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2011年5月31日火曜日

咬合紙

咬合紙は意外に人それぞれだったりするところがありますが、私が普段使っているラインナップを紹介します。


小さなエリアから中くらいのエリアでの使用は、普段は「こうごうし1/4」と「こうごうし1/2」を使用します。咬合紙を使って手が汚れると模型も汚れるので、セロファンでハンドルを付けています。



1/4は最大3歯までですが、1/2になると一般的な片顎まで使えます。ちなみに0.03mmです。
精度に応じて右に3つ並べてあるHNELの0.012mmまで攻めていきます。
(ケースは松風のですが・・・)



また、全顎のもので例えばスプリントなどに便利なのがブルーレッドです。
0.065mmと厚みはありますが、裏表で赤青になっておりハンドルも付いていてザックリいくとき便利です。
こちらも攻めるに従いHANELの両面から片面の0.012mmに移行していきます。

ただ技工物のバイトの高い低いは咬合紙の問題ではなく、マウントや患者さんの咬み方、技工士の捉え方処理の仕方などに影響されることの方がはるかに大きいので、咬合紙はしっかり印記してくれれば厚みはそれほど問題ではないのでは?などとも思ったりします。









Nobel Biocare 社長

ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社の代表取締役社長が来社しました。



一緒にみえたのはエリア・マネージャーの瀬川さんと、このブログで常連のピカピカ竹澤さんです
1時間ほど話をさせていただきましたが、物腰の柔らかい、それでいて奥行きのある人柄からは、さすがノーベルの社長さんだなと感服させられました。


ジェニオンに関しては、サヤカで購入する前から色々な噂を聞いていましたが、今は購入して良かったと思っていますし、まだまだこれから進化していくモノですから、ある意味では我々購入者もその進化に貢献していくべきものだろうと考えます。
F1のミハエル・シューマッハがメカニックに無理難題を言い続けた結果、フェラーリは強くなったと聞きます。同じようにクライアントの我々は使いこなす努力をしながら、問題点や要望をメーカーに対してドンドン言うことにより、私たちを含め多くのものが進化していくのだろうと思います。

今度時間をつくって、以前に恩田がセミナーで伺った幕張のプラントに、私も伺ってみようと思います。「トータルソリューション」という言葉でまとめてしまうと簡単ですが、トータルソリューションを構成する一つ一つは、それぞれ大変な努力の末に存在しているものだと思います。
山本真氏設計の机なども見てみたいですし、全体からするとプラントといえども、それはほんの一部だとは思いますが、実際にお邪魔して会社をはじめ社長の熱意なども感じ取れたらと思います。






山本氏設計の机というのは、これでしょうか?
実際に見て、触ってみたいものです。











2011年5月30日月曜日

N●K 受信料

サヤカのO氏のもとにN●Kから受信料の請求がありました。
これまでの「払ってください」のような軽い姿勢ではなく、強行突破の様相だったそうです。

群馬の実家から出てきて独り暮らしをしていた本人は、払う気があるとか無いなどというものではなく、もともと自動振替になっておらず、また普段から家には居ない状態が常だったので、「払う環境を逸していた」というものだったと言います。

もちろん、だからこそ今回の請求に対しては「それでしたら払いますので」と対応したというのですが、その金額はなんと11年分で18万円とのこと。。。

これはちょっと厳しいですね。
それでもカード決済ですぐに対応したというのだから、潔さは満点です。

N●Kも相次ぐ不祥事などで、色々大変なのかもしれません。
結局はお国のやることですから、死んでも国家として成り立たせるよう意地を張らなければ秩序がなくなってしまいます。

子供の給食費を払わないアホな親もいたりしますが、勝手な理屈を頭でこしらえて社会通念上の常識を逸脱することは良いことではありません。主張するなら市議、県議、国会議員と立候補でもして法を変えれば良いのです。体の良いとはいえ、法治国家ですから。

以前に技工所では従業員のために年金に入っていないオーナーが多いと書きましたが(コチラ)、それも同じようなことです。「どうせ年金なんてもらえない」「払った年金の6割以上は公務員の人件費」などなど色々ありますが、現実に年金が払えなくなるという体制は、戦争などでもない限り、やはり国家として取れないものだと思います。ですから今朝の新聞でも2015年までに消費税10%の記事が出ていました。ヨーロッパのように高い消費税率(コチラ)にすると、随分と環境も変わるかもしれません。そのときになって加入しようとしても遅いというものです。むしろこれらを言い訳にして悪用しているのは、技工所のオーナーだと思います。

