2013年6月28日金曜日

前歯のインプラント

今日は夕方から前歯の1本インプラントのTEKセットに立ち会ってきました。

側切歯のインプラントですが、根破折時に既に唇側の骨が殆ど無く
GBRをおこなったものです
 
 
ヒーリングキャップの状態です
埋入深度は良い感じのようですが、
やっはり骨がなくなっていた過程のせいでしょうか
側切歯部分の歯肉の唇側の張り具合が弱いです
 
 
 
今回は歯肉の状態を確認し必要があればCTGをしようか
ということで、
テンポラリーアバットメントにダイレクトにレジンを盛ってTEKにしました。
 
隣接は上がってきそうですが、唇側が厳しいかもしれません。
 
 
 
骨が残っていれば色々と融通が効くようですが、CTからも解るように唇側に骨がないとなると
前歯の単独インプラントは難しいですね。
 
 
先生の腕の見せ所なのでしょうが。。。
 
 
 
 

2013年6月26日水曜日

上顎 アーチの拡大

NHKで睡眠時無呼吸症候群への取り組みと紹介された「上顎アーチの拡大」ですが、当然上顎だけではダメですし、全顎的にどうするのか?という明確なゴールが描けていなければならないのだろうと思います。

では拡げれば良いのか?と問われば、そう簡単な話ではないようですし、
原因解決となれば、これまでのような「少し先のゴール」ではなく、かなり複雑な段階を経た先の、遠くのゴールになるように思います。

矯正で積極的に取り組まれている先生も、既にいらっしゃいますね。
日顎の論文で拝見しました。

尖形の方って多いですね





こういった口腔組織をどうするのか?という問題も、例えばインプラントで全顎補綴をするというのも同じだろうと、最近は特に感じています。

 

2013年6月25日火曜日

咬み合わせ 立会い

 
今日の午前中は咬み合わせ治療の患者さんとの立会いでした。
 
一人目の患者さんは数か月前から左のクリックが始まり、最近はその症状が頻繁にでるようになり時間と共に酷くなってきたということで、先々を心配しての来院ということでした。

 
 
右に回転しているようです。
下顎骨下顎頭の大きさの左右差があります。
 
 
 
 
二人目の患者さんは咬み合わせの違和感です。
左右同時に咬むと特に問題がないけれど、左だけで咬もうとすると左側の4番あたりから「ギリギリ」という音がして気になって仕方がない、というものです。
 

正中が左に回転しています。
左側は被蓋関係が出来ていないようです。
 
 
 
 
三人目の患者さんは、以前に咬合の違和感ということで立会い、その後下顎臼歯部へウェルデンツによる適正骨関節隙に誘導するアプライアンスを入れ、夜は顎が暴れるのを防ぐナイトデンチャーなるものを入れてもらっていました。
 
今回はアプライアンスで一定の期間を経た後(2か月)の、下顎骨下顎頭の偏位を撮影しにいらっしゃいました。
 
具合を伺うと、夜にトレイに起きなくなった、左の頬を咬まなくなった、など良い方向へ誘導できているようでした。
 

 
この写真はアプライアンスを入れる前の少々ディープバイトのときです。
 
 
 
 
明日にでも時間を作ってCTデータから下顎骨下顎頭を観察してみようと思っています。
 
 

週末のことなど

日曜日は家内と静岡の日本平の先の岡部宿までドライブしてきました。

日帰りの走行距離で490キロくらいなので、結構走ったなという感じです。


岡部宿や明治トンネルなどは積極的に歩くようにして、車の走行距離の割には1万歩以上歩くこともできたので、その点は満足できました。

が、ここが旧東海道だなぁという以外に特に何もなく、何しに行ったんだっけ?といった感想だけが残っています(w



先週末の金曜日、今日の月曜日、明日の火曜日と、JPIの手法で取り組み始める患者さんとの立会いが続きます。


多くの歯科医院を訪れ噛み合わせの違和感を訴えたけれど、
どこの歯科医院でも、パントモを見せられ「問題がない」を説明されるばかりだったそうです。

左側 矢状面




下顎骨下顎頭を含めた「噛み合わせ」を観察していくと、人の口腔の奥深さを実感します。


何が問題でこの状態なのかが分かれば
単に見た目の改善では無くなるものだと思います。




ゴールを頭に描け、ゴールへ誘導する術を知っていて、それが出来、患者さんから満足されるというのは、本当に凄いことだなと思います。





 

 
 
 
 
 
 

