2011年7月22日金曜日

e.max ステイン  その2

先日e.maxのステイン材について書きました。  こちら

その後、試しに使ってみたので、その紹介です。



今回はイニシャルIQ ラスターペーストは730度でちゃんと焼けるのかの確認と、色の出方を見ようということでやってみました。




こちら、純正のステイン材でステイン後、グレージング・ペースト処理した状態。





こちら、ラスターペーストでステイン処理した状態。
ちゃんと焼き付いている様子。。。


グレーズ用ペースト( LN )でグレーズ処理した状態。
2回ほど塗って焼いてをしてみました。


使ってみた感想としては、純正に比べて濃い着色が可能ではないかな?と思えます。
色も豊富なので、使ってみる価値がありそうです。


LNは思ったようなグレーズ面にはならなかったので、もう一工夫必要なのかもしれません。
岩瀬での半額セールもあと一週間ちょっとですので、来週にも購入するか決めます。


明日、明後日と大きなイベントが目白押しです。ようやく一段落つけそうです。
そのために時間を作ってアレコレと準備してきたので、明日は思いっきり燃え尽きようと思います。








2011年7月21日木曜日

通信簿

通信簿の季節になりました。

今年は学生が家にいる時間が増え、電気を沢山使うのではないかということで魔の7月21日と言われていましたが、台風の影響で昨日今日は涼しく過ごしています。

昨日は我が家でも通信簿が二つ届きました。
一番上の子供は大学なので通信簿はありませんが、高三の子と中三の子は通信簿を持っての帰宅です。それぞれ色々あるでしょうが、ほどほどに前向きに歩んでいるようなので、私からは「凄いね。よくやった。」とだけ、内容にかかわらず(を?)毎回言っています。

今は(昔もそうだったかもしれませんが)何をやっていても何時どうなるか分からないので、「こうなったら幸せになれる」みたいな、自分の理想を子供に押し付けるようなことはやめておかないといけません。

そういえば、先日歯科医院へ訪問した時に、先生が面白いものを見ていました。
通信簿ぢゃ~ありませんが、『適性検査』です。  こちら

小人数ではそれほど期待するものも無いかもしれませんが、それなりの人数がいる組織になると、自分を含めたスタッフと、改めて適正検査を受けてみると面白いのではないか、ということのようです。

仕事に対する積極性は?

一緒に働く人との協調性は?

責任感は?

精神的に安定してますか?

従順性と自主性を上手に使えますか?


それなりに社会に出て、自分では普通にやっているつもりでも、客観評価は全く違うものだ、なんてことが見えるのかもしれません。

2011年7月20日水曜日

出来る人と出来ない人

堀江貴文氏、京極夏彦氏らは「いつ執筆しているのですか?」「いつ寝ているのですか?」などという質問を多くされるそうです。

程度の差こそあれ、出来る人は「いつやっているのか」という目で見られます。
逆に出来ない人は「なんでやってないの?」という置きっぱなしの仕事を抱えているものです。
出来ない人ほど出来ない理由を捲し立てることからも、構図として理解できます。

要領が良く無駄道を踏まずゴールに向かって真直ぐ歩けるから最短で出来るのでしょう。
要領が悪く無駄道を踏み余計な事ばかりやっていたら時間や体力ばかりを浪費し何も生めません。

出来ない人が出来るようになるためには、取り組み方を変えるか、諦めるかしかないと思うのですが、そういう人ほど頑迷ですし、仕事を効率よく捌けていないながらも抱えているもので、なおさら変えられないし自覚出来ないものです。

でもだからこそ、組織化をして苦悩を減らす努力が必要なのでしょうし、だからこそ組織化は難しいのだろうとも思います。




さて、話は変わりますが、先日ジェノサイド(大量虐殺)を読みました。
本の紹介のところで積重なっていたモノです。  こちら (上から3冊目)

京極作品から遠ざかって以来、久々に読み応え充分の作品に出会えました。

超人類vs人類(アメリカ)の内容ですが、細かいところまで実在の機関の役割の裏を取りながら書いているようで、説得力と厚みを感じる表現の仕方は、小説ながらも、読んでいて目線、心を釘づけにする力を持っているように思います。

その中で面白いことを言っていました。
今では映画などを通じて、射撃訓練などの図はよく目にすると思います。

その標的は人の形をしていますが、昔は丸だったり四角だったりしたそうです。
その頃は、敵と戦闘になり混戦の中目の前に敵が現れたとき、引き金を引ける確率は2割だったそうです。戦争を指揮する人間からすると、それは困ることなので、確率を上げるために試行錯誤したそうです。

