2011年8月8日月曜日

VITRIFIED DIA 【SHOFU】


松風のビトリファイドダイヤ(HP)です。

陶材・セラミックコーピング(ジルコニアやe.maxのMO)の形態修正用のハンドピース用ポイントで、優れた研削力と、キレイな研削面を実現したそうです。






【滑らかな使用感】
カーボランダムのような滑らかな研削感

【キレイな研削面】
チッピングしにくく汚れの付着も低減

【優れた耐久性】
ポイントの摩耗が少ない


松風といえば研削材、人工歯などと言われますが、その松風がオールセラミック新時代に投入してきた新研削材です。


実際に使ってみると以前に紹介したエデンタ・セラプロやjotaなどに比べ、技工士としては細かなディディールが表現しやすい細かさ強さではないかと思います。
また、チェアーサイドでも一本あると何かと使えるのではないでしょうか。

【 DT 野口 】

2011年8月6日土曜日

大掃除 

今日のサヤカは大掃除でした。

盆前と正月前には大掃除の日を設けています。

昨日も書きましたが、私は朝から新橋と、午後は浦和の歯科医院へ出かけていたため掃除には参加出来ませんでした。

年末までに時間を作って、書庫、倉庫の整理でもしていきます。

さて、朝に新橋へ向かいましたが、首都高はいきなり渋滞です。
東池袋の先で事故があったようです。

いったん昼過ぎにサヤカへ戻ったのですが、帰りの首都高のy手前与野出口手前で玉突き事故がありました。
そちらは事故後あまり時間が経っておらず、パトカー、救急車、消防車が入り乱れて止まっていました。4台の玉突き事故で、1台目、2台目は乗用車、3台目が大型トラックで、そこまでは軽い追突。そして4台目の軽トラが急停車した大型トラックに激突した様子でした。
軽トラックの運転席部分はペシャンコにつぶれて、タンカが3台(?)路上に置かれたまま、つぶれた運転席からの救出をまっていたようです。



盆前、正月前などは事故が増えるのでしょうか。

来週からは夏休み週間に入ります。
皆様も事故などに気を付けて、どうぞ楽しい夏をお過ごしください。


2008年 夏   旧社屋

2011年8月5日金曜日

Vintage ZR

先日来書いているようにサヤカでは、現ノーベルの佐々木さんの影響もあり、また現イボクラの直君(写真参照)の影響もあり、ジルコニア陶材はcercon ceram kissを使用しています。 



可及的にサポート形態といって取り組んでいますが、下顎の大臼歯は機能咬頭が頬側にあり、また受ける咬合力も小臼歯とは比べ物にならないようで、破折してしまうことがあります。
下顎の6、7番だけは・・・と言ってもいいほどです。








そういったわけで、ZirPressなど積極的に取り組むわけですが、ジルコニアとセラミックの組み合わせで、セラミック側に工夫はないのか?という疑問も残ります。
ヘレウスではジルコニアの接着強度についてボンディング材のようなものを出しますし、リューサイトの問題もそうです。(詳細省略)




今回試させていただいたのはVintage ZRですが、私の感覚の基準がcercon ceram kissということをご理解の上読んでください。

築盛するときの感想は、ストレスフリーです。
これはラベルやパッケージがもたらす、「いつもの松風」が与えるものだと思います。
また、粉のザラザラ感もなく、モデリングリキッドを上手に使えばかなり扱いやすいと思いました。

その有機溶剤ですが、箱に入っていた「ヴィンテージ・モデリングリキッド」・・・これは最悪でした。操作感も悪く、片栗粉のようなナノ陶材を水で溶いて盛ったような盛りづらさを感じました。
もしかするとこれは、中身が水だったのかもしれません。
デモ品のため基本的に全て「使用済み」なので、そこのところは分かりません。



すぐに他社のモデリングリキッドに変更すると、最高に築盛しやすいものに変わりました。






焼付後の形態修正に入ってからの印象は「硬いなぁ」でした。
普段使っているkissに比べ、なかなか削れない感があり、たまたま他のスタッフが形態修正途中のhaloを見せに来たので「ちょっと削らせて」と削ってみたら、ビックリするほどZRとの「硬さ」が似ているなと感じました。やはりメーカーとしては、だいたい同じ程度の硬さを狙って作っているのでしょうか。

さて、その「硬い」ですが、私の求める強度につながるのであれば、それはそれでとてもグーなことです。
形態修正に入ると、なるほど松風が少し前に売り始めたポーセレン・マスターキットの使い道がこうなんだなと改めて思えるほど、セラミックの硬さとダイヤモンドバーの削れ具合がマッチングしていました。



仕上がりですが、焼成温度は100度ほど違いますが、出来上がってみれば差は感じません。
松風の方がステイン・システムも含めると充実しているとは思います。




ZR   vs  kiss

今後はどのように取り入れていくのか検討します。

外回りじゃないですが

今日は朝から大宮の歯科医院へ、咬合採得の立ち会いに伺いました。
咬合採得を見るというよりも、細かい要望を持っている患者さんだったので、その詳細を聞きに行きました。なんでも20年以上前に作ってもらった入れ歯が良くて良くて、近所の歯医者さんで作ってもらった新しい入れ歯が嫌で嫌でしょうがない、ということでした。



