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2011年10月31日月曜日

本の話など

先日アマゾンから購入した宮部みゆきの「火車」を読みました。
並行して読んでいたのが加藤廣の「秀吉の伽」と小林よしのりの「天皇論」ですが、秀吉の伽は上中下の3冊からなる物語になっていて現在3冊目の途中、天皇論は一通り流したあとの読み直し中というところで、それなりに読んでいるつもりですが目立って進まないようです。

火車は題名からは推察できない内容になっていますが、その中身には充分楽しませてもらえました。
親戚の男のフィアンセが失踪し、刑事が一般人としてその足跡を追う中で、想像することも出来ない事実が明るみになっていくというものです。

キーワードは自己破産だったりしますが、自己破産というと私もやはり本人の自覚の問題だと考えていましたが、丸井のカードから始まったクレジットの歴史などを弁護士の立場から説明している部分を読む中では、社会のシステムにもそれ以上の問題があったと考え直すことも出来ました。



模倣犯は1、2、3・・と長いので、とりあえず置いておいて、続いては「理由」を読んでみます。

週末のセミナーなど ‐その2‐

【 ナノジルコニア・フォーラム 】 パナソニック歯科友の会設立記念講演

パナソニックセンター東京で行われた講演会で、サヤカからは恩田が参加してきました。
恩田は前回のパナソニックによるナノジルコニア説明会にも出席していて、ナノジルコニアに関して弊社においては一番の有識者です。。。

ナノジルコニアに関しては、サヤカHPでも紹介しています。  こちら







≪ナノジルコニア(PナノZRジルコニア)≫

セリア安定化ジルコニア + アルミナ  の複合材料 (パナソニックが発明)

現在主流のイットリア系ジルコニアより、極めて高い性能を有している
・高い曲げ強度、破壊靱性
・低温劣化、高温潤下環境において物性変化がない

そのため、フレームデザインを従来の0.5mmから更に薄く作ることが出来( 0.3mm )、積極的にジルコニアカラー、サポートデザインの設定が出来、口腔内でむき出しのデザインも出来る


また、完全焼結体を削るためか、内面においても金属レベルの適合が可能



以前から論議されてきた・・・
陶材築盛する前処理でアルミナ・サンドブラストはするのか??

・サンドブラスト →ぬれ性の向上
・メタル調整のように削りサンドブラストすると、ジルコニア表面の正方晶が潰され強度が一時的に上がる(一回焼成すると、元に戻る)

⇒物性的には、しても、しなくても一緒



≪セラミック系マテリアル≫
  1. ガラス系          【 empress 】
  2. ガラス浸透性セラミック 【 e.max 】 【 インセラム 】
  3. ジルコニア・セラミック  【 イットリア系ジルコニア 】
これらはセット後1年以内で機械的性質が1/2~1/3に落ちるが、ナノジルコニアではこれらのことを解消していて、現状では口腔内で使える最強のセラミック材料である





【ナノジルコニアの問題点】
・色つき(カラーフレーム)が、化学的特性を再検証しないと出来ない
・白すぎ
・現状では4ユニットまでしか製作出来ない




≪また、高い機械的性質と生体親和性で、更なる利用方法を研究中とのこと≫
例1.ジルコニア・クラスプ 、 ジルコニア・パーシャル
例2.インプラント体(ジルコニア・フィクスチャー、ジルコニア・アバットメント、ジルコニア・クラウン)

口腔内で多数の金属が入っているとアレルギーの引き金になり、今はチタンでもアレルギー反応を示す人がいるので、本当の意味でのオールセラミック化を研究している





レポート:恩田

週末のセミナーなど ‐その1‐

【 National CAMLOG Congress 2011 Tokyo 】

土・日でCamlogの講演会があり、サヤカからは野口が両日参加してきました。

弊社ではCamlogを使われている先生が数名いらして、特にクラウンブリッジを主に手掛けている先生と、オーバーデンチャーをメインに手掛けている先生がいます。
日本の窓口になっているアルタデント社にも、いつも丁寧な対応をして頂きお世話になっています。

今回のコングレスでは主に山本尚吾氏を追い、cerecを用いた先端技工を学んできました。

最新のグラディエーション・ブロックを用い、歯牙のグラディエーションに合わせブロックの角度を自動修正し自動で削り出してしまうというもので、最新のアルゴリズムに従いシェード・マッチングを自動で狙い定め、ほぼ全自動で削り出すそのシステムには、驚きを隠せませんでした。

山本尚吾氏のセミナーではいつも感じることですが、ジルコニア・セラミックを製作する上での注意点、カスタム・アバットメントをCAD/CAMで造形していく際の細かい注意点など、即臨床で役立つ貴重な情報ばかりが満載の2日間でした。

記念品として、カップを頂きました。


実物は、なんともセンスを感じるカップです。。

2011年10月28日金曜日

日々の予定  ‐Cloud‐

一週間通して、平日のフルタイムを椅子の上で過ごせることは稀です。

医院とメールでのやり取りもあるので、作業机の横にはパソコンがあり当然予定表もありますが、常に椅子にいるわけでもありません。

以前は完全アナログ派だったため、なんでもメモることをやっていました。
とにかく私は三歩あるくと忘れる性質なので、メモをとります。


とにかく何でも書き、1日見開きページ全部と決めて書きます。
書いて「やった」ことは横線を入れて消し、書いたのにやらなかったことは、「やり残し」として翌日分の次のページに、もう一度書きます。
こうすると、思いついたのに「やらない」、言われたのに「やらない」ことは、ずっと書き続けなければならなくなります。