どうせもらえないモノにお金を払うのは無駄でしょ?と従業員を説き伏せて、機材の新調と自分の口座が膨らむようにしています。

厚生年金も常に働く人が5人以上いる会社では義務です。
決められたことは守って払うものは払い、受け取れるものは受け取るというルールを都合の良し悪しでやっていたら、まるで徳川体制の末期のようです。

払うものを払って体制を維持することに貢献しているからこそ、大口も叩けるというものです。私たちも国家運営の参加者として、構成要素の一員として、年金がどうの税金がどうのと言える、普通の社会人でありたいものです。

サヤカでは厚生年金ですし、退職金共済も加入しています。
だからこそ、O氏も苦虫を噛み潰す思いをしながらも、潔く払うというものです。

週末 インプラント説明会など

昨日の日曜日は東京で噛み合せセミナーに参加してきました。
話す側での参加でしたが、受講されている先生方の取り組み姿勢には、とても熱いものを感じました。机の前で技工物を作っているだけではなかなか分かりませんが、上っ面の口腔内環境にとどまらず、多くのものを要求する患者さんと毎日のように真剣に向き合っている先生方は本当に大変で、真面目な先生ほど相当な心労を常に持っているということが、改めて分かった気がしました。


土曜日はインプラント説明会でしたが、事前の予約の倍以上の患者さんがみえました。
「他院でインプラント治療をしたけれど、インプラント体が露出してしまって・・・」
「突然3本抜歯されて入れ歯にしたけれど、それ以来まともな食事が出来なくなって・・・」


多くの方々が問題や悩みを解決、あるいは多少でも好転させることができずに、半ば諦めに似た状態で済ませていることが多いのだろうと思います。

私の知ること、私の出来ることで少しでもお役に立てればと思うと同時に、無知の知ではありませんが、学ぶほどに知らないことだらけだということも実感します。

熱い先生方に負けないよう、私も頑張ります。

2011年5月28日土曜日

ヘラキャストIQ 不調

昨日からヘラキャストIQが、時折エラーメッセージが出てしまい不調です。


とりあえず電源落としてリセットすると、どうにか立ち直って再びキャスト出来るようなので、そのまま何度かやっていましたが、とうとう鋳造ミスをするようになってしまいました。入りません。

昨日電話して今日の対応ではなく、明日の土曜日に来てくれるということですが、私はインプラント説明会の演者側の出席なので会社にいません。それ以外でも渋谷に納品に行く者、BPSデンチャーについて話をしたいというドクターと会いに行く者と、出払ってしまいます。
時間帯によっては誰もいないかもしれません。


サヤカのヘラキャストIQは、おそらく日本でも数台しかないイワク付の鋳造機で、これまでに数度のオーバーホールを含め、10回以上修理をしたモノです。

ここ1年弱は安定して使えていましたが、機械モノですので故障は仕方ないですね。
今日(金曜)はスルーですが、明日以降の対応に期待します。




そこで。


遠心鋳造機のお出ましです。
振り向いた恩田を見たときは「キアヌリーブス」かと思ってビックリしてしまいました。

ちょっと口元に「芸人魂」のためポージングの影が出てますが、決して気にしないでくださいw








2011年5月26日木曜日

JIADS の バイト

サヤカでは恩田がJIADSのインプラント・コースで学んだという話は以前にブログで紹介しました。
こちら

JIADSで学ばれたドクターは、ここぞというバイトを専用のレジンキャップを使って採ることがあります。技工サイドでの難点は、模型を傷つける可能性が増えるということですが、そこらへんは充分に気を付けなければなりません。

また、咬合器への装着までは問題なくいったとしても、マウント後にバイトを外すときにも注意が必要です。



この状態から普通に指導ピンを持って開口させるような運動をすると、支台歯などが損傷します。
バイト用レジンキャップが支台歯や対合歯にシッカリ適合しているので、それぞれの着脱方向に合わせて抜かないとダメだということです。