その工夫というものが、標的を人間の形にすることと、反射的に引き金を引かせるために、標的は置いてあるものや、動くものに加え、バッと起き上がる標的も取り入れたそうです。この工夫が功を奏し(?)目の前に現れた敵を躊躇することなく殺せる確率が8割近くに上がったそうです。

ただし、そのためにPTSDが急激に増えたそうですが。。。


今日は午後に歯科医院へシェードを採りに伺います。
佐野も即日義歯の製作で歯科医院へ行っています。

2011年7月19日火曜日

大臼歯のオールセラミック補綴

大臼歯のオールセラミック補綴は難しいですね。特にブリッジ。

大臼歯フルベイクでしたら、メタルボンドも同じようなものかとも思いますが、ブリッジになると微妙にたわむ金属に守られているなどという意見も聞かれます。

昨夜のNYでは金先物が高値を超えたということで、東京工業取引所でも高値を追う展開になっていたようです。今夜も高いようなら5月6日につけた4,103円をぶっ飛びで超えるのかもしれません。
ますます脱金属に取り組む必要に迫られる場面も増えるのでしょうか。
ジルコニア・セラミックでも機能咬頭にサポートを付与できる上顎は良いと思いますが、下顎は機能咬頭側にサポートを付与できません。








咬合接触のポイントを注意すればとも思いますが、それでは根本的な解決には近づけません。

日常生活では曲げ強度で100Mpa程度あるものが破折する力が加わることは、そうはないと思いますが、就寝時の無意識下では特にぺリオの起発部位の4番7番などは、思いもよらぬ力が加わるのではないかと思います。





6~7の連結部が破折し、その後のストレスで5番の舌側が破折


サヤカHPで図で示しているようなジルコニア+2ケイ酸リチウムセラミックの構造が、とりあえずの形なのかもしれません。  こちら



2011年7月15日金曜日

歯科医院経営

今日は歯科医院へシェードテイクへ出かけましたが、一仕事終えて院長室に行くと経営コンサルタントの方がいらっしゃいました。

その道の筋では名の通った方で、手掛ける歯科医院のコンサルタントはほぼ100%成功に導いているとか。。。

それはそれで、とてもグーなことで良いのですが、その人いわく
「変なコンサルタントにお金払って、経営が傾いている歯科医院が沢山あります」
と、日本全国の名だたる中型~大型の歯科医院の名を、具体的な困窮状態を織り交ぜながら挙げていました。コンサルタント費用が高いというのではなく、無能なコンサルタントを雇っても経営は改善されず、悪化するばかりだ、ということです。

都会での歯科医院の乱立からも、1歯科医院の患者数を考えた場合、これからは地方に目を向けないと無理だろうという話も、乱立する地域では10人ドクターがいたとるすると年収が●●●万円以下のドクターは4~5人いて、月の状況によっては衛生士さんのほうが取り分が多いという話を交えながら教えてくれました。

色々な現実を目の当たりにすると、確かにそうだろうと思います。




ん!  地震



歯科技工士も技工のことにとどまらず、歯科医療そのものの繁栄に何か出来ることはないか、などと考えます。

e.max ステイン

e.maxのステイン材については以前にこのブログで書きました。 こちら

GCのイニシャルIQのラスターペーストがe.maxのステイン材として使用できるそうです。
もちろんイボクラに確認はとれません。
もともと800度台の焼成温度ですが、730度で焼成して問題なく色が出せるのでしょうか。
なら、松風のステインはなぜ? などなど勝手な疑問もわきます


謎のメモも添付しています・・・


問題が無く、以前にも書いた「濃いガツンとくる色」が表現できるようであれば、取り入れたいと考えています。まずは手持ちの物で試してみます。

ちなみに今月いっぱいはセールで、セットで購入すると半額だそうです。(岩瀬歯科商会)

こちらメーカー標準セット。





2011年7月14日木曜日

夏本番 (写真更新)

あまりに暑いので、地表温度を測ってみました。



蟻が間違えてアスファルトに出ると、慌てて土のある場所に戻ります。
パニックになり土の場所へ戻れない蟻は、10秒ももたずに息絶えます。。。




測る場所と測り方を変えてみたところ、目測の最高温度で60.7度でした。


メーカーで外回りをされている方、材料商の方々、ご苦労様です。



一たび室内に入ると、その温度差にビックリします。

一般的には気分をサッパリさせるために外に出るものですが、これでは外に出るとグッタリします。


2011年7月13日水曜日

e.max 適合

6月後半に気温室温の上昇を受け、e.maxの適合について触れました。  こちら

適合が出ずに納品できなかったe.maxたち


室温管理、室温水管理はもちろん、埋没材を袋のまま水に浸けておくなどの温度管理もそうですが、午前中の埋没や午後の埋没、それが休み明けなのか?などなど周辺の条件も安定しません。