まともな神経ならば自分のお尻に火が着くわけです。
会社の細かな運営その他、例えばHP製作も、この手を使いました。

思ったのにやらない人って多くありません?
喋らせるとカッコいいこと、もっともなこと言うけれど、やらない人、出来ない人。

「自分もそう思ってた」 「自分もやろうと思ってた」 「●●作ろうと思ってた」 「勉強しようと思ってた」などなど。


社会に出てしばらくしてからの私のメモ術は「やろうと思ったことをメモして、達成するまで毎日書き続ける」というものでした。

サヤカのスタッフにも数年前からこの手法を教えた上で帳面を渡していますが、そもそもメモをとることさえ「やらない人」だったら「やる」はずのことが、年単位で放置されているでしょう。

自らの向上心や問題意識が無ければ、帳面に書く文言さえ思い浮かばず、翌日の繰り越しもないでしょう。



さて、要するに予定表なわけですが、私の周りのAppleで書いたとおりiCloudがはじまりました。
現在ではウィンドウズのパソコンにもiCloudをDLし、選択項目を同期させることができています。

Cloudで巨大なデータ管理などは今の時点で考えていませんが、私の予定がいつでも閲覧でき、どの端末で予定の追加、あるいは変更をしたとしても、全ての端末で自動更新されるというのは、無駄やミスがなくなり本当に助かっています。


2011年10月27日木曜日

MI Paste TOOTH CREAM  ‐ GC‐

GCが面白い商品を出しました。



口腔化粧品のカテゴリーらしいですが、その実はリカルデント系で歯質の強化をうたっていて、大人の事情で書けないながらも、実際の効能は表記以上のものがあるそうです。

ミネラルペーストで牛乳から作っているということで、サヤカのスタッフ数名が実際に使わせていただきましたが、これがまたなんと 「 美味しい 」 のです。







どれも口の中でグシュグシュしていると、あまりの美味しさに飲み込んでしまいそうになります。
(これは表記されていませんが、特に飲んでも問題ないそうです)

歯磨き後の使用というせいもあるのか、MI Pasteの使用後は自然な爽快感が広がりました。

値段は少々張るようですが、予防やケアなどで使うのは良いかもしれません。


( 協力:岩瀬歯科商会 サックスの上手な鈴木さん )  

鈴木さんは こちらの動画でサックスを演奏している人です

シェード 再製作

先日シェードの修正を依頼されたので、夕方から出かけてきました。

パッと見た目は近心の辺縁隆線も良い感じで・・・と思いましたが




ちょっと暗かったです


e.max  layering


2011年10月26日水曜日

ブログというもの

ちょうど一年前の今日、2010年10月26日に今日書いた題と同じ「ブログというもの」でこのブログを始めました。

ですから今日は、 SAYAKA(サヤカ)徒然 一周年記念の日になります。

今でもそうですが、最初の頃から文才の無さと思考回路の支離滅裂さをイカンなく発揮しながらも、何とか一年をやり通したと思っています。

ネット上で書くということは知らない人に読まれる、見られることを前提とし、責任を負うこともあるでしょうし覚悟もします。
いやいや日記だ、記録用だなどというのであれば、ワードやテキストに書いておけばいいだけのことです。

最初の10月の月間ヒット数は、何と 「  2  」 でした。
もちろん10月は26日から始めたということもあります。

11月は「 205 」に成長しましたが一日平均10ヒットも無いということです。
およそ見ているのは極めて私に近い人間ばかりだったと思います。
もちろん自分のビューは含まれません。

12月には「 751 」となり一日平均にすると25ヒットですが、まだまだ私に近い人間が習慣化した+αの数字です。

12月末というか新年明けてというか、昨年9月から取り組んでいた自作HPを年末年始のカウントダウンに合わせてアップし、形の上ではブログを含めたネット環境の外堀を埋めました。



HPはその構想から、HP製作ソフトの買い出し、基本的にMac用に作られたソフトということもありウィンドウズで使うと思った通りに作れないなど、散々苦労しながらも、スタートから3ヶ月ちょっとで何とか大晦日前には今の形になりました。



そして

1月には「 1332 」ヒットとなり、一日平均44ヒット。

2月には「 2289 」ヒット。

3月には「 2964 」ヒット。

4月には「 3555 」ヒット。

5月には「 4712 」ヒット。

6月には「 6499 」ヒット。土日を含めた一日平均200越え。

7月には「 6563 」ヒット。

8月には「 7376 」ヒット。

9月には「 7754 」ヒット。

そして今月ですが、今日26日時点で すでに「 8500 」ヒットを超えていて、直近の一か月では 「 9900 」ヒットを越えています。

土日を含めた一日平均300越えになり、過去一年間での一日の最大ヒット数は552ヒットです。

数字が増えることを実感しながらも、周辺での様子から分かったことがあります。
まず、私の周辺の人たちは、以前は毎日、あるいは日に何度か見ていた人も、だんだんと頻度が落ちてきます。
ブログを見るのが一日一回になったり、1~2日に一回になります。
更新状況にもよるでしょうが、これはかなりの人がそういう傾向をもつのではないでしょうか。

私も必ずチェックするブログが一つだけありますが、最初の頃は毎日見たり、何度も見たりしましたが、今では少し緩み、毎日のつもりがたまに見ない日もある、などとなりました。

およそ全体がそうなのだろうと考えると、これまでの一年間では常に右肩上がりの推移でしたが、それは縦の伸びではなく、緩やかな横の広がりを意味しているのでは?とも思っていますし、公開ブログという責任以上の責任を負ってきている実感もあります。



とりあえず、私はこのブログを通してやりたいことが二つあります。

どちらも今の時点では、それが何か公言できませんが、結果としての目標が一つと、私の努力で何とかなることが一つであり、それはどちらも相当大きな壁だということで、途中で挫折するかもしれないモノです。。。

そもそもなぜHPなのか、なぜブログなのか?ということですが。。。
私は歯科技工をやっていて常々感じていたことは、非常に速い速度で進化していく技工周辺環境のなかで、皆は今、何を使いどうやっているのか? 凄いと言われる人はどうなのか? アッチの機材はどうなのか? コッチはどうなんだ? これから何をどうやっていったら良いのか?ということです。

