2011年7月12日火曜日

コバルト・セラミック

プロセラ・システム、ゼノ・システムなどで展開している「バイオコバルト」ですが、使用されているコバルトは、ニッケル、カドミウム、ベリリウムを含まず均質性に優れている、とあります。

各社CAD/CAM  こちら

高周波などによる鋳造はせず、工業的に作られたコバルトブロックからの削り出しですので、そのような表現になるのだろうと思います。

利点としては貴金属などのように金属代に費用をとられない、ワックスアップと鋳造がないため鋳造ミスがない、などでしょうか。

欠点としては、これはソフトにもよるところで、特にプロセラの場合ですがフレームのキツサを調整出来ません。そのため単冠処理で支台歯が小さいなどの条件の時は不安になります。
また、CAD/CAM全般にいえることですが、基本的に少々のアンダーカットも許容できません。

実際にいくつかケースを経験してみると、作っていく上では問題などありません。



それなりに費用を頂くことを前提としたジルコニア・セラミックとは異なるため、サポート形態は付与しません。



適合はその基準が難しいところなので、ここでの個人的評価は避けますが、
写真程度は、なんなくこなします。(クリックすると拡大するので、見たい方はどうぞ)


サポート形態は付与しませんが、クリアランスの設定は当然しなければなりません。


松風MPでいつものメタルボンドと同じように、普通に出来ます。
ウォッシュの際に下地から浮き出る緑っぽい酸化膜は気分が萎えますが、普段金属床を手掛けている人に見せてみたら「金属床鋳造時の緑色に比べたら、とてもキレイ」と言われてしまいましたw



2011年7月11日月曜日

久しぶりに本屋

土曜の夜に久しぶりにフラッと本屋へ行きました。長らく読み続けながらも全く読み進まない「峠」は放置し、買った本の中から適当に取って「ふがいない僕は空を見た」を読みました。

最近目立つ表現技法なのか、章ごとに「私」が入れ替わります。
多くの登場人物のそれぞれの目線で一つの事柄を表現していく手法なのでしょうが、映画で松たか子が主演した「告白」の本あたりから私の目に付きすぎ、最近では「またこの手法か」と思ってしまったりします。

日曜日は娘のアッシー君に成り下がり、千代田区のソニーミュージック・エンターテイメントへ出かけて、駅の近くのルノアール(喫茶)で独り読書に浸りました。おかげで「ふがいない僕は空を見た」を読み終えましたが、その喫茶店で変なものを見ました。

おそらく一緒に出掛けた娘(今年19)より少し年上の女性3人組が、週末のお買いもの風に着飾った格好で窓際のボックス席に座っていました。私たちは14時ころに入店しましたが、3人組のテーブルの飲み物などの様子からは「入店して間もなく」の雰囲気ではありませんでした。

テーブルの下には、渋谷かどこかで買い物をしてきたようで、かわいらしい柄の手さげ袋が1人3つくらいずつ置いてあります。

で、その女性たちですが、ずっとPSP(プレーステーション・ポータブル)をやっているのです。
3人がそれぞれ1台ゲーム機を持ち、誰と喋るわけでもなく、ただ黙々をゲームをしているのです。

途中トイレに立つときも、黙ってトイレへ行き、戻ると黙ってゲームを再開します。
結局私が本を読み終わり喫茶店を出るまでの2時間くらいでしょうか、彼女らの様子は全く変わりませんでしたし、私が店を出る少しまえに飲み物をおかわり注文していたので、まだまだ居る気なのだろうと思いました。

これって今どきは普通なのでしょうか???

我が家では基本的に子供にゲームを与えていなかったので、ゲーム機を持って出かけるということもありませんし、ゲーム機に心を奪われている姿も見ません。携帯電話もEメールの出来ない電話機能だけのものを持たせているので、液晶を見つめたままなどという子供の姿も見ません。

喫茶店を出て駅前の文教堂という本屋へ行きましたが、そこでは多くの人が本を立ち読みしたり物色したりしていました。
あぁ良かった見慣れた人間がいた、という感じがしましたw




以前に私の本の師匠に教わったyomyomに連載されていた「ツナグ」が本になりました。
死んだ人と生きている人を会わせる「ツナグ」という能力を授かった人がいて、死後の再会の裏にある人間模様を描いている作品です。ツナグは、独創的な小説ながらも品があり、優しさと感動に溢れた作品だと思います。

再びドップリと浸りたいと思い、ハードブックながらも買ってしまいました。

2011年7月8日金曜日

e.max CAD on  大臼歯

e.max CAD on        
CEREC inlaboでは4歯まで口腔内カメラ使用でBrの製作が可能になっており、
コネクト陶材は2ケイ酸リチウムセラミックのクリスタライゼーションの際に焼結する。

大臼歯のオールセラミック化を考えると、オールジルコニア(酸化ジルコニアがセラミックか?は置いておく)の次に安心できるシステムはe.max CAD onなのだろうと思います。

現実にはinlaboの場合適応本数が4歯までと限定的なので、応用範囲から考えるとそれほどでもないかな?とも思いますが、ジルコニア・セラミックの大臼歯の破折が目立ってくると、気になる存在になります。


ジルコニア・セラミックの場合≪セラミック部分≫が破折するわけですが、ジルコニアとセラミックの結合に関してはQDTでも発表されているので割愛し、私はジルコニア用セラミックの強度、曲げ強度に注目してみます。

