これまで100mpa前後のセラミックを扱ってきた技工士としては、400mpaの曲げ強度の材料を、形態修正を施して表面性状を付与することは、とても難しいと感じています。
一部で取り扱っているジルコニア冠(ジルコニア単体のクラウン)は論外として。。。
ジルコニア・セラミックの場合、1000mpa前後のジルコニアはディディールを必要とする場所には存在させないのが普通で、細かい表現を施す部分はこれまで技工士が扱い慣れた100mpa前後のセラミックになることから、特に技術的にも難しいことはないのですが、e.maxの場合はステイン法があり400mpaの2ケイ酸リチウムセラミック部分にディティールを付与しなければならないことがあります。
先日このブログで紹介したLTもそうです。
400mpaはザックリ削るのも結構大変なので、さらに細かい表現を施そうなどというのはちょっと厳しいものがあります。よほどワックスで表現を終了させておかないといけません。
そういう硬いemaxをどうしてもプレス後に形態修正をしなければならないということも、臨床なので当然あるわけで、そうなると切削材が問題になります。
サヤカではブレーデントのジルコニア用バーが良いというのは分かりますが、同じ能力で廉価なセラプロと jota のジルコニア形態修正用ポイントを使用しています。
もともとジルコニアを削る用に作られた商品なので、ジルコニア・セラミックやe.maxを扱われる医院では、チェアーサイドにあっても便利な商品だと思います。
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