火曜日の午後は恒例といっていいほどの咬み合わせ臨床実習でした。
写真の方は前歯フレアーアウトを伴うディープバイトと正中が半歯ズレています。
初診時
2013年8月6日
ブラケット前の拡大床のみのコントロールで
臼歯内側傾斜が改善し、ディープバイトも改善傾向にあります
なぜか正中も良い感じに・・・
咬合を学ばれている方で「矯正は審美だから」という方もいらっしゃいますが、咬合を歯の接触だけに留まらない視点で観察すると、劣成長を伴う咬合異常というか骨格異常に対するアプローチが必要になり、どうしても矯正の知識や技術が必要になってくるのではと思っています。
補綴もその視点にたって初めて、口腔環境の改善につながる補綴ができるものだと、私も最近になってようやく理解しました。
歯を失う環境はそのままで「失った部分を再現する」では、失った部分の一時的な回復であり、失う原因は「かわらない」まま放置なのだろうと思います。
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