2011年7月29日金曜日

e.max ZirPress (ジルプレス)  その1

e.max ZirPress ですが、字のごとくジルコニア・フレームにe.maxシステムのフルオロアパタイト・ガラスセラミックをプレスして作るものです。ジルコニア・フレームとフルオロアパタイトガラスセラミックの結合にはZirLiner(ジルライナー)が使われます。

ジルコニアでのサポート形態を付与しつつ、上にプレスされるセラミックの厚みは確保しなければなりません。 要するに、真面目にやると、設計、デザイン、調整にかなりの時間が掛かります。





ジルライナーはメーカーの説明書から受けるイメージほど青っぽく盛れず、
また、説明書には「焼成後は艶のある表面」と記されていますが、それほど艶っぽくはなりません。





こちら、ジルライナー焼成したところ。


 
ジルライナー焼成後、歯冠回復をしていきます。


ワックスの厚みは0.7mm以上でなければならず、2.5mm以下でなければなりません。
もちろん安全マージンを含めたメーカーの言う数値なので、実際は多少の誤差はOKだと思います。
現実問題として、ジルコニアの【フレームの厚み】+【内面の隙】+【e.maxを0.7mm】となるわけで、どこをどう調整するのか、ということも場合によっては考えなければなりません。




今回はBrですので、200gのシステムを使用します。



その2 へ続く





0 件のコメント:

コメントを投稿