2012年7月11日水曜日

技工の行く末  その1

そう、あの男と言えば、彼。

日本を縦に横にと渡り歩きながら、各地でやるコトはシッカリとやる男。


大信貿易の バシコ 氏です。



何の話を振っても、まずは「たとえ話」で返してくるバシコ氏は

『若い頃は1回から9回まで全力投球でいく感じですが、さすがに年齢を重ね体力が落ちてくると、途中で手を抜くことも覚えるようになりまして・・・』

と、私には全く理解できない、高尚で巧みな話術で相手を翻弄します。


そんなバシコ氏ですが、このたび東京営業所の所長に就任しました。

≪世を忍ぶ仮の名が書いてありますが、本名はバシコと申します≫



両方の肩に重いモノがのっかった男の言葉には、やはりこれまでとは違った重みを感じずにはいられません。


前回の流れのまま、今日も明るい男をイメージしたネクタイは『重みを感じる攻めの顔』さえも、爽やかに演出します。






そして今日、バシコ所長は
口腔内カメラのデータをもとに、core3Dで削り出しで作られた模型を持ってきてくれました。







前振りが長くなったので、以降は明日レポートします。。。

2012年7月10日火曜日

田中武先生 ハンズオンセミナー

このブログの右上にも紹介リンクが設けてありますが、先日紹介した田中武先生のハンズオンセミナーが来月に行われます。

前回の紹介文はこちら



日程がお盆の近くということで人の集まりを心配されていたようですが、あと数名でリミットだそうです。ハンズオンセミナーというだけあり、内容もかなり実践的なようです。

弊社からは一年前に蕨戸田歯科医師会の「咬み合わせセミナー」でお手伝いさせていただいた野崎が、今回も両日にわたりお手伝いさせていただきます。




先日田中先生と臨床ケースのことで話をしているとき、ふと「そういえば小林さん、咬合調整を教わったことってありますか?」と聞かれました。

何でもない質問のようですが、かなりのキラークエッションであり、改めて考えてみると「咬合調整のノウハウ」のようなものをシッカリと教わったことはないなと思ったので「そういえば、ありませんね」と答えました。

どれだけの精度で、どこに何を当てて、なにをどう逃がす、などなど。
理屈を口頭で説明することは簡単ですが、では傍らで見ているので実際に全顎をやってみなさいと言われたとき、あるいは人に「最終ゴール」と「手順」を教えなさい、などと言われたら相当困るだろうと感じました。



歯科大でも技工士学校でも、咬合を学ぶことと、咬合を調整することは、なかなか同時期に同じ目的として習ってはいないのではないかとも感じました。















申込先などはこちら

2012年7月9日月曜日

週末の読書など

何かをやらなければいけないとき、どうでもいいことに精を出して「やらなければいけないこと」を忘れようとすることがあります。

現実逃避でしょうか。。。

現実逃避は、強いストレスを抱えたときに心が壊れる危険から回避しようとする、無意識の働きだそうです。

ですから苦しんでばかりいるよりは、むしろ現実逃避をしてしまう方が防衛機能が働いている証拠であり、正常で健康であるともいえる、らしいです。


そういわけで、せっかく時間を作っても現実逃避をしてしまう私は、先月末にお借りした山岡荘八の「徳川家康」を読み進めました。

実はこの「徳川家康」、本棚に10巻セットになって箱に入って置いてあったので、それで全てかと思って読み進めていましたが、なんとこの小説は「善意の人々」という小説と並んで、世界で一番長い小説としてギネスに登録されている「全26巻」の小説だそうです。

長い小説で嵌ったのは北方謙三の「水滸伝」ですが、あれは19巻でした。

そんな事とは知らないまま、今は3巻の途中です。
徳川家康のお父さんが誰でどんな人だったのか、お祖母さんはどんな人で何処で何をしているのか、お母さんはどんな人で何処で何をしているのか、そのころ今川義元は?信長は?秀吉は?などと話が展開していきます。

歴史小説好きにはたまらないのではないかと思います。

私の場合、歴史小説を読むと「今」を深く考えるようになります。
偉そうに言わせてもらえるならば「人」も考えるようになります。

あまり読んでいると、夢で小説の中に入り込んだりもします。  びょーきですw




今月もセミナーやら何やらでイベントが盛りだくさんですが、
追って紹介していきます。

2012年7月6日金曜日

noflame plus

「ノーフレーム プラス」 IH式インスツルメントヒーター



おそらく、主にクラウンブリッジのワックスアップに向いているものだと思います。
義歯の場合は大量にワックスを盛る作業があるので、缶ごと加熱出来る火炎があるほうが何かと便利だったりします。