先日もヘレウスの発表会(?)で小野寺氏が「リューサイトが入っていないとセラミックの破折につながる」というような話をしていたとも聞きました。
そこらへんは松風の開発者に言わせると「ん~?」というトコロらしいですが、その松風のジルコニア用陶材にはリューサイトが入っていて、セルコンセラムkissよりは曲げ強度が高いそうです。





上顎は機能咬頭直下にサポート付与できますが、下顎はできません。。。



などと松風の方と話をしていたら、お試しでジルコニア用陶材を貸してくれることになりました。
届き次第、試させていただきます。


大臼歯のオールセラミック化(単冠ではなく)を考えた場合、前述のe.max CAD onはCERECやエベレストなどと少々金額的ハードルが高く臨床応用の幅も狭いとして今は考えず、現実に技工所として取り組むとすると
e.max ジルプレス か ジルコニア・フレームへのe.maxの接着です。

ジルプレスはセラムで修正の焼成が出来ますが、接着の方は接着後の修正が出来ません。

ジルプレスは2ケイ酸リチウムセラミックではなくフルオロアパタイト・ガラスセラミックなので曲げ強度が110Mpaになります。普通の築盛型セラミックとほとんど変わり映えのない数値です。

e.maxの詳細はこちら

しかし現実には築盛・焼成されるセラミックは安定して100Mpa前後の強度があるのか?というと、それはないそうです。私もそう思います。
陶材の密度や真空の状態、築盛されるときの水分量、空気の巻き込み具合、などなど、数値に変化を及ぼす要素が沢山あるのだろうと思います。

臨床例からはセット後のジルプレスの破折はほとんど無いそうです。
構造的にもジルライナーで繋がれているので安心感があります。

ジルコニア・フレームにe.maxを接着する技法も、臨床で2年経過しているトコロでも経過は良好のようです。構造的には1000Mpaのジルコニア・フレームに400Mpaのe.maxを、せいぜい50~60Mpaの接着剤でつけているので、問題が出るとすれば接着剤の強度ではないか?とイボクラの方も言っていました。


日本でも超有名な審美系の歯科医院でも、大臼歯を白くする場合に最近ではメタルボンドを選択しているなどという、かなりシークレットな噂も聞いてしまいましたw



まだまだ色々と模索していくのだろうなと思います。  以前の関連コメントは こちら

2011年7月7日木曜日

JDA 定例会  その4 【佐野】


「デジタル義歯」   豊通マシナリー 石田卓也氏



豊通マシナリーの石田氏がデジタル義歯というテーマで発表されました。

豊通マシナリーと言うと3Dプリンターですが、今回の発表で驚かされたのは3Dペンマウスでした。ペン型のマウスなのですがモーターと連動していてコンピューターの画面上で本当のWAXUPをしているような感触が体感できるということです。画面上の金属床のWAXUPをインスルメントで削ると手に感触が伝わってくるそうです。3Dペンマウスを使うと術者の微妙なニュアンスをCAD/CAMに反映させることができるそうです。日本の歯科大学でもCAD/CAMの教育に3Dペンマウスを導入しているところもあるそうです。


≪写真と文章は関係ありません≫   







プレゼンから何から

セミナーや講習会、講演会などに出席していると、当たり前のようにプレゼンを見ます。
アニメーションや音など当たり前ですが、最近では動画も当たり前になってきています。

パワーポイントの画面の一部が動画だったり、全体を音楽と動画で演出したりと様々です。

そういったわけで、プレゼン資料を整理したり、データとして蓄積したりとてんてこ舞いしていますw

i phoneは9月に5が出るなどと言っていますが、どうなのでしょうね。
シムロックフリーになってくれたら嬉しいです。

先日のJDAのセミナーでもあるドクターが「ヨーロッパはほとんどi phoneだった」と驚いていました。
ちなみにそのドクターはつい先日アンドロイド系に変えたらしく、後悔していたようです。

そうそう、アップル系ですが、私は普段ウィンドウズ系ですので、オフィスのパワーポイントです。
使い方は常に最低限必要なものを、という精神なので熟知していません。
熟知していないなりにも使えますので、普通に保存したあとは、i tuneを通じて i pad とi pod touchのkeynoteに入れています。
仕事ではウィンドウズですが、手元にあるのは i pad と i pod touchです。

keynoteはパワーポイントデータの動画はサポートされておらず見られませんが、動画なしのプレゼンは美しく見ることが出来ます。また、 i padで見てもらいながら、リモートコントロールを i pad touchで出来るので、何かと重宝しています。



写真は口腔内用のカメラではデータが大きくなりすぎて扱いづらいため、クールピクスで撮影しています。シャッタースピードの扱いだけ気を付ければ、全く問題ありません。

動画はずいぶん昔のデジタルビデオカメラです。
プレゼンで普通に見る分には今のトコロ支障はないようです。

動画ソフトはpower directorです。
こちらもお気に入りのソフトです。


携帯各社がデザリング始めましたね。。。
今のトコロ料金と速度を見るとau、機種の豊富さからはドコモでしょうか。

各種サービスなどが統合されていったころ、私もデザリング付に乗り換えないとと考えています。

2011年7月5日火曜日

e.max CAD その4

e.max CAD については、以前にこのブログで沢山紹介してきました。

e.max CAD    e.max CAD  その2   e.max CAD その3

今回は同じケースを通常の【クリスタライゼーション+ステイン】のみでフィニッシュしたものと

【クリスタライゼーション+e.maxセラム築盛+形態修正+ステイン+研磨】まで

手を加えたものの違いを紹介します。

まったく同じに削り出されたものです。



クリスタライゼーションしただけの状態


 小窩裂溝を軽くステイン


 築盛風景は撮影していませんが、左のクラウンはクリスタライゼーション後に
e.maxセラムで辺縁と頬側の軸面を薄っすらと築盛してあります。
左のほうが固有咬合面がしっかりしているのが見て取れます。  よね?