安定させることが出来る基本的な条件設定とは別に、先日も触れた混液比をどこまでいじれるのか?について0.5~1mlずつ増減して試していったところ、埋没材も割れずに具合の良い適合を得ることが出来ました。


これはIPFモードでプレスしたMO
クラウンは常に安定してくれます

クラウンやアンレーなどの外側性はそれほどシビアな調整は要らず適合が出るようですが、インレーはかなりシビアなコントロールが必要になると感じていますので、今回はインレーの適合について探求してもらいました。(担当DT.野口)









メーカーがいう所の埋没材の強度を保つ限界が50%の専用液です。
それ以上割合を減らすと強度不足になり、埋没材が割れる危険が高まるということです。
(取説どおりやっていても割れるときは割れますが)


正確な数値はHPに書くとして、ここには書きませんが
キャストのまま殆ど調整なく適合させるためには、上手なスペーサーの使い方と、専用液の50%を変えないとなりません。



埋没材の変更も考えましたが、そちらはまだ試してません。
実は他のメーカーから5年以上前にも試作品などを試させていただいたりもしましたが、何度か試したくらいで真剣には取り組んでいませんでした。
エンプレスⅠの最初の頃はCM-20だったかな? その埋没材も数か月試した程度で、結局イボクラ製品ばかり使っています。
当時CM-20(?)はプレス後の埋没材が硬くて割り出しが面倒だったと記憶しています。

現行品では松風のセラベティとGCの子会社から出ているTD VEST PRESSがあり、サヤカにもありますが(あるのを知らなかったが)、試してません。


(技工物の写真はDT野口)

2011年7月12日火曜日

咬み合せセミナー

久しぶりに咬み合せセミナーに参加してきました。

昨夜は新橋からドクターがわざわざサヤカにいらして下さり、なんだかんだと技工の話に華が咲き、夜中の1時過ぎまで話し込んでしまいました。

色々と勉強されている先生で話についていくのに精一杯でしたが、楽しい時間が過ごせました。
私も久々に血に熱が蘇る思いがし、おかげで今朝から取り組んだジルコニア6本Brは、「いつもより丁寧にやっております~」となり、技工士的にいうところのアンチエイジングのような気分を味わいました。

今日は午後から咬み合せセミナーでしたが、仕事につまづきw遅刻してしまいました。
いつもならフェリーチェのチーム菅君は帰っている時間にお邪魔しましたが、なぜか「お! 菅君♪」「あっ ども♪」と千葉でお会いして以来の再会。
生田さん お元気ですか?



こちらも頑張らねば。。。

コバルト・セラミック

プロセラ・システム、ゼノ・システムなどで展開している「バイオコバルト」ですが、使用されているコバルトは、ニッケル、カドミウム、ベリリウムを含まず均質性に優れている、とあります。

各社CAD/CAM  こちら

高周波などによる鋳造はせず、工業的に作られたコバルトブロックからの削り出しですので、そのような表現になるのだろうと思います。

利点としては貴金属などのように金属代に費用をとられない、ワックスアップと鋳造がないため鋳造ミスがない、などでしょうか。

欠点としては、これはソフトにもよるところで、特にプロセラの場合ですがフレームのキツサを調整出来ません。そのため単冠処理で支台歯が小さいなどの条件の時は不安になります。
また、CAD/CAM全般にいえることですが、基本的に少々のアンダーカットも許容できません。

実際にいくつかケースを経験してみると、作っていく上では問題などありません。



それなりに費用を頂くことを前提としたジルコニア・セラミックとは異なるため、サポート形態は付与しません。



適合はその基準が難しいところなので、ここでの個人的評価は避けますが、
写真程度は、なんなくこなします。(クリックすると拡大するので、見たい方はどうぞ)


サポート形態は付与しませんが、クリアランスの設定は当然しなければなりません。


松風MPでいつものメタルボンドと同じように、普通に出来ます。
ウォッシュの際に下地から浮き出る緑っぽい酸化膜は気分が萎えますが、普段金属床を手掛けている人に見せてみたら「金属床鋳造時の緑色に比べたら、とてもキレイ」と言われてしまいましたw



2011年7月11日月曜日

久しぶりに本屋

土曜の夜に久しぶりにフラッと本屋へ行きました。長らく読み続けながらも全く読み進まない「峠」は放置し、買った本の中から適当に取って「ふがいない僕は空を見た」を読みました。