穴にインスツルメントを入れると、数秒でインスツルメントの先端付近が加熱されます。
これがかなりレスポンスが良く、意外にストレスを感じません。


今回少し使わせてもらった感触では、クラウンブリッジに限って使う分には良いのではないか?と思えたので、週明けまでお借りして、弊社の主力軍団に使ってみてもらうことになりました。




過去にはワックスペンなども使おうと努力したこともありましたが、なかなか定着しませんでした。

これから夏を迎えますが、エコという言葉の基準は分かりませんが、冷房効率を妨げないよう火炎を可及的に減らすという考えでは、こういった道具も取り入れていかなければ。。。なんでしょうか


ワックスペンなどは、今では簡単に手に入れることが出来るんですよね。 安く。  こちら











2012年7月5日木曜日

アチコチと

今日は朝から大宮の歯科医院へ伺っていました。
これまでの治療の流れに加え、これからの治療の取り組みに関するお話ということで、
休日にもかかわらず3時間ほど医院を開けてもらいました。

午後は浦和の歯科医院へシェードの立ち会い。
義歯が絡むケースなので、全顎的な治療の話も混ぜながらの
技工物の紹介になりました。

夜は川越で勤務されている先生が、勉強会に参加していて宿題が出たらしく、
細かな技工のことについて教えてほしい、ということで来社されました。



「若いドクターは特に大変ですね」
そんな話をしたら「技工士さんは、もっと大変ですね」と返されてしまいましたw

技工を学ばれた先生とは、補綴治療の進行についての会話がかみ合います。
逆に、技工を知らない先生は「自分が何をどうやったら良いのか」が分かってないことも
あったりし、作業が滑らかに進まないこともあります。

よくある例ですが。。。
作る工程を理解していない先生は、パーシャルデンチャーで咬座印象してしまうなど、ありますね。

2012年7月4日水曜日

CAD/CAMとか

震災以降グイッと底をなめるように景気ややる気が低迷した時期がありましたが、最近ではいよいよ先を危ぶむ人たちが将来のことを考えて、新しい機材導入などの動きが活発化しているようです。


どこの会社のCADを導入するか?

どのくらいの経費や手間が掛かって、どのくらい売上が見込めるのか?

などと悩む人も多いのではないかと思います。

昔のエンプレスや、今でいうe.maxもそうですし、CAD/CAMなどは尚更そうだと思うのですが、結局は機械がやることです。

機器のあるなし、機器の能力差がラボの能力差になるから導入を・・・

という考えでは、新しくて沢山の機械を揃えられる、資本力のあるラボには勝てません。



機械購入をグループ契約でおこない安価にフレームを提供してくれる会社を作ったり、海外の大手と契約し世界最安値のフレームを提供したりと、機械で争おうと思ったら、それこそ世界を競争相手にすることになりかねません。


なかなか難しいトコロですね。

世界の流れも、ここまでくればしばらく「だろうな」程度だろうとも思いますが、それでもアンテナだけは伸ばしておかないととも思います。。。

( もしかしたら、あの男がビッグサプライズを持ってくるかもしれませんが )


今のところ、行こうと思っているセミナー関係は

スーパーオッセオインテグレーション-光機能化インプラントの理論と実践-
ブラキシズムは治る -1300症例からわかったとこ-
インプラントCAD/CAMミーティング

です。






噛み合わせ 臨床実習 ( 写真さらに追加 )

今日は午後から浦和の歯科医院で、噛み合わせ臨床実習へ行ってきました。
私も臼歯低位咬合で歯列の狭窄ですが、私の子供も含め最近の子供達は特に、
狭いアーチで臼歯が低いことが多いようです。





日本大学松戸歯学部 葛西教授


バイオプロブレッシブは永久歯に生え変わっていない、混合歯列期に矯正治療を開始する考え方ですが、咬合治療の根本療法ということで、最近では、大人になって噛み合わせで困らないように、子供の顎位、アーチ、叢生などにも積極的に取り組んだほうがいいのだろうと思っています。