頬側面観においても、左のほうが自然なカウントゥアーになっています


たまたま機械の調整をしていて、間違えて二つ削ってしまったということで、
今回の同一ケースで手を加えたものと加えないものの違いを見ることが出来ました



ツルタ式インスツルメント  ‐真似るということ‐

私が技工士になり、最初に勤めたのは歯科医院でした。
その歯科医院ではメタルボンドは外注していて、その外注先はフリーフォーム・デンタルアートでした。
当時のフリーフォーム・デンタルアートは鶴田さんという天才技工士が営んでいた会社です。

鶴田さんがメタルボンドを作った患者さんの模型では「どれが天然歯か?」というゲームが出来ました。
模型の唇側から見ると、細かなディティールが天然歯そっくりに作られていて見分けがつかないのです。

そのクオリティはじっくり時間を掛けてというものではなく、普通の技工士以上に素早く作り、当たり前のようにビックリするようなクオリティだったのです。

医院が休みの木曜日にはよく見学に行っていましたが、夕方6時くらいになると
「おい小林! 俺をまだ働かせるのか? 俺を殺す気か?」などと言っては、トレーにおつまみとお酒を乗せて呑み始めていました。

この人凄いな、技工ではこの人のようになれたらなと思い、私もそれなりに自分なりに努力もしたのだろうと思いますが、やればやるほどその遠さを実感し、自分で考える能力が無い私は、とにかく真似が出来なきゃ話にならないと考え、徹底的に真似することにしました。

クラウンなどは鶴田さんが作った補綴物が入っている模型を見ながら作ることは勿論、一緒に焼肉屋へ行ったときも食べる順序を真似、嫌いだった長ネギを美味しそうに食べる鶴田さんを見て、同じように長ネギを美味しそうに食べる真似をしたほどですw

おかげで今では長ネギ大好きです。。。

そんな私を見て鶴田さんは「小林バカやろぅ。 天然歯が先生だ!」とよく言っていました。
その通りですが、私にとっては天然歯の模刻とは別次元のことでした。

天然歯を真似る能力というより、天然歯をこんな風に表現できる鶴田さんを模倣したかったのかもしれません。

凄いなと思った人に会えたなら、それだけでラッキーだと思います。
会えるなら真似られますし、真似た分だけ吸収もでき、咀嚼して自分のものにもなるでしょう。

自分より優れた人の意見も聞けず、真似も出来ず、役にも立てなかったとしたら悲しいですしね。

鶴田さんは、もう20年以上前に30代後半で他界されました。 がんでした。



日本歯科工業社から売られている「ツルタ式 インスツルメント」は鶴田さんが考案して作られたインスツルメントです。

もちろん私も使っています。

2011年7月4日月曜日

JDA 定例会  その3

CEREC System ~過去 現在 未来~  ≪中村昇司先生≫

中村先生は八重洲の地下で開業されていて、セレックはその開発当初から使用していたそうです。
図で見ると2台目のセレックからのようでしたが、1台目はMorman先生の試作品のようでした。

サヤカではCERECを使っている先生と、e.max CAD を通じて仕事をしているので、中村先生のスライドは、見ていても容易に工程や背景などを想像することが出来ました。

当初はダイヤモンドバーで削るのではなく、ディスクで削っていたため、その出来上がりの形状は見る人に見せれば驚かれるほど酷いものだったらしく、セメントに頼る補綴物だったようです。

現在はかなりの精度で補綴物を製作することができ、臨床例のスライドでも「口の中が明るくなる」という表現をされていたように、とてもキレイに補綴治療をされているようでした。



―  私はここで席を外したので、以降は佐野に任せます  ―

JDA  定例会  その2

JDAドイツ研修の報告  ≪佐藤勝史先生≫

リヒテンシュタインへのツアー報告では、現地の学校への訪問を紹介していました。

歯科医学生の臨床ケースということで取り組んでいるものは、およそ日本でのQDTの巻頭に紹介されるようなケースばかりだったそうです。
学生の頃からそのような臨床に携わるヨーロッパでは、一般の歯科医のレベルも半端なものではないだろう、とも言っていました。

また、聞く人によっては様々ありますが、佐藤先生の報告では技工士に支払われる普通のメタルボンド製作料は6万円だと言われたそうです。。。

技工所への訪問では、そこにある模型に金属補綴物は存在せず、また鋳造操作は皆無に等しいというヨーロッパの現実を見、日本の技工用の模型に普通に乗っているパラジウム合金が沢山、との差を大きく実感されたそうです。





GC  CAD/CAM system  Aadva  ≪岩永氏≫

GCさん、前述の岩永さんです。
彼独特の喋りで軽快にGCの姿勢を紹介していました。
プロセラ・システムが目指すトータルソリューションの提供を、形成からメインテナンスまでと、さらに細かいところまで幅を広げて目指したシステムではないかと思います。
サヤカHPのImplant と CAD/CAM の表からも見えるように、GCは間違いなく本気で取り組んでいることが伺えます。

