先週の金曜日の午後にノーベル・プロセラチームの山本さんが来社し、先週30日の月曜日にバージョンアップしてダブルスキャンができるようになった「ジェニオン」の操作説明をしてくださいました。正確にはバージョンアップで発生したバグの対処に仕方を教えに来てくれて、ついでにダブルスキャンを実演してくれたものです。
ダブルスキャンについては、私の梅田レポートや、恩田のミッドタウンレポートにあります。
恩田のレポートにもありましたが、CADの良いところの一つに、「ワックスアップをしない」というものがあると思います。CADならではの利点と将来性、時短などを考えると、ダブルスキャンはどうなんだろうな?とも思います。
梅田のシンポジウムでは、ダブルスキャンはオーダーまで25分、六本木ミッドタウンのシンポジウムでは20分くらいと言っていましたが、実際にダブルスキャンをやるとなると、ロストワックス法と同じようにワックスアップしなければなりませんし、スキャナーで読み込まなければならない工程も3倍~に増え、模型処理からデータ送信までを考えた場合でも数倍の手間と時間が掛かります。一工程進めるごとにスキャンが終了したことを確認して次工程のセッティングをしなければならず、しかも(何度も言いますが)工程終了のブザーなどの「お知らせ」がありませんから、いちいち工程の進行状況を目で見なければなりません。
相当の手間が増え、単に+25分という数字ではありません。
製品のクオリティを上げるために、「ワックスアップ+ダブルスキャン」を選択する場合、これを技工士の「こだわり」に任せる工程なのか、必要とされ「依頼」されておこなう工程なのかによって、その意味は全く違うものになります。
PC上でのデザイン能力の無さをダブルスキャンで補うというものであるならば、「外注」出してれば良いのでは?とさえ思います。
また、ダブルスキャンを常とするなら、スキャナーを複数台持って回転率を上げないと効率は下がる一方ではないかと今は思っていますので、これまでのようにマウスでデザインすることを常とし、補綴物のクオリティを上げるオプションの一つとして「ダブルスキャンによる製作」というものがある、という感じで取り入れていこうと思います。
さて、週末の戯言ですが。。。
本は相変わらず「徳川家康」に浸っていますが、浸るほど、溺れる作品ではないかと思っています。毎晩のように感動します。
本を読んだり映画を観たり人の話を聞いたりすると、まずは全面的に全てを受け入れてしまう私は、長い歴史小説を何日も続けて読んだりすると、自分が小説の中にいる夢さえも見たりします。
また、繰り返し描写されるモノには、妙に興味を持ったりしてしまいます。
藤沢周平に嵌っているときは「立ち食い蕎麦」と「「お猪口」に興味を持ちました。
下戸のくせに、出掛けた先で気に入った「お猪口」があると買ったりし、下戸のくせに日本酒を買って独りで熱燗を楽しんだりしました。(2杯くらいw)
今の「徳川家康」を読み進めているなかでは、「湯漬け」が気になって仕方ありません。
湯漬けは茶漬けと異なり、単に白米などにお湯を入れただけのものらしいですが、小説の中で「湯漬けをとらせ」「湯漬けをたてつづけに3杯平らげ」などと何度も読まされていると
自分も湯漬けを食べたくなります。
夏休みにでも、一汁三菜や湯漬けなどを楽しんでみようと思っています。
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