その1からの続き
模型上で観察すると、やはり左側は黄色を感じます
模型から外し、白い紙の上で確認すると
やはりGCのUNIFASTⅢは黄色みがあることが分かります
用途にもよるのでしょうが、完全に透明を狙って作るつもりでUNIFASTⅢを使うと、後で痛い目を見るのだろうと思います。黄ばみがあります。
もちろん透明(Clear)を狙わないのであれば全く問題なく、むしろ物性の良さは流石のGC製品ではないかとは思っています。
最終的には患者さんの装着物となるわけで、医院から「透明レジンで」とオーダーがくれば「透明レジン」を使うのが普通だと思いますし、商品の色を説明する表記で「CLEAR」と書いてあれば、透明だと思って使ってしまいます。
技工の現場からすれば。。。
「実際には若干黄色味が残る」などの微妙な表現でも書いておいてくれると助かります。
技工の現場の教訓」としては
「Clearという同じ表記でも商品によって色の出方に差があるので、物性なども含めた差を理解して用途によって使い分ける」となり
それならということで、臨床ケースで目的別に使い分けしてみました。
床拡大装置ですが、エクスパンションスクリューのすぐ横が一番ストレスが掛かる部分です
矯正力が掛かるというのではなく、脱着の際に内側へたわませるためです
そこで、エクスパンションスクリューから第一小臼歯までをUNIFASTⅢで
それ以外の部分をRe-fine Brightを使ってみました
そして、GCといえば鹿島さんですので、早速電話して確認したところ・・・
「重合開始剤」が黄色で、どうしても若干の黄色味がでてしまう」
さらに「ちゃんとした透明であれば、UNIFASTⅡのClearを使ってください」だそうです。
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