岩永さんとの話でも出ましたが、GCは特に技工士から見た場合、光重合レジンの失敗あたりから補綴に関して本気で取り組んでこなかったのではないか?という感触を持っていました。
グラディアの出現から変わったわけですが、昨今のGCの取り組みは目を見張るものがあります。

イニシャルIQについても、サヤカではすでにA3セットを試させてもらい、意外にも「使える」感触を実感済みですが、岩永氏のいう「オペークが裏にある部分は象牙色に近い発色をし、オペーク色が裏に無い部分はオペーシャス・エナメルの発色をする」という言葉は、なるほどな!と少々感動さえしてしまいました。


世界で頑張っている企業のBEST5にGCが顔を出しているということも、
こういった動きをみていると、充分に納得できました。

口腔がん検診について -初期病変を見逃さないために-

JDAセミナーの午後の部のとき、私の携帯に2回着信がありました。

1回目はスルーしましたが、2回目はさすがに発信先を確認したところ、浦和のドクターからでした。
仕方なく退座し電話すると、「今日夕方から川口でセミナーあるから行きましょう」とのこと。。。

JDAは佐野と一緒の参加だったので、そちらは佐野に託し川口に行くことを決め、その旨を佐野にメールで伝え私は川口に行こうとしました。

すると、3番目の演者だったGCの岩永さんと通路ですれ違い、「岩永さん 久しぶり」と挨拶。
実は岩永さんは昨年の12月にaadvaの説明でサヤカにいらしていました。  こちら

岩永さんもビックリしたようで、そこからイニシャルIQの話、aadvaの話、硬石膏の話に華が咲き、ナンダカンダと30分くらい話し込んでしまいましたw

その後、地元の病院へ寄ってから川口駅すぐ近くの川口リリアへ。




≪  川口歯科医師会  学術講演会  ≫

山形大学医学部歯科口腔・形成外科学講座  飯野光喜先生

1、口腔がんの発生と特徴
2、各種がん検診と口腔がん検診
3、口腔がんやがん類似病変の実際
4、口腔がんの診断と治療

最近の統計からは日本人の2人に1人ががんを患い、3人に1人はがんで死亡している。
口腔がんによる死亡数は増加の一途を辿っていて、年間5,000人が口腔がんで死亡している。


・タバコ(ベンゾピレン) (ニトロサミン)
アルコール(アセドアルデヒド)  ←赤くなる人はダメ      それぞれ発がん物質

・歯の本数が少ない人ほど口腔がんになる確率が高くなるという論文が出てきている

・dentocola    sanginosus  がんに含まれ、唾液中に増える
再発防止には口腔ケア(歯周病菌)が肝心
歯周病菌が心筋梗塞や食道がんに影響する

・HPV感染(口腔・咽頭がん) →男性性器に存在し、性交渉を通して感染

・男性では 肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん の順に多い

・女性では 肺がん、大腸がん、胃がん、すい臓がん、乳房がん の順に多い

・すべてのがん検診で3割程度の見落としがある

・口腔がん検診では1~2割程度

・白色の粘膜 白板症は1割ががん化

・口腔がんは「見る」「触る」では分からない


現在は1年間に歯科医師会員の約10名に1人は口腔がん患者を診察する機会がある、または1件の歯科診療所は数年間に1回はがん患者を診察する機会がある、とも言われているそうです。
写真を沢山見せていただきましたが、扁平上皮がん患者を見逃す確率は低くないようです。
前述のとおり、口内炎なのか、がんなのか、は「見る」「触る」では判断がつかないことも多く、その場合は躊躇することなく専門医療機関に紹介してくださいと言っていました。

現実の問題としては。。。
一般の歯科医師が「見た感じでは分からないから」と専門医療機関へ患者を紹介し、それが「何でもない口内炎」だったときなどに、「こんなの炎症に決まっているだろ」という専門医療機関の心無い応対があるそうです。

そういった応対に一般の歯科医師が及び腰になり、怪しいけど紹介しづらく、結果としてがんの発見を遅らせてしまう、見落としてしまう、ということにつながるそうです。

これは紹介を受ける専門医療機関側に問題があるとしか言いようがないと思いました。
山形大学では医局員などにも徹底してそのようなことがないよう努めているそうです。

実際の口腔がんのオペなど、かなりリアルな映像もバンバン見せていただきましたが、口腔がんのオペともなると、歯科とか何科とかではなくなる感じです。
喉の下まで切開し、舌を喉の方から引っ張るなどもしていました。

安全マージンを含めた舌の再生のために腕から皮膚と動脈と静脈を移植したりと、その術式も感心させられるばかりでした。ただし、がん切除後は飯野先生などではなく、形成外科の先生が担当すると言っていました。

普通の歯科医療のなかで、ここまでのオペが必要ない程度で早期発見できるようになれば、それは素晴らしいことだと思いますし、そのように努めなければならないのだろうと思います。

現在では、いくつかの自治体、歯科医師会が口腔がん検診を始めているそうです。

2011年7月3日日曜日

JDA  定例会  その1

2日の土曜日は秋葉原UDXで行われたJDAの定例会に参加してきました。

JDAは佐野が準会員として参加させていただいている会で、普段は義歯について勉強しているイメージが強いですが、今回はCAD/CAMについての勉強会だということだったので、私も参加させていただきました。