2012年7月3日火曜日

週末のこと (写真追加)

昨日の日曜日ですが、東京の墨田区で催された
「コバルトクロム補綴の可能性Ver.2東京」に行ってきました。



大阪でも多くの受講者が集まったと聞いていましたが、東京での講演会も大勢の人が集まっていました。




メーカーのブースも大阪の倍ほど出ていたらしく、松風の高橋さん、GCの鹿島さん、デンツプライ三金からは駒谷さんと田中さんと、妙に顔見知りの方が多かったです。
午前中の高橋先生のCo-Crについての講義は、とても面白く興味深い内容でした。
これまで一括りに捉えがちだった卑貴金属でしたが、NiとCoでは随分と違うモノであること、またCo-Crという合金になったときも全く違うモノになるということを改めて知りました。他の金属との比較ではTiとのポジションの差なども興味深かったです。

先日甥っ子に会ったときに、電話による一般人に対するアンケート調査のバイトをしたときの話を教えてくれました。
50人以上に電話を掛け、有効回答数35程度だったそうですが、質問の内容は「野田総理を支持するか?」だったそうです。
多少世間話も織り交ぜながら質問をしていく中で彼が分かったことは「殆どの人は何も知らないまま、イメージだけで知ったつもりでいること」だそうです。
要はメディアの思うままにコントロールされている、ということしょうが、それでも今の時代だから何かしらから情報を得られるにもかかわらず、多くの人は知ったつもりで偉そうに話すけれど、実は何も知らないままでいる・・・らしいです。

小沢元代表の件も変ですね。検察、あれで良いんですかね? 本当の悪者は誰ですか??

原辰徳の件も変ですね。マイクを向けるインタビューアーは何も質問しません。4億の土地がどうのより、滅茶苦茶ヤバくないですか??



話がそれるので戻しますw

かくういう私もCo-Crに対して古いイメージのままでいた部分もあったと思います。

なるほどと唸ってしまったのは「Co-Crはアレルギーを起こしやすい」という話の出所を、キチンと示した上で検証し、そもそもこの時代にCo-Crが人体にどれだけ使われていたのか?という疑問から「これは根本的に変なデータである」ということを説明していったことです。さらに、Auでさえアレルギーの報告が驚くほど沢山あるのに、信頼できる近年の報告では、Co-Crによるアレルギーの報告は世界で1例か、あっても2例だろうということには驚かされました。


午後は重村氏独特の語りから、コバルトの扱いについて細かな情報満載の話を聞くことが出来ました。内面処理の仕方、その材料選択、研磨と使用材料、埋没材と埋没方法などなど。ここ数年の重村氏の講演会は「見ているだけでもハンズオンセミナー」という、受講する側からすると、翌日から役立つお徳な講演会ではないかと思っています。

お昼の休憩時間と午後の休憩時間がありましたが、その時間の協賛メーカーのブースは多くの受講生で賑わっていました。「Co-Cr関連という目的がハッキリしているためか、店側も客側も普段より活気に溢れた問答になっている」とは、メーカーの方々も口々に言っていました。




さて、そんな中
重村氏と言えばJPI、JPIと言えば咬合とも言えます。

サヤカでも咬合に関しては雑食で色々勉強させていただいていますが、JPIでの顎誘導も数年前に有楽町マリオンで聞いて以来、大変興味を持っていました。

そこで、改めてJ P I(Japan Prosthetic Institute)咬合診断・治療 総合コースの東京コースに参加させていただくことにしました。


 





2012年7月1日日曜日

コバルトクロム補綴の可能性 Ver.2東京

明日は東京墨田区の国際ファッションセンターKFCホールで、Co-Crについての講演会が行われます。

最新の「コバルトクロム合金の特性と現在の役割」から、CAD/CAMでは得られないフィット感を作り出すロストワックス法で、コバルトをどのように扱ったら良いのか、何処までコントロールできるのか、を学べるようです。

当日券もあるようなので、出かけてみます。


紹介HP

2012年6月30日土曜日

浦和歯科医師会 第一回学術講演会

今日は浦和区役所保健センター4Fで催された、講演会に参加してきました。


【講師】 東京歯科大学口腔インプラント学講座
主任教授 矢島安朝 先生

【演題】 インプラント医療を通して歯科医療の未来を考える
—今、行わなければならないこと—


以前はメディアに対して「歯科」が何か言おうとしても、誰も相手にしてくれなかったそうですが、最近では悪い意味でインプラントが問題になっているため、変に注目されているそうです。それでも注目されている今だからこそ、「今、行わなければならないこと」という問題提起をしていきたいと、いうことのようです。