最近目立つ表現技法なのか、章ごとに「私」が入れ替わります。
多くの登場人物のそれぞれの目線で一つの事柄を表現していく手法なのでしょうが、映画で松たか子が主演した「告白」の本あたりから私の目に付きすぎ、最近では「またこの手法か」と思ってしまったりします。

日曜日は娘のアッシー君に成り下がり、千代田区のソニーミュージック・エンターテイメントへ出かけて、駅の近くのルノアール(喫茶)で独り読書に浸りました。おかげで「ふがいない僕は空を見た」を読み終えましたが、その喫茶店で変なものを見ました。

おそらく一緒に出掛けた娘(今年19)より少し年上の女性3人組が、週末のお買いもの風に着飾った格好で窓際のボックス席に座っていました。私たちは14時ころに入店しましたが、3人組のテーブルの飲み物などの様子からは「入店して間もなく」の雰囲気ではありませんでした。

テーブルの下には、渋谷かどこかで買い物をしてきたようで、かわいらしい柄の手さげ袋が1人3つくらいずつ置いてあります。

で、その女性たちですが、ずっとPSP(プレーステーション・ポータブル)をやっているのです。
3人がそれぞれ1台ゲーム機を持ち、誰と喋るわけでもなく、ただ黙々をゲームをしているのです。

途中トイレに立つときも、黙ってトイレへ行き、戻ると黙ってゲームを再開します。
結局私が本を読み終わり喫茶店を出るまでの2時間くらいでしょうか、彼女らの様子は全く変わりませんでしたし、私が店を出る少しまえに飲み物をおかわり注文していたので、まだまだ居る気なのだろうと思いました。

これって今どきは普通なのでしょうか???

我が家では基本的に子供にゲームを与えていなかったので、ゲーム機を持って出かけるということもありませんし、ゲーム機に心を奪われている姿も見ません。携帯電話もEメールの出来ない電話機能だけのものを持たせているので、液晶を見つめたままなどという子供の姿も見ません。

喫茶店を出て駅前の文教堂という本屋へ行きましたが、そこでは多くの人が本を立ち読みしたり物色したりしていました。
あぁ良かった見慣れた人間がいた、という感じがしましたw




以前に私の本の師匠に教わったyomyomに連載されていた「ツナグ」が本になりました。
死んだ人と生きている人を会わせる「ツナグ」という能力を授かった人がいて、死後の再会の裏にある人間模様を描いている作品です。ツナグは、独創的な小説ながらも品があり、優しさと感動に溢れた作品だと思います。

再びドップリと浸りたいと思い、ハードブックながらも買ってしまいました。

2011年7月8日金曜日

e.max CAD on  大臼歯

e.max CAD on        
CEREC inlaboでは4歯まで口腔内カメラ使用でBrの製作が可能になっており、
コネクト陶材は2ケイ酸リチウムセラミックのクリスタライゼーションの際に焼結する。

大臼歯のオールセラミック化を考えると、オールジルコニア(酸化ジルコニアがセラミックか?は置いておく)の次に安心できるシステムはe.max CAD onなのだろうと思います。

現実にはinlaboの場合適応本数が4歯までと限定的なので、応用範囲から考えるとそれほどでもないかな?とも思いますが、ジルコニア・セラミックの大臼歯の破折が目立ってくると、気になる存在になります。


ジルコニア・セラミックの場合≪セラミック部分≫が破折するわけですが、ジルコニアとセラミックの結合に関してはQDTでも発表されているので割愛し、私はジルコニア用セラミックの強度、曲げ強度に注目してみます。

先日もヘレウスの発表会(?)で小野寺氏が「リューサイトが入っていないとセラミックの破折につながる」というような話をしていたとも聞きました。
そこらへんは松風の開発者に言わせると「ん~?」というトコロらしいですが、その松風のジルコニア用陶材にはリューサイトが入っていて、セルコンセラムkissよりは曲げ強度が高いそうです。





上顎は機能咬頭直下にサポート付与できますが、下顎はできません。。。



などと松風の方と話をしていたら、お試しでジルコニア用陶材を貸してくれることになりました。
届き次第、試させていただきます。


大臼歯のオールセラミック化(単冠ではなく)を考えた場合、前述のe.max CAD onはCERECやエベレストなどと少々金額的ハードルが高く臨床応用の幅も狭いとして今は考えず、現実に技工所として取り組むとすると
e.max ジルプレス か ジルコニア・フレームへのe.maxの接着です。