もちろん、そういったことというのは自問し悩み自答することであり、だからこその思い悩みなわけですが、だったら悩みを解決するために必死に頑張っている(つもり)の自分たちの姿も情報をも晒し、晒すからには正すところは厳しく正しながら、といった相乗効果も狙ったうえで、日々徒然に語っていこうと思ったものです。

専門雑誌を見ても、「昨今の審美に対する国民の関心が高まるなか・・・」などと、どこらへんの国のどこの話だ??と聞きたくなるような文言ばかりが目立ち、日常の技工からは逸脱した技工物が並べられ、紙面からは現実味に欠けるものに右往左往させられたり、時には「またか」と白けてみたりと、歯科技工のほんの一部が装飾されて出ているのではないか?とも感じることしばしばでした。

技工料金に関しても、統計などで紹介されている料金は嘘が載っていますね。
どこぞの技工士会の会長のラボでは委託技工料満額もらっているなどといっても、実際はクラウンで最高値2,200円などという内部情報が漏れ伝わったりすると、そもそも雑誌に載っている情報全てに対して斜に構えて見てしまいます。どこまで本当なのだ、何が現実なんだ、と。



確かなモノってなかなか無いですね。
私たちもそうですが、材料を作っているメーカーもそうでしょうし、売っている材料商の方もそうです。機材もそうです。
話を聞いているだけでは、技工士が作る技工物も、材料も、機材も本当の姿が見えません。

じゃあ実際に買ってみればと言っても、そうそう買えるものでもありません。

雑誌などで紹介されるときは、紹介する人に対してメーカーの息がかかっているわけですし、下手すると個人のブログでもメーカーにオンブしてもらって書いているモノさえあります。
正確に言うと、メーカにオンブしてもらっていると、正直なことが書けなくなるのだろうと思います。


多くの事柄に真面目に取り組みながらも、毎日苦しい現実に押しつぶされそうになっているかもしれない多くの技工士さんや、頑張っている先生方、たまにネットでインプラントやジルコニア、e.maxなどの検索や、材料・最新技工の検索をした人に対して、現実の一部かもしれませんが紛れもない事実を紹介し、少しでも何らかのお役に立てて頂ければと思っています。




私の、またサヤカでの出来る範囲は非常に限られています。
私も普通の技工士であり日々の技工作業に追われていますので、情報の量・質、さらに文章の質については少々生暖かい目で見ていただきながら、それでも感じたままの現実は出来る限り正直に書いていけたらと思っています。

2011年10月25日火曜日

外苑前

昨日は夕方から外苑前駅近くにある青山田中歯科医院へ、立ち会いへ伺ってきました。
( いつもの医院のリンクと違います )

先日来紹介している「スペシャル」な上下28歯ジルコニア補綴のファイナルImpで、ドーソンテクニックによるバイト採得なども見せていただきました。



USBでパソコンにつなげ、体重の掛け方のバランスを見るものだそうです 




私が伺ったのが16時過ぎでしたが、アポイントは13時半から入っていて、なんと治療が終わったのが19時過ぎでした。。。

「先生の方が年上なのに、僕の方が負けそうですよ」と患者さんも言っていましたが、田中先生の集中力には脱帽です。

患者さんのスケジュールが多忙なようなので、治療を小刻みにすることが出来ず、一日ごとに到達点まで必ず終える姿勢だからだと思いますが、それにしても6時間に及ぶ治療を顔色一つ変えずノンストップで続けることが出来るというのは並大抵ではないと思いました。

治療が終わって食事にでもということで向かったのは、こちらも外苑前駅近くの「poco a poco」というスペイン料理屋さんです。




なんと御年76歳のマスターが並々ならぬスペイン通で、どこかの講義でも受けているかのように私の知らない沢山のことを教えてもらいました。またその話術が絶品で、目の動かしかた、軽い身振りを交え、お酒で酔うのとは違う、話に酔うといった感じを受けました。本職は写真家で、スペインへ撮影に行くときは20kgからの撮影機材を抱えていくそうです。やはりプロの仕事といった感じで、店の中に飾られたスペイン人のポートレートは迫力がありました。

それでも普段の日中はウクレレ作りをされているとか・・・多彩で前向きなマスターでした。


写真右下にあるのがハモンセラーノという生ハムで、スペインではNo.2の生ハムだそうです。熟成期間がもう少し長いものが一つだけあって、そちらがNo.1だそうです。








私は基本的に下戸なので、こういった洒落た店を全く知りません。
ポコ・ア・ポコは、まるでTVで見たことあるような洒落た大人の雰囲気漂う店だったので、密かに少々緊張していたというのが本音ですが、ツナを赤ピーマンで包んだものや、ハモンセラーノ、トルティーヤ、トルッパなど、本格的なスペイン料理は本当に美味しかったです。

外苑前駅近くに御出での際は、是非どうぞ。

2011年10月24日月曜日

週末のセミナーなど

土曜日は先日書いたように、インプラント説明会に参加したグループがありましたが、傍らで佐野はJDAスペシャル例会へ準会員として参加していました。

JDAでは阿部二郎先生の挨拶のあと

■小久保京子さんのガムシェードについて
■水口俊介先生のCAD/CAMによる義歯製作
■ナート先生によるIODのワールドトピックス
■小川徹先生による東北大学におけるIODの力学的研究
■阿部二郎先生の下顎2‐Implant OverdentureにおけるJDAコンセンサス
■亀田行雄先生の上顎のIODの困難さとその対策
■前田芳信先生の上顎のIODに関する最新研究

と、濃い内容ながら長丁場の例会になりました。

IODは費用対効果に優れた技法という側面もあり、今後の臨床においては増々用いられるものではないかと思っているので、こうっいった多方面からの研究はとても貴重なものとして聞くことができました。( 佐野 )



日曜日は佐野と野崎がGC主催の  に参加してきました。
「第3回 国際歯科シンポジウム」という題からも、また会場が有楽町の東京国際フォーラムということからも、普通の国際歯科●●大会そのものというレベルのものでした。

