セミナーのレポート

表題　：「インプラントをどう活かすか」

講師　：武田　孝之先生

場所　：大宮歯科医師会館１Ｆホール

日時　：２０１３年２月２日


【講義内容】
殆どのケースは抜歯即時埋入をし、歯列の舌側のアーチに合わせるよう埋入する。
骨欠損部を大きくするようにしていて、上部構造はエマージェンス・プロファイルを無視した豊隆で作っている。

下顎義歯の不快感による、インプラント補綴の下顎優先治療で良いのか？
例えば上顎が無歯顎のときなどは下顎からの圧力が大きくなり、上顎前歯がフラビーになることが多い。また、ＣＴなどで骨の状態を確認すると、インプラント埋入場所と同じように上顎の骨が退縮していることが多い。

上顎のインプラントを優先して治療した方が良いのではないか？
また、インプラント治療をするときは力のバランスを考えた埋入をした方が良い。

高齢者に埋入する場合に、治療後に歯科医院のメンテナンス依存症にならないように、セルフメンテナンスを目指すべきであり、さらに高齢者は痴ほう症になるおそれもあるということから、将来は口腔内から全身を治療できる口腔内科医の育成が求められる。



ＤＴ：野口直忠