無意識下の咬合のためか、金属フレームまでもクラックが入っています。
( 写真は色補正してません )
昼過ぎからは、DT佐野が「即日デンチャー完成」の製作のため歯科医院へ行ったのですが、私は16時からシェードの立ち会いで同じ歯科医院へ伺います。。。


明日は朝から新橋と、午後は浦和へと、どうもここのところ出る用事が多いです。


そうそう! ZR使ってみました。 後で簡単なレポします。

2011年8月4日木曜日

Vintage MP 白さ

VintageMP 白いって言われますね。


 MP と Halo ですが、
どっちがどっちでしょうか?
同じA3です

ちなみに、左のMBは築盛しっぱなしの状態です。



これは、 どちらでしょうか









こちら、左側のMBでしたがMPです。
どうみてもエナメルがホワイティッシュです。


こちら、Haloで作ったものです。
ちょっとガイドが手前に傾いてる分だけ明るく見えますが、ほぼマッチングしています。






中切歯のMBはHaloですが、意図的にWEを使用して白さを表現したものです。



普通に何も考えず作って、華やかに仕上がるのはMPだと思います。

でも私はHaloに戻しました。






瞬殺

ここ数日、猛烈な勢いで企業の再編がおこなわれているように思います。

撤退、合併、売却など、毎日毎日 目に耳にします。

関連企業などは、段々と業績が下がるなどという生易しいものではなく、ある日突然首を絞められ、後は息の根が止まるのを待つばかりになります。
残された仕事は残務のみです。

そういったものに比べると、技工業界は良いですね。

まだ、やりようがあります。 まだ、策を講じることができます。

もちろん、自分は間違っていないと勘違いして成長に関して終止符を打ったり、諦めたりしたら何やってても同じですが、まだまだ変革シロは残されていると思っています。

成長を測るバロメーターは己自身だと思います。単に売上高ではありません。
今年やっている役割や生産性などは、昨年の自分と比べてどうか?

昨年とそれほど変わっていなければ、自分自身の変革や成長は無かったということです。

人に頼まれることが多くなったなら、成長した証拠でしょう。
人に頼まれることが減ったなら、人として社会人として衰退している証拠でしょう。

仕事や役割の成長は、面倒くさく苦しく悩み多いものの積み重ねだと思います。
人間としての成長は、人を思いやり客観的に物事を見れる量だと思います。



( DT 佐野 )


面倒くさがらず、苦しいことに前向きになれ、悩みを乗り越える力があれば、
私もまだまだ成長シロがありまくりです。

今後の変わり様が楽しみで仕方ありません。

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2011年8月3日水曜日

ジルコニア用 セラミック

ジルコニア用セラミックもヘレウスの参戦などもあり、今後はアチコチで侃々諤々始まるのでしょうか。





これまでサヤカではCerconCeramKissを使用していますが、このたび松風の高橋さんの懇意によりVINTAGE ZRを試しに使わせていただくことになりました。

最近焼付用陶材はジルコニアセラミックを除いては、MPからは遠ざかってHaloに戻っていますが、松風の陶材はユニボンドから使っているので、やはり分かりやすさは満点です。。。






とりあえず、私の手元だけで週末までに30本くらいあるので、使いまくってみたいと思います。





金属高騰

以前から歯科用金属の高騰と、このブログで書いてきました。    こちら  や  こちら

経済が低迷すると現物が買われるという市場原理通りの動きでしょうか、NYなどでの金属相場は一方通行になっています。

(フジヒューチャーズ)

既に壊れかけている日本では、とっくに壊れているアメリカの実態が見え隠れしたため、急激な円高による影響で金価格は相殺されていますが、いずれ明確な変化を感じることになると思います。

今日も朝一番で岩瀬歯科商会の鈴木さんから連絡が入り、「パラや焼付が騰がりますょ」と言われました。

10月だったか、保険点数でのパラの価格は決まったんですよね?

さてさて、古い頭は捨てて前を見ないと風化してしまいます。


2011年8月2日火曜日

e.max  Empress

もう10年くらい前の症例ですが、胃酸で歯が溶けてしまうということでラミネートになりました。



今ではe.maxの豊富なシステムを利用して、とても簡単に適合したキレイなラミネートを苦も無く作ることが出来るようになりました。











(DT 恩田)

外出

外はまるで初秋のようです。

さて、今日の午後は咬み合せセミナーのため、浦和の歯科医院へ出かけてきました。
フェリーチェからは菅さんがみえていました。

今回はサヤカの佐野も緊急参加させていただき、咬合治療を施した患者さんの、義歯の仮排列~前後的位置の決定まで行いました。










2011年8月1日月曜日

根津権現裏~日本中枢の崩壊

今日から8月です。 葉月です。

7月21日あたりからは涼しく過ごせる日々が続き、電気パニックも起こらず、今のトコロ埼玉は無事に過ごせています。

夏休みまでもうすぐですね。
こういうときは爽やかに休み明けを迎えられるよう、いつも以上に気を張って仕事に取り組まなければならないと、毎年盆と正月前には思っています。