GCは世界的にも高く評価されている企業であり、流石GCといったところです。

GCの講演会で野崎は、クラウンブリッジをどのようなことに注意を払って製作したら、調整量の少ない補綴物が製作することが出来るか?を学びに、遊亀裕一先生の話を聞きに行きました。

演題も「目指そう!咬合調整の少ないクラウン」です。

細かな話は割愛しますが、講演内容もさることながら講演後に個人的にお話をさせていただくことができ、そこでは「檀上では話せない」臨床技工における貴重な意見も伺うことができ、今日からの技工に少し光明が差したように感じました。 ( 野崎 )

2011年10月23日日曜日

インプラント説明会

少し前からいつもの発疹が出たりしていたので、行きつけの病院で薬をもらおうと思っていましたが、ここしばらく休みが取れなかったので放置気味でした。

最近は薬をもらうのも2週間分くらいがせいぜいなので、無くなると放置するしかない期間が出来てしまいます。

さて、その病院。
いつもは土曜日の午後に行っていましたが、今日は午後から大宮のソニックでインプラント説明会があるということで、午前中にしか時間が取れません。

「土曜の午前中は副院長先生の診療になります」との貼り紙は見ていましたが、今日初めて副院長先生に診てもらうことになりました。




「小林さ~ん」と呼ばれ診察室に入室すると

「こ、小林高志さん?」 と先生

「はっ?」   と私

「小林君?」  と先生

「はっ? 誰?」 と私

「え・・・私、濱田」 と先生



なんと、いつも診ていただいていた先生の娘の副院長先生は、私の小学校の同級生でした。

「濱田って・・・もっとポッチャリしてて色黒っぽかったけど」  と私

「あぁ 子供の頃はそうだったね」 と先生

昔の面影は無く、色白でほっそりしていました。

「よくわかったね?」 と私

「カルテを見ていたときは名前も見たんだけど全然気づかなくて、でも入ってきて顔見た瞬間に分かったよ」  と先生

私は子供の面影のまま歳をとっているらしいです。。。

30数年ぶりの、再会の出来事でした。

皮膚科内科の病院ですが、院長が皮膚科の先生で副院長は内科と言っていました。
見た目も古く年季の入った小さな病院ですが、いわゆる町医者の雰囲気を持っていて、私はこの病院をとても気に入っています。

副院長は、普段は200床ほど入院施設のある病院で勤め、木曜と土曜は父の手伝いをしているということで、ほとんど自分の時間がとれず室内にこもりっきりで、昔の面影から遠く離れていっているとのこと。

皆、それぞれ頑張っています。





さて、病院から帰宅後すぐにインプラント説明会の支度を済ませ、PWPデータの最終チェックをして出陣。

今日の日中は天気もすぐれなかったためか参加者も少なかったですが、かえって突っ込んだ質問が飛び交い、とても有意義なインプラント説明会が出来たのではなかったかと思います。

インプラント説明会というと、一般的にその歯科医院に来院していない人が情報収集に来るのが普通ですから、質問する人も歯に衣着せませんし、答える側も中立で何でも答えられます。

漠然としたインプラントの歴史などをウサギの話あたりから長々と語ったり、入れ歯は良くない、咬むということは重要だなどという抽象的な説明会とは違い、全て具体的に何をどう取り組んでいるかを伝えているので、全く初めてインプラント等の話を聞く人にとっては少々難しいかもしれませんが、こういった伝える行動こそが大事だと考え、「数年はしばらく続けていく」と先生も言っていました。

私も賛同するものですし、役割があれば可能な限りお手伝いさせていただければと思っています。

2011年10月21日金曜日

自転車のマナーと言われても

我が家の子供が小学生のころ、私はビギナー向けの自転車競技をやり始めました。

弊社のHPではスタッフとMTBのファミリー向けエンデューロに参加したものや、筑波12時間耐久自転車レースに参加したものも簡単に紹介しています。  こちら

ロードバイクではチームなどに所属したりして、チームで練習したり、チームで競技に参加したりして楽しんでいたのですが、最近ではそういった集団が大井ふ頭などで交通ルールを守らないとして、変な意味で注目をされています。
またブレーキなしピストで死亡事故があったりと、自転車への風当たりが強いようです。
私が所属していたチームは「交通ルールを守る」という姿勢を貫いており、大井で練習したときも他のチームが信号を守らず通り過ぎていく横で、ハァハァ言いながら信号待ちで休んでいたものです。




そんな影響から、普段の自転車乗りでも交通ルールを守るという習慣は着いていたのですが、私が交通ルールを守って自転車に乗ろうとすると、それを迷惑がる人々が多くいる、ということを実感していました。

昨今のニュースでも自転車のルール、モラルだの言っていますが、自転車のルールを守っている人は自転車のルールを知らない人に苦しめられているとも言えます。

それは車道を通行しているときに幅寄せしてくる自動車であったり、車道の右側を通行してくる自転車であったり、歩道を徐行しているときに後ろから物凄い速度で追い抜いて行く自転車などです。

右側通行をしてくる自転車ほど対向して向かってくる車が怖いためか、歩道側をなめるように走行し、ルールを守って左側通行している自転車を車道側に膨らませます。

自転車で車道を走行していて、警察に怒られたことさえありましたw
もちろん自動車専用道路ではありません。自転車も歩道走行可の場所です。

上の図で車道を自転車で走行する場合は左側通行厳守ですが、歩道通行可のとき自転車は歩道内の車道側を走る、となっています。

では、同じ歩道の中で自転車同士がすれ違うとき、どうするのか??
警視庁に確認しましたが、同じ歩道の中で「左側通行」が適用されるそうです。

交差点では歩行者用信号に従って通過するときは「自転車を降りて押す」、と覚えていましたが、改めて警視庁に聞いてみると「自転車に乗ったまま通過しても法律違反というわけではない」とのことでした。ただ、乗った状態で歩行者に接触した場合は大きく過失が問われるとのことです。

