【高橋先生】
先日もちょっと触れた高橋先生の接着の講演です。
これはサヤカの恩田にお願いして受講してもらいました。
以下、恩田の報告をもとに列挙します
・感じたキーワード「メタルフリー」
・歯科医療も商売
商売→安く仕入れて高く売る
直接経費×5を商売としての方程式と考えるならば、メタル代がかからず材料代が読めて、
技工代の目安が分かり、患者が喜ぶオールセラミックは商売しやすい
・東京の歯科医院では
08年くらいからMBとオールセラミックの逆転現象(金属の高騰)
ブリッジが出来るオールセラミックが普及(ジルコニア)
『オールセラミックの価格』
15万 以上 (24%)
10万~15万 (60%)
~10万 (16%)
・ハイブリッド(エステニア)の技工料金
だいたいこれくらいでしょと、数字を・・・
・インレーの接着(エステニアなど)
エナメル調色したものを使うと歯牙に溶け込む
デンチン調色のものはダメ (安易にパナビアなどは×)
エステティックボンドが良い
・対 ジルコニアの接着
シリカではないことを考えなければならない
ジルコニアは金属酸化物である
・ハイブリッドの接着
ハイブリッドの内面はサンドブラストをして、シリカの頭を出すことが大事
そうしないとシラン処理が効かない
・ファイバーコア
歯根の清掃をしっかりやり、1~1.5mmのフェルールを残すこと
・3万円の壁
2万5千円でハイブリッドが入れられれば、患者は自費になる
高橋先生の出してくれる接着の表はとても重宝しますが、話を聞いているとグッタリします。
報告に従い「08年くらいからMBとオールセラミックの逆転現象」と書きましたが、
10年以上前の高橋先生の講演では、MBとエステニアで逆転現象が起こっている
と話していました。
となると、現在では高い順に
・オールセラミック(ジルコニア・セラミック、e.maxなど)
・ハイブリッド
・メタルボンド
ということでしょうか???
その10年以上まえの講演会のとき、実は私は質問の時間の時に手を挙げてクレームを述べました。
これが標準みたいな値段の話を出しまくるのを迷惑だと言ったのです。
歯科医院といえども色々です。病院の場所から先生の育った環境、将来の目標まで様々でしょうし、患者さんから信頼されるかされないかの人間性なども色々です。技工士も同じです。
補綴物の単価が高い安いなどと、私は一段高いところから言われたくありません。
まるで歯科医療のことを分かりもしない税理士に「技工料金の占める割合を下げましょう」「その方が医院のためです」と言われているような気になります。
人のためになり、人に喜ばれ、人から頼りにされるなら、それなりの対価があるのではないかと思います。逆も同じですし、蒔いた種の花しか咲かないと思っています。
聞いている人で自分の設定した料金の方が高い人はどう思うでしょう
低い人はどう思うでしょう
歯科医師と担当技工士が一緒に聞いていたら、どう思うでしょう
ちょっとアレですね・・・
やはり私は表だけでよしておきます。
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