ジルプレスはセラムで修正の焼成が出来ますが、接着の方は接着後の修正が出来ません。

ジルプレスは2ケイ酸リチウムセラミックではなくフルオロアパタイト・ガラスセラミックなので曲げ強度が110Mpaになります。普通の築盛型セラミックとほとんど変わり映えのない数値です。

e.maxの詳細はこちら

しかし現実には築盛・焼成されるセラミックは安定して100Mpa前後の強度があるのか?というと、それはないそうです。私もそう思います。
陶材の密度や真空の状態、築盛されるときの水分量、空気の巻き込み具合、などなど、数値に変化を及ぼす要素が沢山あるのだろうと思います。

臨床例からはセット後のジルプレスの破折はほとんど無いそうです。
構造的にもジルライナーで繋がれているので安心感があります。

ジルコニア・フレームにe.maxを接着する技法も、臨床で2年経過しているトコロでも経過は良好のようです。構造的には1000Mpaのジルコニア・フレームに400Mpaのe.maxを、せいぜい50~60Mpaの接着剤でつけているので、問題が出るとすれば接着剤の強度ではないか?とイボクラの方も言っていました。


日本でも超有名な審美系の歯科医院でも、大臼歯を白くする場合に最近ではメタルボンドを選択しているなどという、かなりシークレットな噂も聞いてしまいましたw



まだまだ色々と模索していくのだろうなと思います。  以前の関連コメントは こちら

2011年7月7日木曜日

JDA 定例会  その4 【佐野】


デジタル義歯」   豊通マシナリー 石田卓也氏



豊通マシナリーの石田氏がデジタル義歯というテーマで発表されました。

豊通マシナリーと言うと3Dプリンターですが、今回の発表で驚かされたのは3Dペンマウスでした。ペン型のマウスなのですがモーターと連動していてコンピューターの画面上で本当のWAXUPをしているような感触が体感できるということです。画面上の金属床のWAXUPをインスルメントで削ると手に感触が伝わってくるそうです。3Dペンマウスを使うと術者の微妙なニュアンスをCAD/CAMに反映させることができるそうです。日本の歯科大学でもCAD/CAMの教育に3Dペンマウスを導入しているところもあるそうです。


≪写真と文章は関係ありません≫   







プレゼンから何から

セミナーや講習会、講演会などに出席していると、当たり前のようにプレゼンを見ます。
アニメーションや音など当たり前ですが、最近では動画も当たり前になってきています。

パワーポイントの画面の一部が動画だったり、全体を音楽と動画で演出したりと様々です。

そういったわけで、プレゼン資料を整理したり、データとして蓄積したりとてんてこ舞いしていますw

i phoneは9月に5が出るなどと言っていますが、どうなのでしょうね。
シムロックフリーになってくれたら嬉しいです。

先日のJDAのセミナーでもあるドクターが「ヨーロッパはほとんどi phoneだった」と驚いていました。
ちなみにそのドクターはつい先日アンドロイド系に変えたらしく、後悔していたようです。

そうそう、アップル系ですが、私は普段ウィンドウズ系ですので、オフィスのパワーポイントです。
使い方は常に最低限必要なものを、という精神なので熟知していません。
熟知していないなりにも使えますので、普通に保存したあとは、i tuneを通じて i pad とi pod touchのkeynoteに入れています。
仕事ではウィンドウズですが、手元にあるのは i pad と i pod touchです。

keynoteはパワーポイントデータの動画はサポートされておらず見られませんが、動画なしのプレゼンは美しく見ることが出来ます。また、 i padで見てもらいながら、リモートコントロールを i pad touchで出来るので、何かと重宝しています。



写真は口腔内用のカメラではデータが大きくなりすぎて扱いづらいため、クールピクスで撮影しています。シャッタースピードの扱いだけ気を付ければ、全く問題ありません。

動画はずいぶん昔のデジタルビデオカメラです。
プレゼンで普通に見る分には今のトコロ支障はないようです。

動画ソフトはpower directorです。
こちらもお気に入りのソフトです。


携帯各社がデザリング始めましたね。。。
今のトコロ料金と速度を見るとau、機種の豊富さからはドコモでしょうか。

各種サービスなどが統合されていったころ、私もデザリング付に乗り換えないとと考えています。

2011年7月5日火曜日

e.max CAD その4

e.max CAD については、以前にこのブログで沢山紹介してきました。

e.max CAD    e.max CAD  その2   e.max CAD その3

今回は同じケースを通常の【クリスタライゼーション+ステイン】のみでフィニッシュしたものと

【クリスタライゼーション+e.maxセラム築盛+形態修正+ステイン+研磨】まで

手を加えたものの違いを紹介します。

まったく同じに削り出されたものです。



クリスタライゼーションしただけの状態


 小窩裂溝を軽くステイン


 築盛風景は撮影していませんが、左のクラウンはクリスタライゼーション後に
e.maxセラムで辺縁と頬側の軸面を薄っすらと築盛してあります。
左のほうが固有咬合面がしっかりしているのが見て取れます。  よね?