特に自転車走行帯が設けられているときは、歩行者用信号が青で普通に走行しても構わないそうです。

さて、スクランブル信号のときは、どの信号機を守れば良いのか?
これについては、そこらへんの警察官も知りませんw
以前に私が車用信号に従って直進したとき、警察官に呼び止められ、ひどく怒られました。

巨大なスクランブル信号で横断歩道の横に自転車走行帯が設けられている場合は別ですが、ミディアムクラスのスクランブル交差点では、自転車は車用信号に従って直進出来るそうです。
もちろん右折の場合は二段階右折です。





こういった基本的なことを知らない人が多いのではないでしょうか。

自転車は人力で移動できる最高の乗り物だと思いますし、口先だけのエコではなくホンモノのエコの一つなわけですから、自転車の存在価値を理解して、乗りやすい道路整備も進めながらルールを浸透させていったほうが良いのではないかと思います。

知っている人は知っていますが、数年前に国家レベルで有識者らしい人々が集まり、自転車を車道から追い出そうと画策したことがありましたが、今日のニュースでは自転車を歩道から追い出すようなことが言われています。。。
社会全体が車に依存し、車に迎合してきた背景があるので、今のままルールだけ押し付けると自転車は危険なモノになってしまいます。


今後に期待したいです。




【 自転車の違反と罰金 】です   懲役もありますが面倒なので書いてません
  • 飲酒運転       100万以下の罰金
  • 信号無視         5万以下の罰金
  • 一時不停止        5万以下の罰金
  • 車道の右側通行     5万以下の罰金
  • 無灯火           5万以下の罰金
  • 二人乗り          2万以下の罰金
  • 並走(並進)         2万以下の罰金
  • ブレーキ等整備不良   5万以下の罰金
  • 携帯電話の使用     5万以下の罰金
  • イヤホーン等の使用   5万以下の罰金
  • 傘さし運転         5万以下の罰金
  • 歩行者妨害        2万以下の罰金
  • 交差点通行方法違反  2万以下の罰金


2011年10月20日木曜日

ネットで本を買う?

本は本屋で。

と、本屋をブラブラして目に付いた本を手に取って、といった具合で最近は本を選んでいましたが、週末に気になる作家を知ってしまい、ネットで検索するとアマゾンで購入できるページが開けました。



便利というか、何というか、その程度の買い物ぐらい体動かせと言われそうです。



先週の日曜日に思い立って、一週間待たないとならないと思うと、ついクリックしてしまいました。何とも言えない罪悪感のまま、送料無料で今日届きました。


作家は 「 宮部みゆき 」


たぶんこの人の本は読んだことないと思いますが、とりあえず4冊買ってみました。
楽しみです。







臨床ケースですが、ちょっとスペシャルなケースなので後々報告していければと思っています


2011年10月19日水曜日

e.max セラム  注意している点

ジルコニア・セラミックの場合、以前まではセルコンセラムKissを使っていましたが、最近ではe.maxセラムを使っています。
さて、そのe.maxセラムですが
サヤカでは特に注意していることが一つあります。

例えば、一人の患者さんのケースで、単冠とブリッジが混在する場合、焼成は別々に行います。

e.maxセラムは焼成温度が750度で、kissと比べても80度低く、ZRと比べると150度以上低く設定されています。

炉内に入っている時間も短くなるわけですし、さらに熱伝導率の低いジルコニアの質量が大きいブリッジなどでは、陶材が生焼けになりやすくなります。


何も考えられていない薄いコーピングのフレームなら別かもしれませんが、弊社スタンダードのサポート形態を考慮したジルコニアフレームなどの場合は、特に注意しなければなりません。

具体的には単冠などは
乾燥3分、プレヒート5分、昇温率33度/分、最高温度750度、係留1分 ですが、

ブリッジや連結でもフレームが厚い場合は
乾燥5分 プレヒート10分 昇温率33度/分 最高温度750度、係留2分 で焼成しています。
本数、質量に応じて焼成温度を数度上げても、良いと思います。

もちろん、ファーネスの能力等による差があるでしょうから、それぞれの環境でベストの設定を探せば良いのだろうと思いますが、サヤカではこの数字で程好い結果になっています。

参考までに

2011年10月18日火曜日

咬み合せ勉強会 と 本の話

今日は午後から歯科医院で行われた、咬み合せ勉強会に参加してきました。

臨床の現場を通しての勉強会ですので、これまでの概念では受け入れづらい真実も、目の前で見せつけられ続けると少しずつ理解できるようになります。

今日の1人目の患者さんは元がアングルの3級でしたが、矯正や無茶な排列をすることなく被蓋咬合になったものです。

2人目の患者さんは2級の患者さんですが、これからアーチの拡大を施し後方を上げながら顎全体を前方に回転させアンテリアカップリングまで詰めようと計画を立てたところです。




さて、本ですが。
土曜日に大阪へ出かけるということで、手元にある「秀吉の伽 (中)」を持っていこうかと思ったのですが、半分以上読み進めてしまっていて、東京駅までの時間と新幹線の2.5時間の往復、それに宿での睡眠導入剤としての時間を考慮すると、ちょっと足りないなと考えました。

そんなことを思いながらテレビを見ていたら、「夜明けの街で」の映画の宣伝が目に入りました。
作者は東野圭吾。 

積極的に手にしない類の本ですが、内容紹介に少々そそられたので出発直前の大宮駅で購入しました。やはり東野圭吾の本は購入しやすいです。


さて、その「夜明けの街で」ですが、ただいま絶賛上映中とのことなので詳細は書けませんが、落ちてはいけない恋に落ちた男女の物語で、その後ろにある15年前の事件と、事件を背負ってきた家族の思い、そしてそれら全ては最後の日の告白のためにあった。。。という、ちょっと個人的にはサッパリしすぎる小説でしたが、私の余った時間を埋めるには程好いドキドキ感もあり楽しめました。