クラウンブリッジで使用する咬合器はほとんどがアルコン型なので、顆頭部分を外して上顎部分全体を持ち上げます。




自然と浅く作ってある対合の方が先に外れるので、その後に支台部分を外します。


良いものを作ろうと思って工程が複雑になり、反ってトラブルの原因になってしまうということがないよう、経験や注意は必要ですね。


2011年5月25日水曜日

ノーベル ジェニオン

コンピューターはたまに気まぐれを起こしますが、例にもれなくジェニオンも気まぐれを起こします。


そんな位置にインプラント埋まっていませんが。。。



しかし、ジェニオンの稼働率が上がれば上がるほど思うのですが、やはりスキャン終了音が欲しいです。スキャン80%と100%で知らせてくれたら、効率上がるだろうなぁぁと思います。

ひょっとして、ノーベルのロバート・パトリックこと山本さんが何とかしてくれるかな。。。

咬み合せセミナー マスター模型

勉強会のときに使用するエポキシ模型製作用のマスター模型が出来ました。
多くの口出しを受けながら、佐野が完成させました。





デンチャーステインはカンデュラです。



下顎の咬合面は削合されています。
リンガライズド臼歯のように溝は付与していません。

ちなみに、これがエポキシ模型です。



2011年5月24日火曜日

モールド・トライ  e.max

エンプレスで作るかe.maxで作るか、経済的な事情で微妙に悩んでいましたが、結局e.maxで製作することに決まりました。

支台歯は思いのほか前突気味ですが、生pzですし元が元なので仕方ありません。




術前の状態です。



ホワイトワックスでモールド・トライしたところです。
衛生士さんに上唇をあげてもらっています。




普通にした状態です。
患者さんには満足していただけたようです。




これでもワックスの厚みは0.9mmを確保しておきました。
有髄でe.maxで作るので、かなりキレイな仕上がりになると思っています。






e.max EP5000 【お知らせ音】


機械には色々な「お知らせ音」がありますが、EP5000のお知らせ音にはナイスなバリエーションがあります。
携帯電話の影響なのかもしれませんが、ブザーに加えてメロディもあります。
仕事中に突然流れる優しいメロディがとても良い感じです。




EP 5000 お知らせ音たち




そういえば、ノーベルのスキャナーですが、これも「お知らせ音」が欲しいです。
小分けして読み込み作業をしなければならない工程では、終わったのか終わってないのか、いちいち画面を覗き見なければなりません。
1工程終了すると簡単な音を発してくれると無駄が無くなります。

シェード立ち会い ~ 咬み合せセミナー

今日は間もなくシェードとモールドの立ち会いに出なければなりません。

先日紹介した「友達の結婚式へ出るので」という女性の中切歯2本です。
有髄で処理したいため、形成量を抑えてe.maxで薄く被せられないかをWax Tryで試してみます。
また、今日伺う歯科医院で隔週で火曜日に集まっている咬み合せセミナーが14時からですので、今日は一日戻れないかもしれません。






昨日の夕方からはJIADSの銀座で中村組のケースプレゼンテーションがあり、佐野が参加してきました。4人目で発表した神山先生とのケースで前歯部のジルコニアを担当したものです。
昨日は佐野も16時半に会社を出たのですが、懇親会も参加し帰社は叶いませんでしたw

2011年5月23日月曜日

Vintage MP

Vintage MPについて、発売当初からずっと使い続けた感想を書きました。
先日もマージンポーセレンの硬化液について少しかきましたが、今日は全体について書きました。

良いところ悪いところと、極めて個人的な感想ですが、思ったままを。

しかし、読み返してみると、かなりマズイなという感じがするのでやめておきます。

ステインは良いですよね。







さて、また本の話ですが、とうとう司馬遼太郎の「峠」【上】を読み終えましたw
ようやくですが、【上】の後半にかけて面白くなってきました。昨夜から【下】に入りましたが、ここからは加速していきそうです。

ちなみに先日書いた道尾秀介の「シャドウ」は結構楽しめましたが、やはりこういった作品を読むなら東野圭吾なのかな、という気がしました。

2011年5月20日金曜日

健康 ‐ホメオスタシス‐

自分はどちらかと言えば健康だろうと思います。

ただ数年前から怪我をすると治りが悪くなりました。
ちょっとした傷でも副腎皮質ホルモンを付けないと、かなり長い時間治らなかったりします。

似たような症状で苦しい思いもしましたが、どうもこれはあの明智光秀が患った病気と同じなのではないか?と思い、彼が数年かかって立ち直った元とされている朝鮮人参が自分にも効くのではないかと考え、数か月前から飲んでいます。

