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2012年3月24日土曜日

アタッチメント義歯  その3

アタッチメント義歯  その1
アタッチメント義歯  その2  からの続きです



写真はメタルボンド・ブリッジと金属床をアタッチメンを介して繋げたところです。

実は金属床を製作する段階になって、アタッチメントのメールの取り付け角度に問題が見つかりました。


 写真からも分かるように、支台歯の位置と歯冠形態からすれば仕方なさそうですが、メール取り付け位置が唇側に出気味です。特に左側。

さらに、メール取り付け角度がメタルボンドの歯軸に合わせたほうが構造上都合が良かったものを、咬合平面に対して垂直に付けすぎてしまっています。

メールの位置、角度と、遊離端欠損部の骨吸収の具合を考慮すると、着脱のためのブロックアウト処理が審美領域を侵してしまいます。




そこで、金属床製作時に通法では付与しない前装部の内面に、僅かなカーブを付与しました。
それでも頬側クリアランスは充分ではありませんが、カーブを付与した分だけ僅かに改善したということです。


咬合面観

唇側面観





 前装部に歯冠色ワックスで歯冠形態を回復し、遊離端欠損部はロー堤を製作して咬合採得です。




その4へつづく

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