ただ、訳あって本を読む時間があり過ぎ、土曜の夜には読み終えてしまったのが失敗でした。

その訳とは。
パソコンを持って大阪入りしたのですが、なんと電源ケーブルを忘れてしまいましたw

土曜の出発直前までファイルをいじっていたのが災いしました。。。

パソコン内のデータを土曜の夜にユックリ仕上げをしようと思っていたのですが、本番の日曜日にバッテリーが足りなくなることを恐れ、結局パソコンいじりは何も出来ず、本しか読めませんでした・・・

携帯もパソコンから充電すれば良いと思っていたので、日曜日の新幹線の中では【 バッテリー 15%未満 】の注意が画面を覆っていました。

電気に気を使い続けた週末でもありました。

2011年10月17日月曜日

BBO 総会・学術大会

学術大会は長野で開業されている副会長の小林先生の挨拶から始まり、楠先生、幸田先生、杉村先生、西村先生、宮原先生がそれぞれ60分の発表をされたそうです。

私も10年以上前にBBOの総会・学術大会に参加させていただいたことがあり、その後は弊社の恩田もBBOセミナー入門コースを卒業させていただきました。


私が参加したときも、BBO平面獲得によりホメオスタシスが改善され、末期と言われた白血病が快方に向かっている、という驚くような臨床報告も聞いた覚えがあります。

また、最近では青山田中歯科医院の田中武先生が、BBOの小林先生とお知り合いだと伺い、妙な親近感も勝手に抱かせていただいております。。。





学術大会で深く心に残った話は、サルのバイトを意図的に高くしたときに頭蓋骨がどのように変異、変形するのか?というレポートでした。
犬歯を高くすると、高くした側の筋肉の緊張が増して頭蓋骨が拡大し、小臼歯を高くすると蝶形骨が拡大し、片側全てを高くすると、犬歯の時と同様に高い側の頭蓋骨全体が拡大(大きくなる)するというものです。 (米田友三)



BBO本部は こちら

JIADS Dental Technician Course  第二回

今回のセミナーは前回の続きで、主に実践編ということでおこなわれました。 
前回のレポートは こちら

■支台歯のコーティングは何故拘るのか?の説明と、具体的に何を使ったらいいのか?

■クラウンブリッジ用ワックスの選択と、その使用方法

■精度の高いロー着 ≪埋没法≫ と ≪電気仮着法≫

■メタルの膨張と収縮について 鋳造する金属の融点別  コントロールできる部分と出来ない部分



講義内容の詳細は割愛します。


咬み合せ講演会  ‐新大阪‐

先月は東京で開催された咬み合せ治療の講演会ですが、今回は大阪での開催でした。

まず感じたことは、大阪は熱い、ということです。
会の長であり演者でもある京都の越久村先生、大阪の河合先生とご一緒させていただきましたが、満席になるほどの参加された先生方の熱気に、私独り押しつぶされそうになってしまいました。




河合先生は。。。
咬み合せを学ぶ以前の自分は、という表現で極めて謙虚な滑り出しをされながらも、昨年一年を通して学ばれた知識に基づいて対処した症例を紹介されたり、咬み合せ治療がなぜ重視されないかを論理的に説明したりしながら、これからは歯科医療として、原因を特定した再発させない根本治療をめざして、全身の健康までを考慮した口腔科医でなければならない、と話をされていました。





会の長である越久村先生は。。。
咬合位、特に前方位の不思議を複数の症例写真を交えながら紹介され、また歯列弓が無意識下に脱輪する実際の様子を治療途中のTEKの摩耗面を用いて説明されていました。さらに親不知がもたらす諸問題を具体的な例を示しながら説明し、さらにはペリオは細菌学より先に力学的問題に注目すべきだという考え方を、こちらも映像を交えながら示されていました。



休憩時間は後ろに並べてある書籍や解説書、見本模型などに多くの先生方が注目されていました。



講演会終了後の質問の時間では、その時間だけで45分も消費するほどの質問があり、受講された先生方の熱い姿勢が伺えました。




歯科医院はコンビニより多いと言われる中でも、毎年2,000件からの歯科医院が開院し、1,000件からの歯科医院が閉院されると聞き知ります。

今回の講演会には、北海道、九州からも参加された先生がいらっしゃったということですが、やはり先生方の学ぼうとする姿勢にはいつも頭が下がります。




週末のセミナーなど 

私は咬み合せ治療の講演会に出席するため、土曜日から大阪入りしました。



佐野と野崎はJIADSの2回セミナーの二回目に参加するため、野崎は前日に大阪入り、佐野は当日の日曜日に大阪入りしました。

米田友三(友田)はBBOの総会、学術大会への出席のため、東京八重洲へ出かけました。

私は新大阪の東口のビジネスホテル、後で聞いた話ですが野崎は西口のビジネスホテルに泊まっていたそうです。

しかし、新大阪というのはビジネス街のためか店は少ないですね。。。食事も困りました。
西口は栄えているのかな?と思い、後で野崎に聞いてみたところ、西口はコンビニさえ探すのが大変だと言っていました。


せっかく大阪に行くということで、私はいつもお世話になっているJapan Craft.JPI主幹の重村さんのラボへサプライズで行ってしまおうと考え、新大阪の宿に着いてパソコンの入った重い荷物を置いてすぐ、大阪まで移動して、そこから環状線に乗り換え森ノ宮まで行きました。

森ノ宮に着き、かつて二度ほど行った道のりを思い出しながらJ prosthoを探し、なんとか辿り着いたと思ったら、どうも人気のない雰囲気。。。



仕方ないので、サプライズは無しにして、ラボの玄関前から重村さんの携帯に電話を入れると

≪ 重村さんのラボ、J Prostho の入り口です ≫

「ども重村です。あぁ小林さんか。小林さんな、俺は今どこで何してるか知ってるかい?」
と重村さん。

「いえ、分かりませんけど、重村さんも僕が今どこにいるか知ってます?」
と私。

「今な、セミナーで喋ってる最中だよ。マナーモードにしておくの忘れてた」
と重村さん。。。

「そうでしたか、それは失礼しました。時に今、僕はJ Prosthoの前にいます」
と私。

といった感じで、お互いに軽く驚きあい私は恐縮しながらも取りあえず御土産は奥様に渡しておく旨を伝え電話を切り、入り口の写真だけ撮らせていただき、新大阪へ戻りました。


