ノーベルの製品紹介などでは、インプラント・バー・オーバーデンチャーとなっていますが、営業の方などはインプラント・オーバーデンチャー・バーと言ったりします。どっちでしょうかw
インプラント補綴といって思い浮かべる補綴物の順序で、インプラント・オーバーデンチャー・バーは下位の方ではないかと思います。
失った歯を取り戻す、入れ歯とは違う、などが売り文句になるので、入れ歯と同じ構造体は紹介しづらい所もあるのかもしれません。術者側としても馴染みが薄くなります。
また、これまでの製法だと壊れやすいなどの欠点もあったのかと思いますし、だからこそPIBも必要なものとして生まれてきたのだろうと考えます。
しかし、患者さんの要望を満たすということには、歯を取り戻すと同様に、人によってはそれ以上に「顔貌を取り戻す」というのもあるのではないかと思います。
顔貌を取り戻すためには、これだけの歯肉のボリュームが必要で、そうなるとPIBでは・・・
というケースでは、インプラント・オーバーデンチャーは頼りになる術式ではないかと思っています。
ただ、バーアタッチメントというと、しっかりした計画に基づいた植立、バーの選択などが重要になってきます。バーを付けたらスペースが無くなったなどがあってはなりません。
2055年には国民の4人に1人以上が後期高齢者になると言われています。
(そのころ私は既にいないのだろうとは思いますがw)
44年後にそうなるということは、間違いなく今も段々近づいているということですので、高齢者の要望を満たす術式として、シッカリと確立しておかなければならないと思っています。
インプラント・オーバーデンチャーのケース こちら と こちら
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