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2011年6月9日木曜日

最終回 2アウト 満塁

我が家の長男「亘」は中学3年生です。

小学校1年から野球をやり、小学生のときはピッチャーで4番を打っていました。
特に野球が上手いというわけではなく、背が高く少々持久力だけはある、というのが理由です。

6年生になり小学校生活最後の大会で、最終回2アウト満塁、一打逆転の場面で打順がまわってきました。

結果は空振り三振。 試合終了。 号泣。。。


中学に入ってピッチャーからショートに転向し、あまり打てないにもかかわらず、4番を打つべき超級の同級生が「4番は責任が重いから嫌だ」という理由で1番に回り、またも亘は4番になりました。

中学からの大会は負けたら終わりです。
新人戦の1試合目、岩槻の野球場。
最終回2アウト満塁、一打逆転の場面でバッター亘。

結果は空振り三振。 試合終了。 号泣。


つい先日6月4日の土曜日、息子の中学校生活最後の大会がありました。
北浦和の市立高校の隣の球場です。
第一回戦、相手は浦和実業中学校で、4番ショートの息子は凡フライばかりで全く打てなかったにもかかわらず、18対0の5回コールドで勝ちました。実質2対0くらいの試合でしたが、相手のミスの連続で点数が加算されたものです。

第二回戦は翌々日の6日月曜日に行われました。もちろん私は仕事です。
家内からメールで戦況を教えてもらっていました。

「2点入れられたよ」

「亘は凡フライ」

「2点追加された」

「ヒット数は同じくらい」

「亘は凡フライ」

「こっちはヒットが続かない」

「4対0のまま」

「4対0 最終回 2アウト 満塁 バッター亘」




なぬ? また・・・

一打同点の可能性を持った最後の打席。
なんでいつも節目節目の大きな大会の、最終回2アウト満塁で息子に打順が巡ってくるのか。


前日の日曜日も私とバッティングセンターに出かけ、たまに打つレフトオーバーを意識して軽快にバッティングを練習していました。
ふと息子の手を見ると、まともにバットなんて握れないだろう、というほど血で汚れていました。
バッティングセンターの「ホームラン・ボード」には亘の9号が輝いています。
別にビシビシ打てるというわけではないのですが、それだけ数打ってるということです。
ちなみに私は3号。。。

「もう大丈夫、明日は凡フライは打たないよ」



結果は空振り三振。 試合終了。 号泣。。。


小学校1年から9年間、TVでプロ野球なんてまともに観たこと一度もないのに、自分では野球をやり通しましたが、さすがに最後の打席以降はかなり落ち込んでいました。

私は夜が遅く朝も子供より少し遅いため、平日はなかなか会えませんが、昨日の夜くらいから復活しているらしく、次の目標に向かって歩み始めたようです。
なんでも高校にいったら野球部に入って、ピッチャーを目指すとぬかしています。

人のことを見ていると「どの年齢でも、どんな状態でも」全て「経過」だということが分かります。
自分のことになると「今が結果」だと思ってしまいがちです。



子供に教え、教えられ そんな感じです。



以前にもアップした動画ですが、このバッターが
たまにレフト超えを打つ4番亘です。

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