「国内の金小売価格が7日、28年ぶりの高値を付けた。
金地金大手の田中貴金属工業で前週末比51円高の1グラム=4021円(税込み)と、1989年の消費税導入後の税込みベースでは初の4000円台に乗せた。税抜き価格の比較では、1983年2月21日(3830円)と同水準となる。」 (読売新聞)
私は昨年11月にこのブログで金属の高騰について少し書きましたが こちら
今後も相場が絡むモノの値段は、増々高値を追っていくのではないかと思っています。
つい先ほども金属メーカーの方から電話があり「明後日から値上げになります」と連絡がありました。
補綴物を提供する側の立場として「良いものを入れたいから」という意見も素晴らしいですが、
では経済的に厳しくなっても続けますか?と問われたら、難しいのではないかと思います。
良い悪い、好き嫌いは色々あるとは思いますが、現実問題もあります。
使う材料についてきちんと説明したうえであれば、ジルコニア・セラミックを選ばれる患者様がいて、e.maxを選ばれる患者様がいて、プレシャス・メタルのPFMを選ばれる患者様がいて、セミプレシャス・メタルのPFMを選ばれる患者様がいて、ノンプレシャスのPFMを選ばれる患者様がいて、良いのではないかと思います。
もちろんハイブリッドを選ばれる患者様もいるでしょうし、Pd含有の保険の補綴物を選ばれる患者様もいるわけです。
人の経済状況やモノの考え方にまで立ち入れません。
さて、そんななかJIADSで学ばれた先生からのケースで
Metal Tryが終わり、そのときに口腔内コアを採り、前ロー着したフレームに即時重合レジンを盛り、レジンTryをする準備が出来ました。
金属もそれなりに使っていますが、手間もタップリと使っております。
形態はTEKをコピーしただけなので、かなりボッテリ感がありますが、このレジンTryでバイトが確定したらセラミックに置き換えていきます。
9本のケースですが、バイト、適合、バイト(再確認)とステップを踏んでいただけると、前の作業の確認をしながらの進行になるので、思わぬ再製(ゴールから振り出しに戻る)がなく助かります。
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