まず粉末の朝鮮人参を購入しました。
それを熱湯で溶いて水で薄めて飲みます。最初のうちはカップラーメンなどに入れていましたが、あまりの不味さのためやめました。どうせ不味いなら、一瞬で済ませたいということで、熱湯で溶いて水で薄めて一気飲みです。知っている人も多いと思いますが、朝鮮人参の粉末は「土の味」です。稀に「香ばしい味」などと評する人もいますが。

5000円で2か月分として購入した朝鮮人参粉末もそろそろ無くなる頃に築地へ行ったとき、韓国の店があったので店主にその話をしたら「こっちの方が断然効くから騙されたと思って買ってごらん」と言われて買ったのが写真の商品です。

紅朝鮮人参というものらしいです。

ネットで検索してみようと思いましたが、日本語や英語などは一文字もありません。

左の箱が紅朝鮮人参をドロドロの半液体にしたもので、小さなスプーンが付いています。味は当然不味いですが、朝鮮人参粉末ほどではありません。値段は1ケ月~2ケ月で4000円のところを3000円にまけてくれました。
右の箱は顆粒のもので、1000円で売っていましたがサービスでくれました。

体調の変化は感じませんが、これらが無くなるまでは続けてみて、無くなった後の自分の状態を見て、その後再開するかどうか考えます。

その店ではチェリー酢なるものも売っていました。日本ではリンゴ酢がメジャーですね。
リンゴ酢ほど酢っぽくなく、飲みやすいものでした。



そしたら先日、毎度おなじみ岩瀬の鈴木君が写真のチラシを持ってきました。
色んなものを売っていますね、岩瀬歯科商会。。。



酵素酢飲料 1000ml で4000円くらいです。 たかっ!

7~10倍に薄めて飲むので実際はそれほどでもありませんが、普通に買うにはちょっと高い値段です。10倍に薄めて専用ボトルに入れたところを写しました。




こちらはキウイフルーツ味ということですが、これは美味しいです。
リンゴ酢、チェリー酢とは全然違う美味しさ、爽やかさがあります。お酒にも合うようですね。


私の6つ歳上で健康オタクの先輩がいます。
その方は常に健康のことを考え、運動したりサプリを採ったりしながら
「健康のためなら死んでもいい」と言っています。

健康を気遣われる方、如何ですか?



2011年5月19日木曜日

歯科用 硬石膏 GC

歯科医院で真空練和器を持っているところは意外と少ないと思います。

私は卒後3年ほど医院内ラボで勤めていましたが、そこの歯科医院ではKerrの真空練和器がありましたし、そこしか知らなかったので歯科医院に真空練和器はあるのが普通だと思っていました。

その後コマーシャルラボへ勤め先が変わり、取引先の歯科医院へ出入りさせていただくようになって、多くの歯科医院には真空練和器が無いということを知りました。

歯科医院にとって真空練和器を入れるメリットは石膏に気泡が入りにくくなることですが、デメリットとして購入資金、設置場所、スタッフ教育などがあるそうです。

ここら辺が微妙なところで、少なくとも技工士の観点とは異なります。



ある歯科医院ではスタッフでの話し合いを行ったうえで真空練和器の導入を諦め、手練和で可及的に気泡を入れない方法を模索することにしたそうです。。。。


計量方法など細かいこともありますが、真空練和器を使わないで、なるべく気泡を入れないようにするにあたって大事なことは練和時間のようです。。
これは現状の問題点をGCに相談したところ、クリーミーになるまで練和すれば脱泡されて気泡が入りずらくなる、との回答を受けてのことだそうです。


 実際に実験してみた映像です。

左から 「15秒練和」 「30秒練和」 「60秒練和」 「60秒練和」と並んでいます。
見た目からも明らかなように、15秒は気泡も多く混ざりきっていませんし、30秒は混ざっていても気泡が多いです。それらに比べ、60秒練和したものは、微妙な混水比の違いに関わらず、明らかに気泡が少なくなっています。



大きく写したものです。


明らかに気泡が少ないです。



なんでもそうでしょうが、少々慣れてくると段々と大雑把になってしまうこともありますが、今回の実験からも材料を扱う際は、注意書きをよく読んで正しく使うことを基本としないといけない、ということが分かります。