頬側面観においても、左のほうが自然なカウントゥアーになっています


たまたま機械の調整をしていて、間違えて二つ削ってしまったということで、
今回の同一ケースで手を加えたものと加えないものの違いを見ることが出来ました



ツルタ式インスツルメント  ‐真似るということ‐

私が技工士になり、最初に勤めたのは歯科医院でした。
その歯科医院ではメタルボンドは外注していて、その外注先はフリーフォーム・デンタルアートでした。
当時のフリーフォーム・デンタルアートは鶴田さんという天才技工士が営んでいた会社です。

鶴田さんがメタルボンドを作った患者さんの模型では「どれが天然歯か?」というゲームが出来ました。
模型の唇側から見ると、細かなディティールが天然歯そっくりに作られていて見分けがつかないのです。

そのクオリティはじっくり時間を掛けてというものではなく、普通の技工士以上に素早く作り、当たり前のようにビックリするようなクオリティだったのです。

医院が休みの木曜日にはよく見学に行っていましたが、夕方6時くらいになると
「おい小林! 俺をまだ働かせるのか? 俺を殺す気か?」などと言っては、トレーにおつまみとお酒を乗せて呑み始めていました。

この人凄いな、技工ではこの人のようになれたらなと思い、私もそれなりに自分なりに努力もしたのだろうと思いますが、やればやるほどその遠さを実感し、自分で考える能力が無い私は、とにかく真似が出来なきゃ話にならないと考え、徹底的に真似することにしました。

クラウンなどは鶴田さんが作った補綴物が入っている模型を見ながら作ることは勿論、一緒に焼肉屋へ行ったときも食べる順序を真似、嫌いだった長ネギを美味しそうに食べる鶴田さんを見て、同じように長ネギを美味しそうに食べる真似をしたほどですw

おかげで今では長ネギ大好きです。。。

そんな私を見て鶴田さんは「小林バカやろぅ。 天然歯が先生だ!」とよく言っていました。
その通りですが、私にとっては天然歯の模刻とは別次元のことでした。

天然歯を真似る能力というより、天然歯をこんな風に表現できる鶴田さんを模倣したかったのかもしれません。

凄いなと思った人に会えたなら、それだけでラッキーだと思います。
会えるなら真似られますし、真似た分だけ吸収もでき、咀嚼して自分のものにもなるでしょう。

自分より優れた人の意見も聞けず、真似も出来ず、役にも立てなかったとしたら悲しいですしね。

鶴田さんは、もう20年以上前に30代後半で他界されました。 がんでした。



日本歯科工業社から売られている「ツルタ式 インスツルメント」は鶴田さんが考案して作られたインスツルメントです。

もちろん私も使っています。

2011年7月4日月曜日

JDA 定例会  その3

CEREC System ~過去 現在 未来~  ≪中村昇司先生≫

中村先生は八重洲の地下で開業されていて、セレックはその開発当初から使用していたそうです。
図で見ると2台目のセレックからのようでしたが、1台目はMorman先生の試作品のようでした。

サヤカではCERECを使っている先生と、e.max CAD を通じて仕事をしているので、中村先生のスライドは、見ていても容易に工程や背景などを想像することが出来ました。

当初はダイヤモンドバーで削るのではなく、ディスクで削っていたため、その出来上がりの形状は見る人に見せれば驚かれるほど酷いものだったらしく、セメントに頼る補綴物だったようです。

現在はかなりの精度で補綴物を製作することができ、臨床例のスライドでも「口の中が明るくなる」という表現をされていたように、とてもキレイに補綴治療をされているようでした。



―  私はここで席を外したので、以降は佐野に任せます  ―

JDA  定例会  その2

JDAドイツ研修の報告  ≪佐藤勝史先生≫

リヒテンシュタインへのツアー報告では、現地の学校への訪問を紹介していました。

歯科医学生の臨床ケースということで取り組んでいるものは、およそ日本でのQDTの巻頭に紹介されるようなケースばかりだったそうです。
学生の頃からそのような臨床に携わるヨーロッパでは、一般の歯科医のレベルも半端なものではないだろう、とも言っていました。