重村さんは随分以前からコバルトボンドに着目していて、12月4日に特別演者として(株)アイディエス技術顧問 大阪大学名誉教授を招き「コバルトクロム補綴の可能性」という講演会をおこないます。  こちら

コバルトクロムの生体親和性については先生方に質問もされることも多く、大学教授レベルの先生がどう話すかはとても気になるところですし、鋳造されたコバルトクロムの酸化膜の付き方は半端ではないものがあって、金属床などのように加熱回数が少ないものは良いですが、特に何度も焼成をしてそのたびに厚い酸化膜が内面に生成されるメタルボンドの材料として技工士がどのように対応していくのか、などなど、副題を見ても興味をそそられます。

2011年10月15日土曜日

浦和歯科医師会 第一回学術講演会

今日は夜の7時30分から浦和区役所保健センター4Fで、浦和歯科医師会 第一回学術講演会が行われ、私も医院スタッフとして参加させていただきました。

講師   埼玉医科大学医学部口腔外科科学 教授 依田哲也先生
演題   「すぐわかるカード式:歯科診療に必須な全身リスク診断とその対応」


歯科診療の通常診療、局麻下切削、抜髄、抜歯、難抜歯、小手術などは、全身状態のリスク診断が出来たうえで行わなければならず、そのリスク診断には疾患別対応カードを確認すれば困らない、という内容でした。

全身状態のリスク診断は、病気別にカード方式で記されており
【 病名 】があって、その病気について【 何を問診 】するのか、【 歯科診療段階別注意点 】はどのようなことか、また【 投薬の注意点は 】や【 休薬は誰がどのようにやらせるのか 】、さらに【 X線検査は 】【 アナフィラキシーの症状と対応 】などが箇条書きされています。

どれも薬の名が多く、対応の仕方も細かい数字が出てくることもあり、例えば血液凝固の試験で何秒以内に血が止まれば等々、専門家でも全て覚えることは出来ないということで、カード式のリスク診断が作られているようです。

同席させていただいた先生などは、喘息もあれほど気を付けなければならないとは知らなかった、と少々驚いていました。

私としては少々アレルギー持ちですし、喘息の症状も出ることがあるので、患者目線でも聞くことが出来たと思います。





ちなみに、カードに記されている病気は以下のものです。

「高血圧」 「糖尿病」 「脳梗塞」 「喘息」 「骨粗鬆症」 「癌・悪性腫瘍」 「肝炎、肝硬変」    「慢性腎臓病」 「甲状腺機能亢進症」 「甲状腺機能低下症、橋本病」 「高脂血症」 「痛風」   「貧血」 「突発性血小板減少性紫斑病(ITP)」 「血友病」 「妊娠」 「授乳中」 「アレルギー」

2011年10月13日木曜日

私の周りのApple

iCloud が始まり、早速手元にあるipod touch, ipad2をiOS5にしてCloudを試してみました。

これはかなり使えます。



iOS5が出てiCloudが始まり、明日はfor steveのiphone4sが発売されるという、今のところAppleのやることはさすがジョブズといった感じです。

私側の問題ですが、これでiphene4sでデザリングが出来て、officeデータの再現能力と編集能力が備われば・・・最強のツールになると思っています。

2011年10月12日水曜日

NOBEL BIOCARE  幕張プラント  その2

プラント内を案内をしてくださったのは、プロダクションマネージャーの岡山さんです。
優しい面持をしながら、細かい質問にも丁寧に答えていただきました。

プラント入り口の扉を開けると、そこには「 写真で見たことがある 別世界 」が広がっていました。

入ってすぐ右手に5軸のジルコニア用CAMが並んでいて、実際に削り出しているトコロを見せていただいたり、大きな棚に並べてある削る前の半焼結ブロックを手に持たせてくれたり、適合試験用のプラスチック製の支台歯を触らせてもらいました。

切削するマテリアルに関わらず、注油下での切削のその液体は90%が水で10%が植物油ということは知りませんでした。

5軸それぞれのデータが液晶画面上で目まぐるしく変わりながら、ジルコニアブロックが結構な圧で注油されながら、それはまるでジャブジャブの水だらけの空間にジルコニアブロックが浮いていて、そこに切削バーがダイナミックに削り込んでいっているという不思議な様子でした。

ジルコニア単冠のラインや、今年の末にいよいよ始まるというe.maxCADの最新CAMなどを見て、大きなエレベーターに乗って1階に移動しました。

ノーベルで扱うe.maxは2ケイ酸リチウムセラミックが半焼結の状態でユーザーに納品されるので、ユーザーはイボクラのファーネスを持っていないとクリスタライゼーション出来ないというハードルがあります。逆に利点としては、ジルコニアのフレームを支台歯としてスキャンしてe.maxを削り出してもらえば、クリスタライゼーションの工程でコネクト陶材によって化学的に結合させ一体化できるということです。

今のところ単冠のみの製作ですが、これが複数歯対応になれば相当な存在になるのではないかと思っています。

バーアタッチメントの工程には研磨専門の技工士さんがいて、そこで仕事をするためには入社後2ヶ月間スウェーデンへ行って研磨の研修を受けなければならない、ということでした。
実際に研磨したサンプルを見せてもらいましたが、一般的な手研磨による仕上げとは思えない、まるでi podの裏蓋は日本の匠の技、というのと同じレベルを感じました。


