他社がCAD/CAMの普及と、それに合わせての使用材料の変化に対応しているなか、自分も前に進まないといけないという会社の動きではないかと思います。
喋り手は小野寺氏。
CAD/CAMに関しては3Shapeとデジタル・インプレッションについてで、印象も模型も要らなくなり、今後は材料の差が無くなるということでした・・・・
CAD/CAMでは積層法のレーザープリンター方式で、バーによる切削より細部の表現が可能になり、模型のアンダーカットなども、ある程度は許容できるという利点を持つそうです。
このブログでも近々にコバルト・ボンドについて追記しますが、コバルト・ボンドについても触れていました。
コバルト・ボンドはセラミックが酸化膜に焼き付いている部分は問題ないけれど、酸化膜とコバルトとの接着に問題があるらしく、ヘレウスではジルコニア・アドヒーシブ(10分/1050°)に加え、コバルトのアドヒーシブを提供するらしいです。そちらも焼成は1050°で10分だそうです。
また、ジルコニア用セラミックとしてヘラセラムという陶材が出るそうです。
そちらはヒートレート100°で焼成でき、特殊リューサイトが入ったものということです。
若干暗めに仕上がるということですが、ジルコニア・セラミックがオペーク処理を施さないと明るめに仕上がる傾向があることから、妙に興味をそそられます。ステインセットも見てみたいです。
ヘレウスでは1年を通して小野寺氏から技工の要点を教わるマイスタースクールというのを行っていて、サヤカのスタッフは3名が修了証をいただいています。
リポート 恩田 野口
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