「オープンバイト?」と書いて写真だけ載せたものがありました。 こちら
その患者さんは1月中旬に右上7番のインプラント上部構造製作予定ということで模型をお預かりしましたが、あまりの咬合面クリアランスの無さに驚きました。
上下とも小臼歯部もインプラントです
このまま隙間を埋める補綴を施していったら。。。
正面観
臼歯の低位に伴い前歯がオープンバイトになっています
現在の一般的な考え方では臼歯部を圧下し、前歯が被蓋するまで更にバーティカルを下げようとするか、前歯を長くするかでしょうか。
技工士としてこういったケースが手元にきたとき、基礎が大事といって取り組むとしたら、やはりこの顎位で接触させ安定させるために、ABコンタクト、3点接触といったものに終始するのでしょうか。
歯科補綴とすれば当然のように噛めないといけないということから、
隙間を埋めることになりますが
その処置が状態を悪化させるものとなる場合もあります
左上小臼歯部がピポットとして偏位の原因になっています
そこで、上部構造の製作に入る前に「下顎骨前方回転による臼歯挙上及び前歯被蓋」を試させてもらえないかとの話を先生にしたところ、「やってみていいよ」と承知してもらえたので、そのための装置を作らせてもらいました。
何を言っているかというと・・・
この方向に下顎を誘導してみよう、ということです
そして、寝ている時だけしてくださいという装置を入れ、今日のアポイントに至りました。
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