削り出された製品は最後に検査を受けてOKだったら出荷されるということですが、その検査に使われていたスコープのようなものが逸品でした。

Vision Engineering社 の Mantis Elite です。  HPはこちら

これも作業しているスタッフの方に席を譲っていただき、実際に覗かせていただきましたが、もう見た瞬間に「これ凄い! 皆も見せてもらって!」と声に出してしまいました。

メガネをかけていようと、裸眼だろうと、のぞき窓(?)に顔が接触することなく見ることが出来、それでも手元が程好く拡大され、明るさも目が疲れない範囲で細部まで見える程度に調整され、被写界深度も浅くありません。 これはぜひ欲しいと思いました。



見学が終わりプラントをあとにしようとしたところ、出入口付近にある大きなモニターに「 株式会社サヤカ 御一行様 」と表示されていました。

「ちょっと作ってみました」とノーベルの方。サービス精神満点で恐縮です。
プラント内は例外なく撮影厳禁ですが、プラントマネージャーの知名さんの計らいに甘え・・・

知名さんと一緒にパチリ♪



プラントの皆様には仕事中のところ大変ご迷惑を掛けながらも、細々と見学させていただき、ありがとうございました。

その後は休憩をはさんで、私の臨床を通した「インプラント技工」「CAD/CAMで出来ること」などを講義させていただき、本日の予定を全て無事に終了することが出来ました。

埼玉歯科技工士専門学校の計らいとノーベル・バイオケア・ジャパンの協力で、今回の見学会が実現しました。

八木田先生を始め学校内の調整などをしていただいた方々皆様に感謝申し上げます。
また、待ち合わせの最初から、見学、講義、駅までの見送りまで、重厚で手厚い対応をしてくださった瀬川さん、佐々木さん、山本さん、室塚さん、そしてプラント内の全てにおいて大変親切に対応してくださった岡山さん、知名さん、そしてスタッフの皆様に感謝申し上げます。


ありがとうございました。

NOBEL BIOCARE  幕張プラント  その1

今日は朝からノーベル・バイオケア・ジャパンの幕張プラントへ、埼玉歯科技工士専門学校研究科の生徒6名と、担任の八木田先生と私の8名で、プラント見学とセミナーにお邪魔してきました。



11時半に海浜幕張駅で待ち合わせだったのですが、少し余裕をもってということで朝の9時過ぎに会社を出発しましたが、お約束の首都高の渋滞にはまり、結局海浜幕張には11時10分頃の到着になってしまいました。


ノーベルからの出迎えは重厚で手厚く、エリアマネージャーの瀬川さん、東日本を統括する佐々木さん、お馴染みの来月結婚される山本さんと室塚さんの、なんと4名です。。。


近くの店で昼食をとりながら、臨床の話やノーベルの取り組みなど、かなり具体的な細かい話に華が咲きました。どの業界もそうですが、営業を担当されている方々の情報の質というものは、幅も広く奥行きも非常に深いものを感じます。私も情報の発信源であるという意識を常に持っていないとならないなと、あらためて思いました。



プラントに到着すると、警備の方に促され受付で名前を書いて訪問者としてのバッジを預かります。


昨年の11月には弊社の恩田が「 All on 4  」のセミナーを受講しに来ていて、映像と報告では知っていましたが、実際に来てみると、その行き届いた設備、整理された環境、洒落た色使い、更に、すれ違うスタッフ方々は皆挨拶をするという姿勢を含め、圧倒されるカッコ良さを感じました。

ここから30分間、山本さんからノーベル・バイオケアが提供する製品の紹介や歴史の話などがあり、その後休憩を挟んで私がイントロダクションを30分ほど務めさせていただき、プラントの見学に移動しました。

2011年10月11日火曜日

健康管理  -東京マラソン-  抽選結果


さて、8月の末に東京マラソンに応募したと書きました。  こちら

つい先ほど東京マラソン財団事務局から抽選結果がメールで送られてきましたが、結果は以下の通りです。




コバヤシ タカシ 様
受付番号:257832

このたびは東京マラソン2012にエントリーいただき、誠にありがとうございました。

定員を超えるお申込みがあり厳正なる抽選を行いましたところ、
誠に残念ながら今回はご意向に沿えない結果となりました。



私は歩き方が下手なためか右ひざに問題をかかえていて、3年ほど前に42kmを走ってみようとチャレンジしたときに12kmほど走って水を飲むために小休止した途端、歩けなくなってしまった経験があります。

上げた脚を前に出すことも、後ろに下げることも、地面につけることも出来ないほど、痛みが出たものです。駐車場までの2.1kmの移動に冷や汗だらだら1時間半掛ってしまいましたw

今回、もし東京マラソンに当選したらどうしようかと考えていたら、過去に東京マラソンに何度も出場している経験者の方から「20km走って、あとは歩けばいいんだよ、お祭りだし」と言ってもらっていました。さらに「走る前に ボルタレン を飲んでおくといいよ」とも言われていました。

薬の準備や、ジョギングやナイシトール(んをっ)を含めたダイエット計画、膝の皿が暴れないようバンドのようなものを用意したりと、何気にやる気になっていただけに、とても残念です。

これで3年連続の『 はずれ 』です。



今回の応募に合わせダイエット計画をすすめてきましたが、未だ成果はみられません。
後日このダイエットの取り組みについてレポートします。。。










SAシリーズ


SAシリーズのカーバイトバー、ダイヤモンドバー、ダイヤモンドジスクのセットです。
かなりレアな品で、このセットで持っている人はまずいないのではないでしょうか。

ヒョンなことから10年ほど前に私の元に来たもので、今も大事にしています。




 現在は名前が変わったのか、このままの名の会社は存在しません。
サイブロンといえば最近ではデーモン(矯正装置)で有名です。




カパっと開けると、上下に分かれ

上がカーバイトバー、下がダイヤモンドバーとジスクになります。




揃っていることに惚れ惚れし、使えませんw






このシッカリ感が好きです。


両サイドが使えるようになってますが、今でもこんなのあるのでしょうか。