用法用量を守りましょうという、どこかの薬のCMみたいですがw


2011年5月18日水曜日

インプラントのトレーサビリティ

インプラント治療というとインプラント体が患者さんの体内に残ります。

ずっと同じ歯科医院で治療し続けられるのなら良いのかもしれませんが、患者さんの引っ越しもあれば、医院が無くなるということも考えられます。

そうなると、患者さんの口腔内に入っているインプラントは何のインプラントが使われてて、そのインプラントシステムは今後どのようなことが出来るのか、出来ないのかが伝わる術が無くなってしまいます。

一般的な補綴物なら抜去してなどの対処が出来ますが、インプラントとなるとそうもいきません。

そもそもインプラントを手掛けていない歯科医院も少なくありませんし、それでも他院でインプラントを入れた患者さんに対応しなければならないこともあります。
でも今の環境では難しいものがあります。
インプラントの種類も覚えきれないほど沢山に増えてしまいました。


医療クラウドのようなものが出来れば良いですね。
誰がいつ、何のインプラントを埋入したのか、上部構造は誰がどのように、何の材料で製作したのかが、専用PWを取得した人ならだれでも閲覧できる、そんな感じのもの。


でも、そうなったらインプラント治療が減るかもしれませんね。。。

アクアナノデンタル 震災後


アクアナノデンタルですが、震災で製造が止まってしまい在庫での対応だったらしいのですが、今月末から製造が再開されるそうです。






口腔内環境を整えるといって、最近は色々な商品が出ていますね。テレビCMでもカテキンEXがどうのとやっています。
このブログでも結構紹介していますが、オーラマックスという写真の商品も「ふなずし由来」の新規植物性乳酸菌配合で、高齢者でネットネットの唾液の方が飲むと(食べると?)、サラサラな唾液になると聞きました。3個買うと本が付いてくるそうですw

【本当の効果は試してないので分かりません】







バーティカルディメンジョン

毎日の沢山の模型を見ていますが、ほとんどのバーティカルディメンジョンは崩壊というか、かなり低位になっています。稀に6番位置で上下の歯冠分がシッカリ残っているケースもありますが、ほとんどの場合は前も後ろも低位ではないでしょうか。

クラウンブリッジ補綴への移行時からそれは始まり、次の補綴次の補綴と重ねるたびに低くなります。




一般的には補綴治療では、低くなることはあっても高くなることはありませんし、技工士レベルの話では「低く作らないと怒られる」ということも現実にあります。

以前にもこのブログで、患者さんが「他の歯医者さんでは何でもかんでも低くされるけど、ここの歯医者さんは高い方に治してくれる」と何とも言えない良い笑顔で話していた、と紹介しましたが、もしバイトを挙げて「あるべきバーティカルディメンジョンを回復する」ことが、歯科治療のスタンダードになったとしたら、仕事が溢れてしまって歯科医院も歯科技工士も大変だろうな、などと想像しています。 





エステティックというか審美補綴治療においても、どのような世界レベルの細かいテクニックより効果的だとも思っています。

2011年5月17日火曜日

HPに悪戦苦闘

サヤカのHPを修正しました。  

修正したくて修正したのではなくて、「ちょっとココにスペースを開けようか」程度のことをやろうとしたら、間違えて大事なものを削除してしまい、その再製作・再設定とメーラーの設定に悪戦苦闘してしまいました。

にもかかわらず、今のところHPで設定したメーラーは、私のPCからは立ち上がりませんw

今度時間を作ってキチンと直しますが、今日のところは、このくらいで勘弁しておきます。。。


平日も休日も先々予定で埋まっていきます。
当てにされるということは幸せなことだと思いますし、期待に裏切らないよう何事もシッカリと努めたいと考えていますが、ただただ自分の能力の無さに滅入ります。



そういえば、先日の道尾秀介ですが向日葵の咲かない夏はアレでしたが、昨日から読み始めたシャドウは面白そうです。まだ分かりませんが、そんな予感がします。
また、伊坂幸太郎の重力ピエロは結構楽しめました。
今知りましたが重力ピエロは映画化されていたのですね。観てみたいです。

2011年5月16日月曜日

あの頃




【 音が出ます 】



そういえば昔は自分もこんな中にいたのだな、と思い出します。

校舎の向こうに見えるのは、私が中学生の頃は存在しなかったもので、
埼玉スーパーアリーナ周辺のビル群です。

手前のグラウンド、中学生が野球をする姿とは対照的な暗さも、ビル群から感じてしまいます。

Creation SEPARATING PEN



ご存知、クリエーションのマージンポーセレン用セパレートキットです。
歴史ある商品ですが、VINTAGE の MARGIN HARDEINGセットがビックリするほど使い物にならないので、未だに第一線で活躍しています。