2008年の統計では、日本の人口10,000人あたりの年間埋入本数は50本で世界で9位だそうです。ちなみに1位韓国、2位イタリア、3位スイス、4位スウェーデン、5位スペインと続きます。アメリカは??と思ってしまいましたが・・・
経済的背景からすれば、日本の9位というポジションはおかしいらしく、日本人の国民性がそうさせているのではないか、とインプラント業界の人たちは考えているらしいです。

日本の一般的なインプラント治療では血液検査をしないそうですが、今後は血液検査をして、体質的に問題がないかなどを科学的に検証する必要があるのではないか、と言っていました。

700人を無作為に選び検査してみたところ、70人は内科処置を施してからでなければインプラント治療をしない方が良いという結果が出たそうです。

また、ビスフォスフォネートの問題が絡む骨粗鬆症を例に挙げると、60代の女性の2人に1人、70代の女性の10人に7人は骨粗鬆症を起こす状態にあり、年齢の枠をとった場合、男性の15.3%、女性の28.2%が骨代謝マーカーで基準値を逸脱しているそうです。



臨床データを集め、データに基づいたエビデンスを積み重ね、コンセンサスを作り出すことが大事なのだと、強く訴えていたように感じました。エビデンス・ベースド・メディスンという、そのエビデンスとコンセンサスに基づいた治療を進めていくようにすれば、「私の経験では」「私の歯科医院では」という曖昧な表現の成功例、失敗例の話などではなく、客観的に科学的データに基づいた医療として信頼が確立していくのではないか、というようなことだと思います。


骨造成についてもコンセンサスが得られているもの(例えばGBR)や、コンセンサスが得られていないもの(例えばベニアグラフトやソケットリフト)を、細かなデータに基づいて意味のあるモノとそうでないモノを明確に分けていました。


テレビなどを通じて言っているように、「インプラント」と言えば患者や客が集まることから、歯科専門の書籍や講演会なども、内容に関わらず題名に「インプラント」という文字を付ければ15%の集客・増益が見込めるそうです。

今の技工界では「ジルコニア」「インプラント」や「CAD/CAM」あたりでしょうか。


木を見て森を見ずではありませんが、流行の文言に踊らされず、現状の問題点とこれからをシッカリと考えて歩を進めていかなければならないと感じました。





2012年6月28日木曜日

下顎前方位  【呼吸位】

大阪の先生から呼吸位を助けるスプリントの製作のためお預かりした模型ですが、無意識下の顎位が解りやすい咬耗状態だったので紹介します。



パッと見は普通の健全な全顎模型に見えますが、良く見るとオカシなところがあります





20代の女性ですが、上顎前歯の唇側に咬耗面があります。
覚醒時被蓋咬合ではありえない顎位による、何らかの運動(動き)があることが分かります。





そこで被蓋位と呼吸位で咬耗面を分けてみました。



実線で囲んだだけの部分は覚醒時被蓋咬合、斜線部は無意識下呼吸位です。






別の患者さんで
過去に既出の模型ですが、更に解りやすい模型も紹介します。



上の写真は覚醒時被蓋位で、よく見る一級の咬合だと思いますが
下顎を咬合面観から見ると驚きの咬耗面が観察できます。




またいずれ、この件に関しては詳しく述べます。

週末の大阪と本

毎月の最後の週末に行われる大阪での咬み合わせ勉強会は、さすがの大阪ということで今も熱いまま皆さんが参加しています。

少し前から始まった土曜日の臨床報告会というか臨床相談会も出席者が増え、持ち寄るケースの難しさもさることながら、解決策の意見の出し合いなども活発で、傍で聞いているだけだとしても勉強になります。



日曜日のセミナーも、ここ3〜4回では当日の飛び入り参加者が常にいたりして、もともと熱気あるセミナーが更に活性化するような雰囲気さえあります。



17:00までのセミナーですが、終了の挨拶のあとの質問や相談で、いつも退室できるのは18:00近くになってからです。



大阪への行きは、夕方から集まりがあるためか適度に緊張していますが、日曜日の帰りの新幹線は本気で気を抜くことが出来ます。シートの狭さを除けば、至福の時間です。
今回は島本理生のナラタージュを読みました。



