2012年11月30日金曜日

インプラントCAD/CAMミーティング 2012 【番外編】

今年のインプラントCAD/CAMミーティングにも・・・

あの オトコ がいました。


ようやく男になった、あのオトコといえば!


大信貿易のバシコどぅいっす!
満面の新婚営業スマイルです
新婚だからといって、指輪以外に何か変わったということは無いながらも、
ビッグ・イベントという空気が彼の営業魂を刺激します。
もろ刃の刃のそれは、仮に冗談で軽く肩でも小突こうものなら
余裕のない彼の中の何かが爆発してしまう類のものかもしれません。。。
そんななか、こちらシロナの小林氏は実に1年ほどの「お久しぶり」になります。

CAD/CAMで、こんなのは出来ないか?というと、そこにあるのは「シロナ」だったりするなか、今とこれからのシロナを支える男、小林一平氏です。

シロナ製品、シロナ関連のご用命は「イッペイ」までどうぞ。
ラーメンではありません。












昨年に続き2回目ですが
インプラントCAD/CAMミーティングは良いですね。
何かに偏った空気がありません。


2012年11月29日木曜日

インプラントCAD/CAMミーティング 2012

インプラントCAD/CAMミーティング2012に参加して。

去年好評だったインプラントCAD/CAMミーティングですが、今年も第2回としてパシフィコ横浜で開催されました。



なぜインプラントとCAD/CAMで2分野で共同開催するのか?
その疑問はプログラムを見て少し納得できた気がしました。

それは大手・主要インプラントメーカーは自社ブランドとしてCAD/CAMシステムを持っていたり、またはガッチリタッグを組んでいるCAD/CAMメーカーがあり、
トータルソリューションとしてインプラント技工をサポートしているということです。
今やインプラント技工はCAD/CAM無しでは考えられません。
決して楽になったわけではありませんが、今まで加工できなかったジルコニアやチタンを使えるということは大きな革新だと思います。

また最近はインプラントにおけるトラブルに対するネガティブキャンペーンが一部で見られます。
CT診断も含めてガイデッドサージェリーの有効性は言うまでもなくそのような残念な風潮を打開できる策とも言えます。
安全確実なインプラント治療のためにCAD/CAMをはじめとするデジタル化は時代が求めている必然ということです。



デジタル化によるトータルソリューションの流れ(例)
CT診断→ガイデッドサージェリー→口腔内カメラ印象→CAD/CAMで加工→技工士による仕上げ
システムによっては作業模型さえもCAD/CAMで加工してしまうものもあり、驚くものにバーチャル咬合器などという画面上の咬合器で診断するものもありました。
CTのデータをCAD/CAMで共有したり連携がうまくできているシステムもあり、本当に関心しました。

このようなシステムを使いこなし、演者の方々は素晴らしい症例を発表されていました。
おなじみの演者の方も多く、このミーティングで発表されている方々は時代のフロントランナーなんだな、とおもいます。
中でもマージェンスプロファイルをどう仕上げるか?サブジンジバルカントァーはレスかストレートか?

インプラントと天然歯が隣り合っている場合、インプラント同士のときのパピーラは?その時の骨の状態は?
そもそもプラットホームスイッチングか?マッチングか?
様々なサジェスチョンが繰り広げられ、エビデンスであったり予後観察であったり今回のホットなテーマだったような気がします。

ただインプラントを埋入してCAD/CAMで上部構造を加工しました~。という時代は終わって、
いかに美しくインプラントだと気がつかないような自然なエマージェンスプロファイルを与えるか、そしてそれを維持できるか、
そのためにCT、ガイデッドサージェリー、CAD/CAMによるアバットメント&オールセラミック
それが今のトレンドなのだなと思いました。

メーカー展示のCAD/CAM機などもいろいろ見せてもらいましたが、本当に見るたびに進化していて、ついていくのが大変だと思います。
新しいメカを導入する際はこの戦国時代を勝ち残るシステムを吟味する必要があり、悩ましい問題かと思います。