液はそれなりに無くなるので新しく買っていましたが、ペンはもう10年以上使っていました。
見た目は随分と疲れた感じですが、特に問題なく使い続けられるので新しく買う理由も無かった訳です。

今も問題なく使えますが、あまりに疲れてきたので、いつ使えなくなっても大丈夫なように先日新しいペンを購入しました。


液体はボトルも同じでしたが、ペンは変わっていました。
普段から使っている方はご存じなんですよね。私は古いタイプを10年以上使っていたので、いつからこのタイプになったのかも知りません。


以前のペンの欠点は、ペン先が硬くて支台歯を痛めてしまうということでした。


それなので、古いペンはペン先を潰してあります。グシャグシャ状態にして先端のフワフワ部分で支台歯に塗布するように使用していました。

新しいペンもそのようにしなくてはならないと思い、NTカッターで尖った先端部に細かく切れ込みを入れていき、途中でふっと反対側のキャップをとってみると・・・



するとなんと、これまでの「ペン先が硬くて使えない」という欠点が解決されていました!
フニャフニャのシリコンのようなもので塗布できるようになっていました。
いつからこうなってたか分かりませんが、変なところで時代の変化を実感です。

しかもこれ。。。



ユザワヤなどで売られているCOPICというスケッチ用カラーペンやコミック用カラーペンと同じ殻でした。全く同じものです。

佐野がデンチャーステインのデッサン用に購入していたペンですが、一緒に並べると当然同じものなので自然に溶け込みます。


ただし、 「 MADE IN 」は、それぞれAUSTRIA とJAPANで違います。
殻などは第三国製造なのだろうと思います。

面白いですね。


2011年5月14日土曜日

e.max EP5000 バージョンアップ  for e.max impulse

先日e.max impulseを紹介しましたが、今日EP 5000のバージョンアップをしてもらいました。
(impulseのプレス温度その他はHTインゴットのプログラムと同じです)

なんとバージョンアップに来てくれたのは、このブログで何度か登場している、宮ノ内さんと、あの小林直君です。 






やはり、髪の毛を真ん中に集めて上げるスタイルはそのままでしたが、九州から一日だけ戻ってきた忙しい中、わざわざサヤカに来ていただきとても嬉しく思いました。明日には九州へ戻るそうです。

e.maxは非常に売れ行き好調らしく、グラディエーション付のインゴット(名前は会社に行かないと分かりません)、とそのための独特な埋没&プレスシステムが10月に発売されるようです。
そのプログラムも項目だけ追加されました。

また、value と opal の斬新な使用方法なども聞くことが出来、とても楽しく有意義な時間でした。

Art oral ミューターティース

もう10年以上前に、ミューターティースが本を出した記念でテーブルクリニック付の講演会を催し、それに参加して本も購入しました。

大きな丸テーブルだか、長いテーブルを四角に並べてだか、とにかく輪になって築盛のデモをやったのを覚えています。しかも聞きしに勝る女性好きで、膝に聴講生の女性を座らせてテーブルクリニックをやっていました・・・

その時にも紹介していたステインパレットがこれです  ↓


ご存知の方も多いと思いますが、これは指輪のように親指にはめて使用します。  ↓





その講演会のときも紹介していましたが、その時はそれほど欲しいとは思わず、そういうものもあるのだな、程度で聞き流していました。

しかし、最近e.maxの仕事がとても増えステイン技法を多用することが多く、しかもなるべく希釈液を使用せずシリンジの状態のまま使うため、左手の親指の爪にステイン材を微量出して使用していました。

そんなことをやっていて、先日ふと思い出しました。
あぁミューターティースのミニパレットがあれば良いんだな、と。

そこで、いつも私の無理を嬉しそうに聞いてくれる岩瀬歯科商会の鈴木さんに、ミューターティースの本を見せたり、身振り手振りでミニパレットを説明したところ、アチコチ調べて探し一週間かかって持ってきてくれました。


本はこれです。



その講演会は少人数制だったため、本にサインを書いて渡していました。



パレットは小さなものですし、作りはとてもとてもチープですが値段は5,800円くらいでした。

でも、ステイン技法が楽しくなりそうなのでグーです。