弊社の佐野もまた試行錯誤が好きな漢ですので、遠回りをしたのでレポートが遅れました。
元々メーカーしていの混液比がありますが、では混液比を変化させたらどうなるのか?も含めて実験を重ねました。
内埋没はメーカー指定混液比100%ですが、70%から5%刻みに試してみると、これが見事に膨張の足りなさが直線グラフのように出ました。
モノの作りとして安定しているという実感を得られたものです。
全体の使用感は。。。
これまでの耐火模型埋没材は共通して表面のガサガサ感があったと思いますが、イノベストMPは硬石膏のようなツルツル感をもっていますし、鋳型が硬く、粒子がとても細かいので鋳肌が非常にキレイに仕上がります。
「埋没60分で900℃の炉内投入のヒートショックで1時間後に鋳造が可能」
とはメーカーの推奨工程です。
サヤカでは900℃のヒートショックまでは一緒ですが、使用金属との相性から900℃の1時間係留から1040℃へ上げ20分の係留をしてキャストしています。
適合を維持したまま埋没からキャストまで2時間20分で鋳造完了するという短縮は、メタルプレートを手掛ける上で物凄い革命ではないかと思います。
さらに物性から得られる鋳肌の見事さなどを合わせて考えると、今後の金属床製作はイノベストMPの独壇場になるのではないかと思っています。
全域で爪が引っかからない適合です
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