本屋さんでは、それなりに評価されている風に飾ってあったのですが、私個人的にはとても楽しめない本でした。

愛を背負う苦しみを擬似的にでも味わいたい方は良いかもしれません。


今日は夜になって、とある先生の家にお邪魔したのですが、そこで「徳川家康」の10冊を見つけてしまいました。

キラキラした眼で見つめていたら「読みたい?」と聞かれたので「良いんですか??」と言って借りてきてしまいました。しばらくの間楽しめそうです。

2012年6月26日火曜日

6月26日 大安

1989年、昭和天皇が崩御された年の4月に始まった消費税3%ですが、1997年に5%になり、そして2014年に8%、2015年10月に10%に上げるという法案が衆議院を通過しました。

消費税が3%、5%、8%と上がっていくなかで、何が増えて何が減っていったのか、そして今回の改革で「誰がこれまで通り安泰」でいられ、「誰が大変になる」のかと考えてしまいます。










それでも、今日は大安です。

秀吉の一夜城と言えば、美濃攻略の重要拠点として建てた墨俣城が有名ですが、もう一つの一夜城として家忠日記に記されている小田原城攻めの石垣山城も有名です。

松田家忠の家忠日記では1590年の6月26日に石垣山城が完成したと記されています。


なにかと良いです。

2012年6月25日月曜日

咬合治療

土曜日は午前中から雑務をこなし、昼前から大阪に出発。

最近はいつも同じ時間に出発するようになり、昼はいつも新幹線で採るようになりました。
私の定番はこちら

男としては肉食系な私ですが、最近の食事は肉肉したものから少しズレてきたような気がします。

土曜日の夕食は「臨床報告会」の後なので21時過ぎになり、誰と食事するわけでもないのでコンビニで弁当を買ってオシマイです。


このブログでこういうこと書くのも妙ですが、咬合治療、咬み合わせ治療という名のもとに誘導された顎位や付与された咬合に、患者からのクレームも多いのではないかと思います。



どこでも喧伝する理論はナルホドと感心できるものがありますが、では実際の臨床でどうなのか?患者さんの予後は?患者さんの評価は?と本気で第三者が検証してみると、実はあまり評価されていないものも多いのではないかと思います。

肩書があったり、歴史があったりするほど、立てた理論の正しさを守らねばならず、「自分の間違い、浅はかさ、行き過ぎ」などを認められなくなるのでは?と思います。
実は周辺の人たちは「もっとこうすれば」という意見を持っていたりするものですが、周辺の人ほど僕と化している組織も多く、誰も本当のことを言えなかったりもするようです。

「コレだけやれば大丈夫です」 「これこそが全てなんです」などと主張されると・・・「おっと行き過ぎてる」と思えてしまいます。



高齢化社会、人口減少が始まっています。
私が考えるには、咬合治療はこれからが本番ではないかと思っていますので、多くの患者さんに喜ばれる本当の咬合治療が進化していけばと思います。



2012年6月22日金曜日

週末は大阪へ


台風が通り過ぎたあとの夕焼けはキレイでした。

私は7色の朝焼けを見たことがあります。
もう20年ほど昔の話ですが、当時勤めていたラボの仲間と伊豆の白浜に行き、朝方4時過ぎに見た薄いうろこ状の雲に覆われた朝焼けです。今では映像としてハッキリ覚えていませんが、一緒に見た仲間と、美しさと驚きのあまり呆然と立ち尽くしていたことだけは、ハッキリと覚えていますw



さて、ニッシンからポータブルLED照明器が発売されました。 eBiteに続くeBite2です。



パンフレットを一通り読ませてもらいましたが、ライトを自由に使えない訪問診療に重宝しそうですし、プラークが見えやすい青色光などを使えば患者説明用に便利だなと感じました。
また開口器の役目も担ってくれるバイトブロックも高さが4種類と多く、子供から大人まで、あんな人からこんな人まで利用価値がありそうです。


そして明日あの土曜日は夕方から大阪で臨床報告会。
日曜日はセミナーです。





2012年6月21日木曜日

NEW FUJIROCK  vs  New Hi-Rock ≪vol.2≫ (追記)

