全に無視され、日をまたいでも放置されるありさまですw

「何度問い合わせても折り返しの電話をくれないから、このまま何時間でも待っている」と電話を切らずにいると、クロネコヤマトの窓口は「絶対折り返しの電話を入れるから切ってください」と懇願し、そして折り返しの電話を掛けてきませんw


そして、大幅に配送予定の時間が過ぎ何処からともなく荷物が見つかると、弊社に連絡するわけでもなく配送先に謝るわけでもなく、あたりまえのように普段のように荷物を置いていくだけです。


そう、本当にメチャクチャです。
 
 


2013年12月5日木曜日

JPI.co-crハンズオンコースに参加して   ‐恩田典之‐


JPI Co-Cr 2day コース

 

重村宏先生が主宰するJPIの技工コースに参加してきました。

今回は「コバルトクロムをクラウンブリッジに応用する」というテーマで2日間、埼玉歯科技工士専門学校で行われました。

僕は以前大阪でのJIADSのインプラントコースに参加して以来、重村先生に何かと声かけていただき、お会いしたりしていましたが、今回久しぶりに実習付の本コースに参加させていただきました。

 
[ Report ]

コバルトクロムとは100年以上の歴史を誇る、工業界で開発された合金である。

貴金属の相場に左右されない安価で強いメタルである。

 

そもそも投機の対象として価格変動する貴金属を実業として我々が使うのはナンセンスであることを思い直さないといけないということ。既成概念を取り去らないといけない。

 

医療界では、かつて人工関節などではジルコニアが使用されていたが、ジルコニアの低温劣化などで破折例が多数報告され近年ではほとんどがコバルトクロムに置き換わっているとのこと。

歯科では、金属の代替材料としてジルコニアがブームとなったが、破折について、安定性について今後よく考えなければならないということ。

 

その点コバルトクロムは歴史もあり安心できる材料である。

しかし、

今までのコバルトクロムのイメージ・・・

比重は金属の半分(長所)

耐食性に優れる(長所)

高融点 膨張収縮が大きい 加工しにくい(短所)

硬い(長所?短所でもある)

生体親和性は??

 

そのような、イメージ、特にネガティブなイメージは全て誤解であることが分かった。

 

加工法、特に鋳造は押し湯効果を発揮するスプルーイングや独特なフォーマー、ハーフパイプテクニックにより、金合金にも劣らない精密な鋳造が出来る。

しかもこのテクニックを使えば高価な高周波鋳造機が無くても遠心鋳造で十分な鋳造が出来るということ。

これはこれからコバルトクロムも鋳造を始める、小規模ラボでも優れた鋳造体ができるということだ。

研磨もとにかく硬いイメージのコバルトクロムだが、重村先生の指導で、思ったよりあっけなく完了した。もちろんパラのように簡単にはいかないが、スカッと光って不動態化独特の手触りを感じると研磨し甲斐というか、技工の喜びも感じる。

 

 

研磨のバーやポイント、研磨剤に至っては重村先生が歯科界のみならず工業界の材料まで調べ、試して、これ!というモノを紹介してくれた。

他業種までもリサーチする探究心には全く頭が下がります。

いずれ歯科材料メーカーからコバルトクロム用の優れた研磨剤が登場するでしょう。

 

最大のネガティブなイメージとしてアレルギーや生体親和性のことがあるが、

これこそがコバルトクロムの歯科金属としての利用にブレーキをかけているように思います。
 
 

結論を言えば 

全くもって問題ないということ。安く、強く、安全です、ネガティブなイメージがあるとすればそれは誤解です。

 

ということを発信していかないといけないな、と思いました。

 

コバルトクロム、という合金の名前がいけないのかもしれません。

確かにコバルトもクロムもアレルギー物質としてパッチテストで挙げられるものです。

しかし、それは単元素での話で、コバルトクロムは合金であるということ。

 

合金化することにより、金属表面に酸化クロムによる強固な不動態化膜ができる。

これにより、超安定でイオンが溶出しない、プラークが付かず、いつまでもツルツル、粘膜に優しい補綴物を作ることができる。

イオン化や対酸性に強いゴールドも補綴物として見た場合、柔らかさによる表面の傷で汚れや曇りが見られるということも例として見せていただきました。

確かに修理などで預かった金床は赤茶にくすんでいることが多いと思う。

 