また、聞く人によっては様々ありますが、佐藤先生の報告では技工士に支払われる普通のメタルボンド製作料は6万円だと言われたそうです。。。

技工所への訪問では、そこにある模型に金属補綴物は存在せず、また鋳造操作は皆無に等しいというヨーロッパの現実を見、日本の技工用の模型に普通に乗っているパラジウム合金が沢山、との差を大きく実感されたそうです。





GC  CAD/CAM system  Aadva  ≪岩永氏≫

GCさん、前述の岩永さんです。
彼独特の喋りで軽快にGCの姿勢を紹介していました。
プロセラ・システムが目指すトータルソリューションの提供を、形成からメインテナンスまでと、さらに細かいところまで幅を広げて目指したシステムではないかと思います。
サヤカHPのImplant と CAD/CAM の表からも見えるように、GCは間違いなく本気で取り組んでいることが伺えます。

岩永さんとの話でも出ましたが、GCは特に技工士から見た場合、光重合レジンの失敗あたりから補綴に関して本気で取り組んでこなかったのではないか?という感触を持っていました。
グラディアの出現から変わったわけですが、昨今のGCの取り組みは目を見張るものがあります。

イニシャルIQについても、サヤカではすでにA3セットを試させてもらい、意外にも「使える」感触を実感済みですが、岩永氏のいう「オペークが裏にある部分は象牙色に近い発色をし、オペーク色が裏に無い部分はオペーシャス・エナメルの発色をする」という言葉は、なるほどな!と少々感動さえしてしまいました。


世界で頑張っている企業のBEST5にGCが顔を出しているということも、
こういった動きをみていると、充分に納得できました。

口腔がん検診について -初期病変を見逃さないために-

JDAセミナーの午後の部のとき、私の携帯に2回着信がありました。

1回目はスルーしましたが、2回目はさすがに発信先を確認したところ、浦和のドクターからでした。
仕方なく退座し電話すると、「今日夕方から川口でセミナーあるから行きましょう」とのこと。。。

JDAは佐野と一緒の参加だったので、そちらは佐野に託し川口に行くことを決め、その旨を佐野にメールで伝え私は川口に行こうとしました。

すると、3番目の演者だったGCの岩永さんと通路ですれ違い、「岩永さん 久しぶり」と挨拶。
実は岩永さんは昨年の12月にaadvaの説明でサヤカにいらしていました。  こちら

岩永さんもビックリしたようで、そこからイニシャルIQの話、aadvaの話、硬石膏の話に華が咲き、ナンダカンダと30分くらい話し込んでしまいましたw

その後、地元の病院へ寄ってから川口駅すぐ近くの川口リリアへ。




≪  川口歯科医師会  学術講演会  ≫

山形大学医学部歯科口腔・形成外科学講座  飯野光喜先生

1、口腔がんの発生と特徴
2、各種がん検診と口腔がん検診
3、口腔がんやがん類似病変の実際
4、口腔がんの診断と治療

最近の統計からは日本人の2人に1人ががんを患い、3人に1人はがんで死亡している。
口腔がんによる死亡数は増加の一途を辿っていて、年間5,000人が口腔がんで死亡している。


・タバコ(ベンゾピレン) (ニトロサミン)
アルコール(アセドアルデヒド)  ←赤くなる人はダメ      それぞれ発がん物質

・歯の本数が少ない人ほど口腔がんになる確率が高くなるという論文が出てきている

・dentocola    sanginosus  がんに含まれ、唾液中に増える
再発防止には口腔ケア(歯周病菌)が肝心
歯周病菌が心筋梗塞や食道がんに影響する

・HPV感染(口腔・咽頭がん) →男性性器に存在し、性交渉を通して感染

・男性では 肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん の順に多い

・女性では 肺がん、大腸がん、胃がん、すい臓がん、乳房がん の順に多い

・すべてのがん検診で3割程度の見落としがある

・口腔がん検診では1~2割程度

・白色の粘膜 白板症は1割ががん化

・口腔がんは「見る」「触る」では分からない


現在は1年間に歯科医師会員の約10名に1人は口腔がん患者を診察する機会がある、または1件の歯科診療所は数年間に1回はがん患者を診察する機会がある、とも言われているそうです。
写真を沢山見せていただきましたが、扁平上皮がん患者を見逃す確率は低くないようです。
前述のとおり、口内炎なのか、がんなのか、は「見る」「触る」では判断がつかないことも多く、その場合は躊躇することなく専門医療機関に紹介してくださいと言っていました。

現実の問題としては。。。
一般の歯科医師が「見た感じでは分からないから」と専門医療機関へ患者を紹介し、それが「何でもない口内炎」だったときなどに、「こんなの炎症に決まっているだろ」という専門医療機関の心無い応対があるそうです。