サヤカは各メーカーと親交がそれなりにあり、いつも新しいものを見せていただくのは割と早いほうかなと思いますが、常にアンテナを張って、このようなイベントは積極的に参加していく必要があるな、と思います。



レポート:恩田典之

5D Japan スペシャル・ハンズオンコース 

26日と27日の月曜日と火曜日の日中ですが、麹町にある白鳳研修センターで催された「5D Japan Special Hands-on Course」に、大宮の大竹先生と参加してきました。
平日ながらも、1日8時間(昼込)のビッチリ講習です。

講師の先生はインプラントCAD/CAM学会でも公演をされた、Christian Coachman先生です。

 

1日目はスペシャル・レクチャーでした。
Christian Coachman先生は歯科医師でもあり、歯科技工士でもあるということから、「歯科医療を行う上で、歯科医師と歯科技工士が、どのようにコミュニケーションをとるか」ということを双方の立場から考えられていて、例えばそのためのツールを自作したり、そのツールを互いに使ったうえで情報交換は何を活用し、どうするべきだ等々と、明日からでもすぐに役立つ話が盛りだくさんでした。

患者さんの本物の笑顔を取り戻すためには、どのような写真をどのように撮影し、どのように判断していく必要があるのか?などは、分かっているようで分かっていなかったことばかりで、なるほどと感心するばかりでした。。。

色々な技術や技法は患者さんの満足のためにあるはずですが、現実のインプラント治療でそういった結果が得られているのか?ということについても考えさせられました。
「目的を達成するために外科処置を繰り返した結果がこれです」と写しだされるスライドには、よく見るインプラント治療後の口腔内写真が何枚もありました。

変な話ですが、適合する、色が合う、構造が凄い、材質が白いだのと、勿論大切なことばかりではありますが、患者さんが求めている「本物の笑顔」のためには何が足りないのか? どうにも出来ないのか?どうするべきなのか?という『患者さんの求める結果』がおざなりだったのではないか・・・とさえ思ってしまいました。

患者さんが本当に喜ぶ結果を導き出すためには、歯科医師と歯科技工士が高い次元で分かり合い協力し合わなければならないということを、沢山の臨床ケースで細かな技法の解説を交えながら伝えていました。


2日目はハンズオンコースです。
途中まで製作されたインプラントBrの歯冠形態をコンポジットで回復し、足りない歯肉部分を口腔内での直接法に見立てて模型上で色づくりをしていくというものです。


Christian Coachman先生の技法も誌面やスライドで知るのと、実際にやってみるのとでは全く違い、ステップごとに進むなかでは学ぶことがとても多かったです。受講されている先生、技工士さん方は、ほとんどの皆さんが全国で講師をされている方々でしたが、作業に入ると皆さん真剣そのものでした。




2日にわたる講習を受けて感じたことは「これからインプラント治療が変わる」ということです。

患者さんが選択する歯科医院によって『結果』が全く違ってしまう、とさえ感じてしまいました。




 

2012年11月26日月曜日

5D Japan

週末は大阪へ。
今日は5D Japanのレクチャーでした。
明日は今日学んだことを元に、ハンズオンセミナーです。

弊社の恩田がAll-on-4のハンズオンセミナーで、お世話になった志田和浩さんや、パナヘラのセミナーで、ご一緒させて頂いた関克哉さんともご一緒させて頂いきました。

明日以降に、もう少し詳しくレポートします。





写真は三軒茶屋でBeauxArtを開業されている関さん。


5D Japan   スペシャル・ハンズオンコース レポートへ
 

2012年11月22日木曜日

マルチユニット  ネジ

インプラントレベルで印象が採られ、歯肉の高さを模型上で確認しながらマルチのサイズを決定し、第一プロビジョナルまで進めることがあります。マルチのアングルの場合はアクセスホールとインプラントへの固定のネジは角度的にずれていて、問題なくインプラント体に固定できますが、マルチのストレートの場合はセット用ネジと同一軸上で回転が一緒のため、上部構造を外そうとセットようネジにトルクを掛けるとアバットメント自体のネジも緩んでしまいます。
(手順がどうこういう部分は触れません)