その1 からの続きです。


昨日の水に浸した後の「色落ち」ですが、色素が落ちたのか、石膏そのものが溶けだしたものなのかは判りませんが、乾燥しているティッシュ表面では昨日より鮮明に観察できたので掲載します。
ただ、白いティッシュに淡い色が着いたものを写真で表現するのはとても難しいので、一枚は撮ったまま、もう一枚は「レベル補正」をして、色が見えやすいように加工してみました。

撮ったままの写真【±0.7】


Photshopでレベル補正




6.全てが終了し、顕微鏡レベルで撮影

1)GC NEW FUJIROCK(写真は同じ被写体を2ショット撮影しています)

 熱湯~加圧~水冷を繰り返した模型


 アクロセップを一回塗りし、完全乾燥後に模型を吸水しエアーで乾燥させたもの



2)Hi-Rock





それぞれ画像をクリックすると拡大できますが、それでは比較するのに面倒だろうということで、拡大切り抜きしたものを載せます。

注)上の写真も含め、これらの画像は一切の画質補正を施していません。撮ったままです。


上がFUJIROCK、下がHi-Rock
(熱湯~模型)



 上がFUJIROCK、下がHi-Rock
(アクロセップ~模型)


【考察】
観察の段階で述べていたように、Hi-Rockは模型中の水分量の変化に伴った特異な色の変化があり、技工作業をしていて「石膏が弱ったのか?」と思わせるような雰囲気を醸し出すため、他社製品に比べて極端な色落ちや表面の荒れなどがあるのではないか?という疑念が先入観でありましたが、結果は良い意味で完全に裏切られました。

今回行った範囲では、差は認められませんでした。

一枚目の拡大比較画像から分かるように、Hi-Rockの方が粒子が細かく見え、FUJIROCKのほうが荒い粒子を使っているように見えます。私はド素人なので言葉に何の保証もありませんが、ひょっとしてこれは硬度を保つため、あるいは増すために大き目の粒子をつかっているのかな?と思いました。もしかしたら熱湯~加圧~水冷などの回数を増やしていった時のエッジの残り具合などでは、ここら辺が影響して微妙に差が出てくるのかもしれません。


思ったほどの差が出ず、流石に吉野石膏だけあってHi-Rockも凄いなと思ったのが率直な感想です。


【追記】
結局使っている上では色素の「沈殿」や「落ち」が問題だろうと思いますが、新たに分かりやすい写真を追加します。

GC

 High-Rock

High-Rock

これらはシリコン印象材に注ぎ、印象材から模型を外した直後の状態です。
High-Rockでは補綴部位付近に色素の沈殿が見られます。
シリコン印象材に石膏を注ぐときは、一般的に補綴部位から先に石膏を注ぐため、そこにある石膏がバイブレーターの振動を長時間受けることになります。

この色素の沈殿というか集まり具合は、そのせいではないか?? と思っています。

技工物の精度に影響があるか?と言えば、あまり無いだろうとは思いますが、使っていて不安になる石膏でもあり、「これって何とかならないんですかねぇ~」と、弊社スタッフの皆が感じています。



【余談】
インプラント上部構造でファイナルのImpをした模型で、レジンモックアップを作ることがあります。
レジンモックアップを作ったあとに、通常の上部構造体の製作に入らなければならず、アクロセップ塗布面の後処理に困ることがあります。

ご承知のようにアクロセップはアルギン酸が模型中のカルシウムと反応して不溶性のアルギン酸カルシウム被膜を生成しますが、例えばやってはいけないスチーマーなどで「その被膜」を飛ばそうと思っても、飛んで行ってくれるのはアルギン酸カルシウム被膜の上にある「ただのアルギン酸被膜」だったりするので、結局のところアクロセップを塗ったら表面のディティールに関して精度は無い、と思わなければならないということが言えます。

ではホルムアルデヒド系で無成層のAislarなどを使えばと思っても、技工物の製作工程の最後にレジン重合がある場合は良いですが、中間工程でのレジン重合では躊躇します。


一回でもアクロセップを塗布した模型は、上の写真(アクロセップ~模型)の状態から抜け出られなくなります。だからこそ、アクロセップを完全に除去する方法は無いモノか??と思ってしまうわけです。