1.「歯科補綴の変革となりえるCAD/CAM先端技術」 田中譲治先生 9:00?10:30

2.開業医におけるCAD/CAMの臨床応用(総論) 齋藤善広 20分

3.GC CAD/CAM system Aadva

  ?TOTAL INTEGRATION 形成からメインテナンス? GC 岩永氏 60分

4.Cerec meets Gslileos and Implant シロナデンタルシステムズ 30分

5.CEREC System ?過去 現在 未来? 中村昇司先生 90分

6.CAD/CAM と吸着義歯の接点 齋藤善広 20分

7.デジタル義歯 株式会社豊通マシナリー 石田卓也氏 60分

8.歯科技工士が考えるCADに利用可能な全部床義歯人工歯列弓構築のための ソフトウ

ェアプログラミングの基礎的な考え方について

-特に前歯部人工歯の水平面投影角と臼歯部人工歯の前後的排列位置について

- 中野田紳一先生 90分


「歯科補綴の変革となりえるCAD/CAM先端技術」 ≪田中譲治先生≫


・ロストワックス技法による適合の問題は、現在のCAD/CAMの出現により大きく改善された

特にインプラントなどの大型補綴においては、ISUSをはじめプロセラなど、
ロストワックスでは非常に難しい適合を簡単に達成できるようになった


CAD/CAMのパッシブフィットにより、リトリーバブルシステムの再考が行われている
鋳造での適合精度50μに対して、CAD/CAMは20μ


・ジルコニア・セラミックのセメント
松風AZプライマーなどを用いて接着することもあるが、基本的にセメントを選ばず、
症例によって臨機応変に対応している

・ジルコニアの強度
工業界のデータだけが独り歩きし、経時的に強度が低下するようなことが言われているが
アルミナ含有の歯科用ジルコニアは、一般的なジルコニアとは異なる


また、ジルコニアは強度は高いが硬度は高くないので、問題があったときも意外に
  外すのに苦労しない

 
  ↑ これはこのブログでも実証済みです  こちら


リューサイトが含まれずチップしやすかったが、昨今の開発により改善されつつある
   
  

  ↑ これは先日のヘレウスでも言っていました こちら


・今後のCAD/CAM
光学印象で全顎を印象でき、海外では1000台売れて使用されている
日本では今年の秋には売られる予定だが、実際は年明けになるだろう 【3M】

模型をCAD/CAMで作る 【シロナ】

咬合器(顎運動)をPC上で再現 【KAVO】

2011年7月2日土曜日

GC ニュープラストーン

『ニュープラストーンがクリーミーに生まれ変わりました。』


とうたっているのはGCのニュープラストーンのパンフレットです。

東レさんから海外に変わり、色も質感も変わったようです。

パンフレットには全て良くなった風に書いていますが、色によってはそうでもないという意見も聞かれます。

そういったわけで、黄色とグレーが手に入ったので比較してみます。。。
協力はもちろん、サックスの上手い岩瀬歯科商会の鈴木さんです。

ちょっと尻つぼみですが、今日は撤収します。

明日はJDAのセミナーに佐野と参加してきます。

秋葉原のUDXです。  CAD/CAMの最新情報などと書いてあります。


ぐはっ!

2011年6月30日木曜日

e.max EP-5000 キャリブレーション

e.max プレス器 EP-5000 のキャリブレーションを行いました。



やってきてくれたのは、一見ボーっとして見えるようで、よく見るとイイ男風の宮の内さんです。
最近お腹が出気味なのは内緒です。





昔のキャリブレーションとは違い、今はコンピューター制御によるオートマチックで楽チンです。
焼成皿を外し、キャリブレーション用のキットを焼成台に差し込みます。


差し込んだ先で電流が通るようになっていて、断線すると温度に達したとして、キャリブレーションが行われるのではないかと思います。

これまでファーネス関係の一般的なキャリブレーションはシルバーだけでしたが、EP-5000はシルバーの960°と、アルミの660°の融点を利用してキャリブレーションが行われます。

キャリブレーションが終了すると断線してます。





想像していた数値とは異なる数値が出ましたが、とりあえず様子をみます。








2011年6月29日水曜日

咬合紙  その2

先月このブログで咬合紙ラインナップということで紹介しました。  こちら

昨日サックスの上手な岩瀬の鈴木君が「咬合紙といえば、コレですよ」ということで、
バウシュの咬合紙お試しセットを持ってきてくれました。




もともとバウシュは金属床の調整などのために大きなモノは使っていましたが、
小さなものは使っていませんでした。






確か昔のIDA(国際デンタルアカデミー)の先生方が咬合調整で12μのメタリックフィルムを使っていたと思います。




極薄の8μから12μ、16μ、40μ、100μ、200μと厚さもイロイロなので、
上手に使えるならば良いものかもしれません。


さっそく使ってみます。

2011年6月28日火曜日

Heraeus 

日曜日に、私と野崎は蕨戸田歯科医師会で戸田市文化会館にいましたが、恩田、野口、佐野はHeraeus「新製品情報ワークショップ」のご案内ということで、文京区本郷にあるヘレウスクルツァージャパン㈱東京本社 研修センターへ出かけてきました。


他社がCAD/CAMの普及と、それに合わせての使用材料の変化に対応しているなか、自分も前に進まないといけないという会社の動きではないかと思います。

喋り手は小野寺氏。

CAD/CAMに関しては3Shapeとデジタル・インプレッションについてで、印象も模型も要らなくなり、今後は材料の差が無くなるということでした・・・・

CAD/CAMでは積層法のレーザープリンター方式で、バーによる切削より細部の表現が可能になり、模型のアンダーカットなども、ある程度は許容できるという利点を持つそうです。