一方、チタンは生体親和性の材料としてチタン神話が出来るほど、今まで扱われていたが、コバルトクロムと比べると補綴物の材料としては疑問が残るということ。

チタンも表面に不動態化層が出来、耐食性が強いがその不動態化層が弱いということ。

キズが付くとそこから劣化、溶出する。

チタンでアレルギーになる人も多数いるらしいです。

研磨が不十分なアバットメントなどは最悪だと思う。

生体親和性の高さが弱点でもあり、バクテリアやプラークの温床になるというのも聞いたことがある。

 

臨床的データとして、阪大の高永和教授によると、多数のアレルギー患者を診てきて重篤な1000症例以上の中でもコバルトクロム合金によるアレルギーは一つもなかった、というデータを提示している。

 

しかし、口腔内で調整した際に出る不動態化膜を持たないコバルトクロム粉は注意しなければならないだろう。(新鮮面に不動態化膜生成されるまで8分ほどかかる)

 

コバルトクロムを扱う上で注意しなければならないことをたくさん教えていただきました。

 

ロー着の実習もしました。

デンツプライで販売している、プラズマ溶接、赤外線ロー着システムの

クアサープラスを実際に使ってみました。

 

本当に簡単に、高精度なロー着が出来ました。慣れると、仮着からロー着まで10分弱で出来てしまうということです。

気になる方は、デンツプライ三金さんがデモしてくれるとのことです。


 
 


コバルトクロムでメタルボンドを焼く際に誰もが悩まされるであろう、酸化膜の上手な処理の仕方もおまけの実習で教えていただけました。

詳しくは書きませんが、色々目からうろこが落ちました。

 
早速臨床で応用してみました
 


2日間、長いな、と最初は思いましたが、もっと受講したい、と終わるころに思いました。

少人数ながら志を共にする受講生と和気藹々とした時間がとても有意義でした。

受講して本当に良かったです。

 

サヤカでは既にコバルトクロムの技工を扱っていますが、新たに取引先のドクターからコバルトクロムの問い合わせが多数来ています。

税率の関係もあるそうです。

ある意味今がビジネスチャンスでしょう。

症例に合ったマテリアルセレクションでニーズにこたえられるのもラボとしての役割であると思います。

コバルトクロムは今後も世の中の風潮と共に目が離せない筋であることは間違いありません。


 

2013年12月4日水曜日

衛生士さん セミナー

今度の日曜日は池袋のアットビジネスセンターで催されるセミナーに
お手伝いで参加してきます。

もちろん、お手伝いのふりをしながらシッカリと受講もしますが。


日時  : 12月8日

場所  :池袋アットビジネスセンター(本館) 701号室

内容  :  『歯みがき革命と、引きちぎりトレーニングについて』

講師  : 牛嶋歯科医院  院長 牛嶋宏幸先生

用意するもの: 手鏡

                                     申込みフォームは こちら

衛生士さんが元気で明るい歯科医院は良いですよね。

先生が独り全てを背負って孤軍奮闘するのは大変ですが、衛生士さんが治療の方向性などについて患者さんに説明できる歯科医院は、先生の治療がはかどります。


TVでのCMなどは何かを売りたいための宣伝が基本になっていますので、本当の患者さん教育というのは、やはり歯科医院で行うものだろうと思っています。

ネットでガンガン調べてくる患者さんもいますが、料金や補綴の種類やトラブルについて調べていることが殆どで、本当に大事なことは知らない人ばかりです。

歯の汚れ、詰め物の材料、何年もつ、などの話しは程々にして、なぜこうなるのか、どうしたら防げるのか、何が足りなくてどうすればいいのか、などを学んで患者さんに伝えられたら良いですよね。

患者さんの歯科治療に対する考え方も変わるかもしれません。

歯科を取り巻く環境が変わるかもしれません。

衛生士さんの役割が変わるかもしれません。



 

咬み合わせ臨床実習

 
 