かなりマニアな話でスミマセン・・・
マシンドライバーも購入しましたが、複数本所有するとなるとアレなので、自作もしてみました。





 意外に使えます

徒然なるままに

急に寒くなりました。

朝晩は少し前の感覚とは全く違うものになりました。



そんななか、もう年末ですね。
来年の弊社のカレンダーも届き、クリスマスと忘年会を兼ねた「お楽しみ会」の景品も届き、お歳暮の準備も済ませ、年賀状の手配もしました。

それでも、まだ何か足りないのでは?見落としがあるのでは?と気を病んでしまいます。
歳のせいでしょうか。

無理して気持ちだけでもユラユラできた若いころが懐かしいです。



そんななか、弊社スタッフが靴の左右を間違えて出社してしまいました。

「間違えて来ちゃいました・・・」
微笑ましいですね。


サヤカが出来た当初も、当時のスタッフの1人が左右の靴を間違えて出社したことがありましたが、その方の場合は左右の靴の色も違っていましたw  黒と茶の革靴です。。。








週末はインプラントCAD/CAM学会ですが、弊社からは恩田が参加し、私は大阪の「咬み合わせ勉強会1年コース」の最終回への参加で、週明け月曜日と火曜日は5Djapanのレクチャーとハンズオンコースです。



 

2012年11月20日火曜日

インプラント イミディエート その3

その1
その2 からの続きです


アンカーピンと後方の残存しを頼りに模型に戻し、ガム色を盛り付けていきます。



 
 おおよその形が見えてきました
 
 口腔内において、3Mのプロテンプでシリンダーと固定していくため
プロテンプの流れる道をつくっておきます

 ラボサイドでの準備完了
 
 
 
 
プランはプランとして、オペにはそれぞれドラマがあるそうです
そういうときの対応力が差なのかもしれません
 

口腔内でプロテンプによる固定が終わったもの
 
ここから必要な部分を残し、不要な部分を削っていきます
与えられた時間は「後方にインプラントを2本追加するから、その間に仕上げてください」です
 
 
 
フラップの縫合があるので、粘膜からは一層削ってあります
 
装着直後、調整前
 
 


インプラント治療にも色々ありますが、All-on-4のように即時荷重を前提とした術式は、メーカーのサポオートを含めたチームアプローチが、それぞれの力を惜しみなく出し合って成し得るものではないかと感じます。

イミディエート・ローディングが全てに勝るなどとは思っていませんし、ディレートならではの利点も沢山あると思いますが、「イミディエート・ローディングが出来る」ということは「出来ない」ことよりも多くのことが分かっていなければなりませんし、出来なければなりません。

私はインプラント・オペの空気感がどうも苦手ですが。。。
今回のイミディエート・ローディングでの立ち会いは緊張しましたし、学ぶことが多かったです。

ざっくり、それでも的確に表現すれば
今後の、どのようなインプラント技工にも大きく影響する、というものです。



オペから一ヶ月ちょっと経過した12月26日の状態です  
こちらで紹介しています
 


その4

技工担当  小林 恩田
 
 
 

2012年11月19日月曜日

インプラント イミディエート   その2

その1からの続きです

 
クリニシャン上でのインプラント埋入予定のポジションが再現されます
 
 
出来上がった模型からもわかるように、前方の2本の埋入深度がかなり深いことが分かります。
サージカルテンプレートをセットする際に、骨形成が必要になるようです。


咬合採得、排列試適を済ませたものを、前方の残存歯を模型上で削り、およそ理想的な排列を施して、シリコンコアを採ってにGCプロキャストA2に置き換えます。


サージカルテンプレートではインプラントレベルの再現なので、前方装着予定のマルチ・ストレートと30°傾斜埋入予定の後方用に30°のアングルを模型上でセットします。

アングルの固定は容易ですが
ストレートは難しいです
(この件は、後日レポートがあります)