このブログでも近々にコバルト・ボンドについて追記しますが、コバルト・ボンドについても触れていました。
コバルト・ボンドはセラミックが酸化膜に焼き付いている部分は問題ないけれど、酸化膜とコバルトとの接着に問題があるらしく、ヘレウスではジルコニア・アドヒーシブ(10分/1050°)に加え、コバルトのアドヒーシブを提供するらしいです。そちらも焼成は1050°で10分だそうです。

また、ジルコニア用セラミックとしてヘラセラムという陶材が出るそうです。
そちらはヒートレート100°で焼成でき、特殊リューサイトが入ったものということです。
若干暗めに仕上がるということですが、ジルコニア・セラミックがオペーク処理を施さないと明るめに仕上がる傾向があることから、妙に興味をそそられます。ステインセットも見てみたいです。







ヘレウスでは1年を通して小野寺氏から技工の要点を教わるマイスタースクールというのを行っていて、サヤカのスタッフは3名が修了証をいただいています。


リポート  恩田  野口

ZIRKOPOL

30g 9,450円

ちなみに ジルコンブライト 20g 11,000円
                  40g 15,000円



 ジルコンブライトの対抗商品だと思います。
ペントロンから出ているという研磨剤ですが、HPでは見つかりませんでした。

ジルコンブライトより安いけれど、ジルコンブライトより艶が出ないという話です。

実際に使ってみていないので分かりませんが、話の出所は確かなところです。





2011年6月27日月曜日

蕨戸田歯科医師会 咬み合せセミナー 番外編

日曜日に蕨戸田歯科医師会のセミナーに参加するため
昼の12時過ぎに会場入りしました。


ふとみると、見慣れたオトコが。。。



なんと大信貿易のバシコさんでした(写真 右端)

以前にもこのブログに登場しています。 こちら
サヤカの恩田と同期で、なんだかんだと10年以上長きにわたり、何かとお世話になっていますが、顔に似合わず切れのあるトークは、今はジルコニア冠を喧伝する武器になっているようです。
写真写りも彼の生き様を象徴するかのように、彼だけブレています。
今回は歯科医師会の依頼を受け、エンジンの貸出に来ていただいたとのこと。
さすが、困ったときのバシコ氏です。


冗談はさておき、なにかと頼りになるバシコ氏です。
大信貿易商品ご入用の際は、何なりとバシコまでご用命ください。

おそらく、担当エリアが違うと言って、来ないと思いますw


すっかり営業スマイルが板についた
大信貿易のバシコと申します。
今後とも よろしく お願い申し上げます。

蕨戸田歯科医師会 咬み合せセミナー

今年の3月に南浦和の先生と一緒に、蕨戸田歯科医師会主催の咬み合せセミナーに参加してきました。 こちら

その時のブログの
「6月には総会のときに、咬合調整を実演されるそうです。ぜひ参加したいと思っています」
と書いた6月のセミナーが、昨日の日曜日におこなわれました。

14時からのセミナーですが、13時から総会ということもあり、少し早目の昼の12時過ぎに会場入りすると、田中武先生をはじめ、蕨戸田歯科医師会 学術部長の細井先生、秩父の引間先生など、すでに会場準備をすすめていました。


3月のセミナーでは実技はなかったのですが、その分細かなお話が聞けたと思っています。
3月の内容を箇条書きすると

・異常咬合の診断
・3Dスプリントとは
・Dawson Technique
・保存療法と最近の顎間接治療の傾向
・TMDと咬合調整
・関節円板
・スプリントの歴史
・スタビライゼーション型スプリント
・Tooth position / Muscle position →3D スプリント→咬合調整

といった内容でしたが、今回のセミナーでは、これらのことを踏まえ、「具体的に臨床に応用するためにはどのようにするのか」、という実習を伴ったアドバンスコースのようなものでした。



3Dスプリントを装着する目的の一つに、異常な筋活動をさせない(しなくなる)というものがあり、3Dスプリントを入れると著しく筋活動が減るということを、Bite Stripで確認している様子を紹介していました。

【 Bite Stripとは 】
Bite Stripを患者にセットし、思い切り噛みしめてもらった状態を記憶させます。(HP図参照)
その筋肉の状態を100とし、30以上になった回数をカウントして記録するものです。

【ここでいう筋活動とは】
Bite Stripは就寝中にセットして調べるそうです。
これまで30以上になるのが100回以上の患者さんが、3Dスプリントを入れると10回もしなく
なるということでした。


それを数値で見せられ、一般的に用いられるスタビライゼーション型のスプリントとの違いが理解できました。







デモは光栄にもサヤカの野崎が担当させていただきました。
25名以上いる先生方に凝視され、緊張のあまり手指が多少震えながらも、淡々と役目を全うさせていただきました。




正中ラインをこの時点で書いておいた方が良い、適合がキツイ場合はこの咬合紙を使って・・・
などなど、細かくも大事な部分をもれなく話していました。





先生方もそれぞれのテーブルに戻り、同じ原理のスプリントをご自分の模型で再現するため作業を進めます。

日曜日の昼間です。
こういったセミナーに参加させていただくと、いつも思うのですが先生方も本当に頑張っているなと、凄いなと、負けてはいられないなと思います。


私なりに思う3Dスプリントの重要な部分は
上顎のスプリントにタッピングポイントを含む平らなテーブル部分があり、そのテーブルは下顎の開閉ラインと直角に交わるということです。
その面があるからこそ、その面に一点だけが接するからこそ、田中先生の表現する「恒常性による顎位の修正」が正常に行われるのではないかと思います。