 
火曜日の午後は恒例といっていいほどの咬み合わせ臨床実習でした。
 
写真の方は前歯フレアーアウトを伴うディープバイトと正中が半歯ズレています。
 
 
初診時
2013年8月6日



ブラケット前の拡大床のみのコントロールで
臼歯内側傾斜が改善し、ディープバイトも改善傾向にあります
なぜか正中も良い感じに・・・
 
 
 
咬合を学ばれている方で「矯正は審美だから」という方もいらっしゃいますが、咬合を歯の接触だけに留まらない視点で観察すると、劣成長を伴う咬合異常というか骨格異常に対するアプローチが必要になり、どうしても矯正の知識や技術が必要になってくるのではと思っています。
 
補綴もその視点にたって初めて、口腔環境の改善につながる補綴ができるものだと、私も最近になってようやく理解しました。
 
歯を失う環境はそのままで「失った部分を再現する」では、失った部分の一時的な回復であり、失う原因は「かわらない」まま放置なのだろうと思います。

2013年12月3日火曜日

週末のことなど

今朝会社の階段を上るとき、ふと腕時計の日付をみると「3」の文字。

・・・もう12月3日なんだ、今年も終わりなだ

などと、しみじみ感じてしまいました。

年明けにはいつも遠く感じる12月ですが、いつも12月に入ると「もう12月」になります。




さて、先週の土曜日、日曜日は重村宏先生によるJPIのコバルトセミナーが、
埼玉の技工士学校で催され、弊社からは恩田が参加しました。

 



サヤカではコバルトクロムへの取り組みは以前から行っていますが、今回は改めて基本にかえるということと、いわゆるロー着けと同じことがどの程度期待できるのかを確認するなどを考えての参加になりました。

講師は重村先生をはじめ、宇佐美さん、荒木さん、以前にこのブログでも登場のogi.Laboの荻原さん、木内さんなどです。

私もついこの前にJPIの咬合セミナーへの2年連続2回目の受講が終了したばかりだったことと、今回のセミナー会場が埼玉の技工士学校だということもあり、講義が始まる少し前に挨拶に伺ってきました。

金属離れの原因の一つである金属の高騰がありましたが、最近もあらためて「貴金属」だけではなくコバルトクロムも利用してみようと思うのだけれど、という相談を先生からいただきます。

理由を聞くと「消費税増税」だそうです。

これまで何とか末端価格の値段調整などで対応してきたけれど、これ以上はキレイごとを言っていられないんです、といった言葉も聞かれます。

セットで質問されることに「コバルトは生体親和性など大丈夫ですか?」がありますが、このことに関してはJPIの講義で、なぜそう言われるようになったかという歴史や、実際はチタンより生体親和性に優れた材料であるということなどを、細かなデータを基に教えていただいているので、「全く問題ありません」と説明するようにしています。

問題はメタルになってからの加工の難しさだろうと思いますが、海外での技工の取り組みなどを参考にすれば、打開策はまだまだでてくるだろうとも思っています。






 

2013年12月1日日曜日

近藤悦子先生

前回のブログで近藤悦子先生のことを一行だけ書きました。  こちら


これまでにお会いしたことがあるわけではなく、書物を通じて知っているだけでしたが、その取り組み内容や完成度、細かな着眼点などに感銘を受けていました。






土曜日に田中武先生から電話があり、なんと近藤先生のことをご存じとのこと。
なんでも田中先生が近藤先生の一つ上で、学生時代にも交流があったそうです。

実は書物の後ろに日本歯科大学ということと、生年月日が掲載されていたのですが、見たところ田中先生と近いなぁ。。。もしかしたらお知り合いかもしれないなぁ・・・・などと独りで考えていて、だからといってそれを聞くために電話するのも何だしなぁなどと思っていたところでした。

最近では骨格の劣成長に対する歯牙の垂直誘導や気道確保のためのアプローチとに加え、先日も書いた筋肉に対するアプローチが少しずつ考えられつつありますが、そういう観点から見たときに、この近藤先生って一体・・・・と思うような内容の本でです。
「矯正」という題が入ると矯正治療の本と感じてしまいますが、私から言わせると完全に「これからの咬合の本」だないう感じでした。