そういった応対に一般の歯科医師が及び腰になり、怪しいけど紹介しづらく、結果としてがんの発見を遅らせてしまう、見落としてしまう、ということにつながるそうです。

これは紹介を受ける専門医療機関側に問題があるとしか言いようがないと思いました。
山形大学では医局員などにも徹底してそのようなことがないよう努めているそうです。

実際の口腔がんのオペなど、かなりリアルな映像もバンバン見せていただきましたが、口腔がんのオペともなると、歯科とか何科とかではなくなる感じです。
喉の下まで切開し、舌を喉の方から引っ張るなどもしていました。

安全マージンを含めた舌の再生のために腕から皮膚と動脈と静脈を移植したりと、その術式も感心させられるばかりでした。ただし、がん切除後は飯野先生などではなく、形成外科の先生が担当すると言っていました。

普通の歯科医療のなかで、ここまでのオペが必要ない程度で早期発見できるようになれば、それは素晴らしいことだと思いますし、そのように努めなければならないのだろうと思います。

現在では、いくつかの自治体、歯科医師会が口腔がん検診を始めているそうです。

2011年7月3日日曜日

JDA  定例会  その1

2日の土曜日は秋葉原UDXで行われたJDAの定例会に参加してきました。

JDAは佐野が準会員として参加させていただいている会で、普段は義歯について勉強しているイメージが強いですが、今回はCAD/CAMについての勉強会だということだったので、私も参加させていただきました。



1.「歯科補綴の変革となりえるCAD/CAM先端技術」 田中譲治先生 900?1030

2.開業医におけるCAD/CAMの臨床応用(総論) 齋藤善広 20

3.GC CAD/CAM system Aadva

  ?TOTAL INTEGRATION 形成からメインテナンス? GC 岩永氏 60

4.Cerec meets Gslileos and Implant シロナデンタルシステムズ 30

5.CEREC System ?過去 現在 未来? 中村昇司先生 90

6.CAD/CAM と吸着義歯の接点 齋藤善広 20

7.デジタル義歯 株式会社豊通マシナリー 石田卓也氏 60

.歯科技工士が考えるCADに利用可能な全部床義歯人工歯列弓構築のための ソフトウ

ェアプログラミングの基礎的な考え方について

-特に前歯部人工歯の水平面投影角と臼歯部人工歯の前後的排列位置について

- 中野田紳一先生 90


「歯科補綴の変革となりえるCAD/CAM先端技術」 ≪田中譲治先生≫


・ロストワックス技法による適合の問題は、現在のCAD/CAMの出現により大きく改善された

特にインプラントなどの大型補綴においては、ISUSをはじめプロセラなど、
ロストワックスでは非常に難しい適合を簡単に達成できるようになった


CAD/CAMのパッシブフィットにより、リトリーバブルシステムの再考が行われている
鋳造での適合精度50μに対して、CAD/CAMは20μ


・ジルコニア・セラミックのセメント
松風AZプライマーなどを用いて接着することもあるが、基本的にセメントを選ばず、
症例によって臨機応変に対応している

・ジルコニアの強度
工業界のデータだけが独り歩きし、経時的に強度が低下するようなことが言われているが
アルミナ含有の歯科用ジルコニアは、一般的なジルコニアとは異なる


また、ジルコニアは強度は高いが硬度は高くないので、問題があったときも意外に
  外すのに苦労しない

 
  ↑ これはこのブログでも実証済みです  こちら


リューサイトが含まれずチップしやすかったが、昨今の開発により改善されつつある
   
  

  ↑ これは先日のヘレウスでも言っていました こちら


・今後のCAD/CAM
光学印象で全顎を印象でき、海外では1000台売れて使用されている
日本では今年の秋には売られる予定だが、実際は年明けになるだろう 【3M】

模型をCAD/CAMで作る 【シロナ】

咬合器(顎運動)をPC上で再現 【KAVO】

2011年7月2日土曜日

GC ニュープラストーン

『ニュープラストーンがクリーミーに生まれ変わりました。』


とうたっているのはGCのニュープラストーンのパンフレットです。

東レさんから海外に変わり、色も質感も変わったようです。

パンフレットには全て良くなった風に書いていますが、色によってはそうでもないという意見も聞かれます。

そういったわけで、黄色とグレーが手に入ったので比較してみます。。。
協力はもちろん、サックスの上手い岩瀬歯科商会の鈴木さんです。

ちょっと尻つぼみですが、今日は撤収します。

明日はJDAのセミナーに佐野と参加してきます。

秋葉原のUDXです。  CAD/CAMの最新情報などと書いてあります。


ぐはっ!