 
先ほど作ったイミディエート用のTEKをテンポラリー・シリンダーの位置に合わせますが、このときに程々の遊びをもたせておきます。
特に今回のような骨形成を含むオペということから、前方には大き目の遊びをもたせておきます。



効率を考え途中までは人工歯を利用して作業を進めますが、大きさや形態が限られてしまいます。一塊のレジンに置き換わってから自由に形態修正ができるよう、排列後の歯肉形成はわざとラフ(オーバーめ)にしておいた方が良いと思います。
 
 
その3へ 
 

 

 

週末のこと

土曜日は浦和の歯科医院で臨床実習でした。

低位咬合、叢生などの明確な問題を認識して対応が出来れば、今後の歯科医療は新たな展開に臨めるのではないかと思います。

まさに、それらに関することで、日曜日には東京医科歯科大学の同窓会でブラキシズムに関するセミナーがありました。
私も以前からお誘いを受けていましたが、昨日は伺えませんでした。
田中武先生も受講されたようですが。。。

今月の14日には毎度おなじみの「ためしてガッテン」で『寝ても疲れがとれない 発覚!悪魔の歯ぎしり』という題で神奈川の佐藤先生が歯ぎしりにも種類があるんだと表現されていました。


私といえば、少し前に「歯科医師のための睡眠医学」を購入していたので、そちらから情報を整理しています。


クインテッセンス出版株式会社





さて、久しぶりに本の話ですが、徳川家康はようやく20巻をさまよっています。
全26巻なので、残りがすくなくなって寂しい気もしますが、冬の陣、夏の陣に向けて楽しみたいと思っています。



 

2012年11月15日木曜日

インプラント イミディエート   その1

今日は午前中からインプラント治療に立ち会ってきました。

右上743、左上37の残存で、バーティカルの安定のためインプラント・オペまで抜歯をしないようにしていました。


サージカル・テンプレートは残存している歯牙にインスペクション・ウィンドウを設けました。
届いた状態のサージカル・テンプレート
このままでは全然使えないので、数時間費やして調整していきます
 
 
大人の事情でアンカーピン2本ですが、
後方の歯牙とアンカーピン2本を頼りに位置決めをしていきます。
 
イミディエイト用の模型製作のため、
調整後に模型に合わせ、ウィンドウ部の窓埋めをします

シリコンを流し。。。

石膏を注ぎます
 
 
 

2012年11月14日水曜日

ファイト!

昨日は午後から歯科医院で咬み合わせ臨床実習の立ち会いでした。

午後2時からひっきりなしの患者さんで、午後9時半頃までてんてこ舞いでした。
その後に模型チェックと反省会も・・・

なぜか今週は同様の立ち会いが金曜と土曜にもあり、明日の木曜日はインプラントAll -on-4のイミディエート・ローディングの立ち会いです。

最近は月がかわってカレンダーをめくってもズラっと予定がビッシリなので、キャパのない私は頭と体が同調していないように感じます。



細かなことでもメモをしてミスのないようにと思ってペンを握ると

何を書こうとしていたか忘れてますw





ファイト!



 

2012年11月12日月曜日

バシコ氏  舞う

あの、大信貿易バシコ氏が!
あの、バシコ氏が・・・
とうとう、やりました



ピントは合っているらしいです

ピントは合わせたらしいです。
これほどの「どや顔」は見たことがありません・・・

「よく見りゃれぃ、俺はやったぜぃ」と、目が言っています。

【ブレない瞬間を激写】
人には言えない彼の感情が、右腕あたりに漂っています。。。


バシコさん、おめでとうございます
末永く御幸せに♪



大信貿易の取り扱い製品などのお問い合わせは
何なりと「バシコ」までどうぞ