2013年6月21日金曜日

インプラントージルコニアPIB  その5

セット前のいわゆるビスケット試適の段階です。
 


 
弊社の製作物ではありませんが、こういうこともあり得ます
それでも一般的には1.5歯分程度の正中のズレは「認識されない」とも聞きます
 

「正中を合わせる」というと簡単な表現ですが、正中を表現する要素には「位置」「傾き」「深さ」などがあり、正中は左右の中切歯の重なり具合ですから、左右の中切歯の形態、傾きにクセがでたりします。その要素からでは、例えば人工歯の排列で正中を表現しようとしたりしたときにでも、人によっては「クセ」がでるものです。



 
 
 
 
 





ALL-on-4というとインプラント4本のイメージがありますが、4本インプラントですと下顎の後方インプラントが傾斜埋入になり、結果としてインプラント周囲炎になりやすいという報告もあります。
3本なんて論外でしょうか。

それでも、サポートで後方に2本追加して6本で14ユニットを製作しようとすると、どうしても60mm~63mmのジルコニアブロックでは無理が出てくるように感じています。

ここで「ではユニットは6番までの12本で良いのでは?」となります。6番までなら例えば左右近心舌側咬頭間の距離を46.5と見た場合、かなり余裕があるように思えます。

6番までで良いでしょうか??
口腔内組織の回復を安易に咀嚼の改善・審美の改善をゴールにすると6番までの補綴でも良いのではとなりますが、なぜ7番は無くても良いとなるのでしょうか。

8番は無い方が良い理由がたくさんありますが、7番が無くても良いという理由はないように思いますので、全顎治療となった場合は7番まで回復することを前提に考えられればと思いますし、材料を供給する側の方々も「人のあるべき口腔環境を全て回復できる」材料を供給していただければと思っています。

大きさだけ考えれば、その場合はチタンで良い、となれば話は簡単ですが。。。



その1

その2

その3

その4


 

SYK白衣

弊社のロゴ「SYK」が入ったものといえば、先日紹介したポロシャツ、エプロン、梱包用段ボールなどありますが、今日は「SYK」のネーム入り白衣が届きました。





 

フォントの種類がなく、とりあえず読みやすいものを選びました


 

沖縄から

今日は沖縄からみえた砂川先生と丸一日過ごしていました。

沖縄の歯科医院を3日間休みにして、わざわざ埼玉まで来ていただいたというだけで大変恐縮するところです。

砂川先生のHPは こちら

歯科とは全く関係のない大学をアメリカで5年暮らしながら卒業され、サラリーマンをしながら結婚して子供が生まれた頃、一念発起し新潟大学歯学部へ入学され歯科医師になったという、考えると相当だなという経歴も「その当時は、結構そういう人が多かったんですよ」と爽やかにおっしゃる砂川先生です。

台風の進み具合によっては、明日帰れないかもしれないそうです。。。





明日は顎関節のCT撮影の立ち会いと、関節隙計測によるアプライアンス調整の立ち会いが3名ほどあり、午後は出かけます。



2013年6月20日木曜日

NHK 病の起源 より

週末は相変わらず、咬み合わせ関連で動いていました。

この前の金曜日は午後から臨床実習、土曜日も午後から臨床実習で夕方からは臨床報告会。日曜日は池袋で咬み合わせセミナーへの参加でした。

その前の日曜日はHMTセミナーという堺の山田一夫先生による5回コースの最終回に出席していました。渋谷の笠茂先生とも初回に続き再度ご一緒させていただき、懇親会の時間も含め有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。

明日は沖縄から先生が咬み合わせの関係でサヤカにいらっしゃいます。
上手に伝えられたらと思っています。



先月の19日だったでしょうか。夜中の12時頃、NHKで「病の起源」というのをやっていて、睡眠時無呼吸症候群の最新の治療法ということで歯科の話になりました。
シーパップかMPA(色々ありますがw)を紹介するのかと見ていたら、なんと・・・

「上顎のアーチを拡大する」と紹介していました。

まさか、NHKがそれを言うのか・・・と独りで夜中に驚いていました。





歯牙のあり方が呼吸を変える、とNHKが放送したのです。
知っても大変ですが、知らないということも大変になっていくのかもしれません。







先週末は父の日でした。
3人の子供たちからは、まとめてお菓子をもらいました。


最近は食べ物についてもアレコレと書物が出てますね。
私も今回のブログを休んでいた期間に、食のカウンセリングに行ってきました。
少々高くつきましたが、学んだことも大きかったと思っていますので、そのことについては後日レポします。





2013年6月19日水曜日

久々にブログ

久々にブログを開いてみました。

実は半年ほど前から体調を崩し始め、病院に行ってみたり、病院では治らないと思ってみたり、ファスティングしてみたり、デトックスしてみたり、ホメオパシーしてみたりと、色々としていました。正確に言うなら現在進行形ですが、一番苦しんでいるのは「眠れない」ことです。



