2011年12月22日木曜日

ジルコニア・クラウン ZENOTEC  その1

今日の午後に突然、あの男がやって来ました。

未来が見える、つぶらな瞳の男、大信貿易のバシコ氏です。



以前は呼んでも「担当エリアが違う」と言って来なかったのに、最近は妙にフットワークが軽くなり、今日はカレンダーを持ってきてくれました。
それでは記念にとパシャリと撮りましたが、独りで写ると彼の生き様を象徴するかのように。。。

やはり 少し ブレました


さて、最近ではコバルト・クラウンとジルコニア・クラウンが将来どのように歯科技工業界に食い込んでくるのか??ということが話題になっていると思いますが、今日はジルコニア・クラウンの先駆けのZENOTECシステムの今を紹介してくれました。




まず見せてもらったのは、CADソフトが3Shapeに変わってどう変わったのか?ということを、クラウン単冠から見てくれということで、上の写真です。

どちらが3Shapeでデザインしたものか、分かるでしょうか?
全域にわたり辺縁隆線のシャープさ、副隆線の表現などを見ても明らかなように、左が3Shapeによるデザインです。


これは、半焼結でカービングしていないものなので、深い溝や窩は形成されていませんが、カービングを施すと更にリアルな形態が表現できそうです。


これが半焼結のジルコニア・クラウンです



大きさ比較ですが、左が焼結した収縮完了後の大きさで、右が焼結前の大きさです。

この大きいクラウンをデザインナイフやカーバイト・バーなどで特徴づけをおこないます。
デンツプライ製では、焼結前のクラウンが、もう少し大きいかもしれません。


ジルコニアの透明感は焼結温度を上げれば簡単に得られるそうですが、焼結温度を上げると強度が低下するそうです。
どうやったら焼結温度を低くして透明感を出せるか?? が、開発の課題であり、他メーカーとの差なのだということです。


映像よりも、会話を聞いてもらった方がイメージが伝わるのではないかと思います



続いてその2では、これまでのフレーム色としてあった色と、半透明という色とでは、どのように違うのかを紹介していきます。   








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