沢山の先生方と一緒に勉強することが出来て、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。



多少の不手際はお許しいただき、このような機会がまたあるようでしたら、お手伝いさせていただけたらと思っています。

2011年6月24日金曜日

e.max LT その3

先日e.max LT に関して意見を述べました。  こちら  と  こちら

セット後の写真を撮っていただきました。



上は治療用義歯だったりしますが、とりあえずLTは良い感じでおさまっているようです。

e.max  適合~みかん肌

夏も本番が近付いているようです。
今日の予報では35度ということですが、技工をしていると温度が仕事に影響します。

最近e.maxインレーの適合があまくなってきました。微妙なところですが、過膨張の傾向にあります。
これまでもメーカー指定の混液比を段階的に試し、製作物に応じた混液比で埋没していましたが、
あまり専用液の割合を減らすと埋没材の強度不足になるので、一応知恵袋の宮の内さんには限界の混液比を訪ねておきましたが、とりあえず精製水の冷却と埋没材の冷却で対応します。

精製水は冷蔵庫へ、埋没材は埋没30分前に専用バケツに水を入れて冷やします。




また、最近たまにですが、e.maxの表面がミカン肌になることがあります。特にインレー。

実はEP-500を使用していた頃、いかにしてキレイな面でプレス出来るか?を検証していた頃、
可及的に温度を下げるとプレス面がキレイに仕上がるということが分かり、
サヤカでは「なめられずに入るギリギリ低い温度」を探していました。

EP-5000になり機械任せにしていて、最近までは良かったのですが、若干ミカンの気が出てきたので
温度校正も含め、色々試そうと思っています。

2011年6月23日木曜日

顎咬合学会 リポート 4

サヤカで若手の野崎が顎咬合学会に参加しました。
特に私からの「これ抑えて」の依頼はしなかったのですが、サヤカで周囲の先輩たちのやることを見聞きしているうち、自分なりに今とこれからを考えての受講だと思います。

そんな彼の報告を。


≪セラモメタル・クラウンの色調表現による口腔設計≫   内海賢二

・MB製作時 色の3属性のうち明度を50%以上で合わせることが出来れば失敗は無い
・パソコン処理でグレースケール使用
・MBはフレームが暗いので、暗い色から明度を上げるように考える
・ジルコニアなどはコア材が明るいので、築盛で明度を下げるように考える
・シェードと比べて  明度が低い時は トランスで調整
明度が同じ時は オペーシャスデンティン
明度が高い時は 蛍光色やオペーシャスデンティンで調整








≪咬頭嵌合位の安定から大臼歯咬合面形態を考察≫  藤尾 明


・咬合安定には臼歯部3点接触、カスプ トゥ フォッサの関係を作る

・アンテリアガイダンスは臼歯を離開させ、初期滑走で接触させない
(イミディエイト・ディスクルージョン) 

・上顎の6番は三角隆線を大きく作り、バーティカルストップを斜面にあてる

・ファンクショナル・カスプ イミディエイト・ディスクルージョンさせるため、中心窩から外へ大きく開く
(上顎6番では唇側面溝、下顎6番では舌側面溝)

・2級の場合は下顎の6番を4咬頭にすると、3点接触、イミディエイト・ディスクルージョンさせやすい

・咬合の長期安定のために、バーティカル・ストップを摩耗させないよう、イミディエイト・ディスクルージョンさせる事が大事







≪インプラント補綴のマテリアルの線選択≫  林 揚春

■多数歯欠損、ロングスパンのインプラントは修理できるかを重視するべき

・セメント・リテイン    取り外したときのセメント除去が手間


・スクリュー・リテイン  CADなので適合が良い 舌房が広くとれる 取り外しが手間

・AGC           2重冠のためクリアランスが多く必要 舌房が狭くなる
適合が良い  アクセスホールがない  修理可能
歯冠長が長い時に使う


■アングル   
1級  【上顎】 スクリュー AGC  【下顎】 スクリュー  AGC

2級  【上顎】 スクリュー AGC  【下顎】 スクリュー

3級  【上顎】 スクリュー       【下顎】 AGC

(前歯部の場合は舌房やアクセスホールの関係で、アングルの分類によって使い分ける)


歯を治療するだけでなく、第一に健康のことを考えているため、初診時に体スキャンで基礎代謝や水分量などを測る。

インプラント補綴後は基礎代謝や水分量が上向きになる。








≪時間軸を考慮したインプラント補綴≫  武田孝之


・インプラントは長く持って20年  上部構造は10年のスパンで交換すべき
(補綴物は車のタイヤと同じ)

(考え方、手法は林揚春氏と同じで、スライドも共有して使っていた)      



野崎のリポートからは何でも吸収しようという勢いが感じられます。
審美技工、インプラント技工など、学校では深く教われないながらも、ラボに勤めれば当たり前に取り組まなければならないことばかりで、卒業して間もなくの頃は他のスタッフが話している単語が分からないと困っていました。
私も昔はドクターのセミナーなどに参加し、筆記用具を持って、とにかく知らない言葉だけ端からメモしまくり、会社に戻って調べ倒した記憶がありますw