ブログを書くということが精神的肉体的に負担になってしまっては良くないと思い、ここのところはアクセスさえもせず、日々の仕事と体調維持に努めていました。




このブログは「インプラント ジルコニアPIB その4」で止まっていましたが、なぜそのような書き出しを改めてしたのかというと、インプラント・ブリッジとは言っても、使われるマテリアルや構造などを考えると、その「あり方」は果てしなくあるようにも思い、それならばその何通りかの「あり方」を買いていってみようと思っていました。

1、ジルコニアフレームでセラミック前装
2、チタンフレームでデンチャータイプ
3、チタンフレームでハイブリッド前装
4、チタンフレームでセラミック前装

こんなことを構想していました。





最終的に出来上がるモノは雑誌で喧伝されるようなキラビやかな「唸るような作り物」ではなく「なるほど歯だ」というモノでしかありませんが、精度を上げるからこその「何の変哲もない歯だ」という、そこにたどり着くまでには、おそらく患者さんが想像する以上の大変さがあると実感しているので、「ちゃんとやろうと取り組んでいる」歯科医療サイドでは、どんなことをやっているのか?などを絡めて伝えられたら良いなと思っていました。



今、前回書いたブログを久々に見てみましたが、最後に書いた日からはまだ一ヶ月も経っていないんですね。。。


書くのを止めたのは、もっともっと以前のことのように感じていました。


でも今日からまた、ユラユラと書いていけたらと思っています。

きっかけですが、今朝田中先生から「ブログを書いていないようで寂しい」とメールを頂いたからです。



田中先生からそういわれたら、書かずにはいられません。



咬合平面とは、矯正で一番難しいけれど一番やるべきこと、子供の口、NHK「病の起源」から睡眠時無呼吸症候群への取り組みなど、書きたいことが沢山あります。

ですので、また私の勝手な意見を書いていきます。



写真の義歯ですが、信じられないことに「ピアス」やら「おはじき」などが埋め込まれています。本人がやったのか、誰がやったのか分かりませんが、汚れと掛け合わされて、義歯そのものが異様な異物に見えます。







2013年5月30日木曜日

インプラントージルコニアPIB その4

 窓開け完了後、スキャンへ
 
と、ここで問題発生しました。
 
 
ノーベルでは一般的なジルコニアブロックは60㎜までですが、
ノーコンプレインで63㎜が選択できます。
 
実測で63㎜ギリギリかと思っていましたが、
上下の傾きなどを含めてみると63㎜を超えていました。
 
それでもアクセスホールは全て入るのでは?
などの問答の末、結局左側の7番をカットした状態で
削りだしてもらうことになりました。
 
粘膜側からみたところ

7番部が成り行きで存在していません
 
 
 
赤いラインはフィニッシングラインです
 
上下左右に構造的にも抵抗するよう
アレコレ思案します



ジルコニアのセラミック築盛部を先に形作ったほうが
何処の部分がどう足りないのか明確になります
 
その後で必要な形態をUCLAタイプのメタルボンドで作ります
 

 
 
 その5へ
 

2013年5月29日水曜日

インプラントージルコニアPIB その3


イミディエートのTEKの場合
4番までの咬合なので、オステルの数値を見ながら
問題ないようであれば、5番、6番と咬合接触を増やしていきます
 

咬合面観



実際のTEKに乗せたところ
仮止めしてからアクセスホールを貫通させ
不足部を築盛して仕上げていきます
 
全体に咬めるようになったところ
 
 
 TEKで患者さんの要望が満たされたことを確認後
フレーム製作のためレジンモックアップを製作します
 
最初のモックアップトライでしたが、
ファーストインプレッションの模型での製作だったため
歯肉のレベルが変化していました。
また、臼歯部の被蓋量が気になるとのことだったため
内側のアーチは小さくせず被蓋の量だけを調整し、 
二度目のモックアップトライでOKが出ました。
 
 
モックアップのトライでこそ、上部構造の形態等の最終的な情報収集が必要だろうと思います。
 
モックアップを窓開けしていきます

7番はフルカウントゥアー・ジルコニア
6番の近心からフェイシングタイプのジルコニアです

 

窓開け途中
 
 
 

2013年5月22日水曜日

インプラントージルコニアPIB その2

TEKを製作する前に
それぞれのコンポーネントへのアクセスを確認します

アクセス経路を邪魔しないよう
ラジオグラフィックガイドを基にTEKを作ります
(使用材料 プロテンプ)
 

 モックアップ製作のようにアイボリーの流し込みだったので
ガム部を再築盛していき仕上げます
 

いざ、オペの立会いへ
 
 
 
口腔内でTEKとテンポラリーシリンダーを仮止めされたものを
その場で仕上げたものです
 
 
インプラント埋入直後
イミディエートローディング(即時荷重)で
TEKを装着したところ
 
1週間経過後の状態
 
後方のバイトは緩いまま

 
中切歯部の被蓋の量を先生が修正