今年の9月10月に、新規でJIADSが技工士の講習会を始めることになったので、サヤカからは2名参加させていただきます。野崎もそのメンバーです。

ネット関係

インターネットエクスプローラーが新しくなりましたね。9.0でしたっけ。


Appleのサファリに酷似していると感じるのは私だけでしょうか。
ツールバーを整理すると、まんまサファリに見えます。

ジョブズ社長は凄い人なんですね。
常に頭が2、3個分前を歩いているように思います。

i phone 5が9月ですね。楽しみです。

2011年6月22日水曜日

夏

昨日の日中フラッと外に出たとき、夏の空気を感じました。

今ではもう縁遠いですが、プールや海を思い出す空気です。夕立も夏を思い出させます。







予報では最高気温33度(さいたま)の、今日も暑いですね。


ヤフートップページの「現在の推定電力使用率」は毎日気にして見ていますが、午前中は80%を下回って推移していましたが、今は83%になっています。84%になりましたw

サヤカでもエアコンをつけないとマトモに作業できませんので、フル稼働はさせていませんが程々に冷房を効かせています。
あちこちのメディアで報じられていますが、除湿より冷房の方が電力を使わないようなので、除湿ではなく冷房をつけています。


震災後の輪番停電のころは全体像が見えづらかったので、あまり実感はありませんでしたが、その後に停電するところ、しないところなどの詳細を見てみると、埼玉は紛れもなく輪番停電による経済被災地だと思っています。


夏は好きですが、今年の夏は複雑です。

2011年6月21日火曜日

日本顎咬合学会 リポート 3

【高橋先生】

先日もちょっと触れた高橋先生の接着の講演です。
これはサヤカの恩田にお願いして受講してもらいました。

以下、恩田の報告をもとに列挙します

・感じたキーワード「メタルフリー」

・歯科医療も商売
  商売→安く仕入れて高く売る
  直接経費×5を商売としての方程式と考えるならば、メタル代がかからず材料代が読めて、
  技工代の目安が分かり、患者が喜ぶオールセラミックは商売しやすい

・東京の歯科医院では
  08年くらいからMBとオールセラミックの逆転現象(金属の高騰)
  ブリッジが出来るオールセラミックが普及(ジルコニア)
  
  『オールセラミックの価格』
  15万 以上  (24%)
  10万~15万 (60%)
  ~10万    (16%)

・ハイブリッド(エステニア)の技工料金
  だいたいこれくらいでしょと、数字を・・・

・インレーの接着(エステニアなど)
  エナメル調色したものを使うと歯牙に溶け込む
  デンチン調色のものはダメ (安易にパナビアなどは×)
  エステティックボンドが良い

・対 ジルコニアの接着
  シリカではないことを考えなければならない
  ジルコニアは金属酸化物である

・ハイブリッドの接着
  ハイブリッドの内面はサンドブラストをして、シリカの頭を出すことが大事
  そうしないとシラン処理が効かない

・ファイバーコア
  歯根の清掃をしっかりやり、1~1.5mmのフェルールを残すこと

・3万円の壁
  2万5千円でハイブリッドが入れられれば、患者は自費になる



高橋先生の出してくれる接着の表はとても重宝しますが、話を聞いているとグッタリします。
報告に従い「08年くらいからMBとオールセラミックの逆転現象」と書きましたが、
10年以上前の高橋先生の講演では、MBとエステニアで逆転現象が起こっている
と話していました。

となると、現在では高い順に
・オールセラミック(ジルコニア・セラミック、e.maxなど)
・ハイブリッド
・メタルボンド

ということでしょうか???





その10年以上まえの講演会のとき、実は私は質問の時間の時に手を挙げてクレームを述べました。
これが標準みたいな値段の話を出しまくるのを迷惑だと言ったのです。
歯科医院といえども色々です。病院の場所から先生の育った環境、将来の目標まで様々でしょうし、患者さんから信頼されるかされないかの人間性なども色々です。技工士も同じです。

補綴物の単価が高い安いなどと、私は一段高いところから言われたくありません。

まるで歯科医療のことを分かりもしない税理士に「技工料金の占める割合を下げましょう」「その方が医院のためです」と言われているような気になります。

人のためになり、人に喜ばれ、人から頼りにされるなら、それなりの対価があるのではないかと思います。逆も同じですし、蒔いた種の花しか咲かないと思っています。

聞いている人で自分の設定した料金の方が高い人はどう思うでしょう
低い人はどう思うでしょう
歯科医師と担当技工士が一緒に聞いていたら、どう思うでしょう


ちょっとアレですね・・・
やはり私は表だけでよしておきます。

2011年6月20日月曜日

ダイヤモンド・バー

ダイヤモンド・バーを多用する技工士さんは既に色々と工夫をされているでしょうが、カーボランダムをメインで使っていたひとなどがジルコニアやe.maxを手掛けるようになって、必要に迫られダイヤモンド・バーを使い始めると、特に疑問にも感じずハンドピースタイプのものだけ使ってしまうということを聞きました。

ハンドピースタイプでは松風とノリタケから、ポーセレン形態修正用などという売り方をしているので、なおさらかもしれません。


サヤカでは松風、ノリタケなどのハンドピースタイプのものも使用していますが、ガスガス使う時はデンタル・エイド社のFGアダプターを使ってMANIのバーを使用しています。






MANIはセールなども多く、買いやすいところもあります。

ハンドピース・タイプとは1本当たりの値段の差で、ものによっては5倍とかあったりします。
使い勝手も全然問題ありません。