さて・・・
最近はあまり家で「あて」にされなくなってしまい、日曜日の買い物も出動の機会が減りました。

昨日は久しぶりに気の抜けた日曜日の滑り出しだったため、県知事選挙へ母と家内と出掛け、その帰りに与野フード(スーパー)に寄りました。

その与野フードは地下にあり、1階から3階までは本屋さんです。
本屋さんは埼京線の北与野駅のすぐ近くにあり、名は書楽といいます。

そう、また本の話です(w




『 根津権現裏 』  藤澤清造

またマニアックな本ですが、芥川賞受賞作家、西村賢太の『苦役列車』の巻末に紹介されていた本です。
西村賢太は藤澤清造の影響を強く受けたというだけあって、根津権現裏の読み出しでは西村賢太の本かと思うほど、文字の使い方や比喩表現などなど、似たような空気を感じました。
口語や人々のやり取り、情景描写からは大正時代を感じさせるものがあり、脳内だけでもタイムスリップ出来るのではないかと思います。
内容も大正期の貧しい上京青年の私小説だけあって重たい雰囲気を醸し出していますが、なによりも私が重みを感じたのは、本人紹介のところに書いてある、「藤澤清造の最後は、芝公園で凍死体で発見された」ということでした。。。




『 日本中枢の崩壊 』 古賀茂明

ジェノサイドもある意味危険な読み物ですが、こちらはもっとリアルに危険な読み物です。
一般的に人は保守的であり、主観的なので、古賀さん大丈夫ですか?と心配になります。
立ち読みで目次だけ追ってもゾッと背筋に寒気を感じる、今風でいうエコな本です。。。

2011年7月29日金曜日

e.max ZirPress (ジルプレス)  その3

ジルコニアにフルオロアパタイト・ガラスセラミックをキャストオンするわけですが、感覚的には不安があります。  よね?


しかしそこは流石のivoclar vivadentの科学者集団。
これまでの色々な材料のキャストオンとは一線を画す見事さを感じます。


ちなみに、顕微鏡レベルで撮影、確認してみたところ、
接合部で不安を感じさせる状態は確認できませんでした。





先ほども書きましたが、400Mpaの粘りっぽさもなく、これまでのセラミックのように軽快に形態修正、咬合調整が可能です。ただ同時にセラミックが薄い部分には変な力が加わってチッピングしないよう注意しなければなりません。

形態修正、95%程度の咬合調整後、シリコンで表面の状態を整えていきます。


e.max LTのところでも書きましたが、セラミックの粉で表面をゴシゴシとキレイにして仕上げ焼成に入ります。




ジルコニア・セラミックの場合も、ZirPressの場合も、
ジルコニアフレームによるサポート形態は付与します。

 
オクルーザル・コンタクトは、微妙に7番過剰防衛入りまして少々甘めの状態でフィニッシュです。


以前に大臼歯のオールセラミックは難しいと、このブログで書きましたが、現存するメーカー推奨システムでの大臼歯のブリッジで、多くの人々に対応するキャパと、大臼歯補綴に相応しい強度と、ある程度の審美性を表現できるということになると、このe.max ZirPress と e.max CAD on くらいなのだろうな、と思っています。

たとえば最近ではフルジルコニア冠を喧伝する動きもありますし、それはもう何年も前からアメリカでは当たり前で、今では日本でもドンドン増えている、などという話も随分前から聞いています。
メタルセラミックでもコバルトセラミックなどのノンプレシャス系のモノがあり、セミプレシャス、プレシャスがあるように、オールセラミックでも色も硬さも「無垢のジルコニアですから」というモノがあっても良いのかもしれません。
何を大事にするかという価値観の違いもありますし、会社の事情もあります。


サヤカではフルジルコニアはいつからでも参戦できるということで、今の段階ではジルコニアフレームを可及的にサポート形態で作り、その上には、上顎なら築盛かフルオロアパタイトのプレス、下顎ならプレスといったラインナップで薦めていこうかと考えています。


 

 



e.max ZirPress (ジルプレス)  その2

イボクラがe.max ZirPressをプレスできるジルコニアとして設定しているのが、酸化ジルコニアフレームでe.max ジルプレスを圧入できるのは熱膨張係数=CTE10.5~11.0の範囲に限る、とあります。

こちら ページ下段のほうの「ジルプレス」に範囲が書いてあります。

それに対して、各社ジルコニアの熱膨張係数は こちら

実はノーベルのプロセラシステムで作られるジルコニアの熱膨張係数はCTE10.4です。

昨年末にHPを作っていて、そこらへんのことを知っていたので、まずイボクラに「ノーベルで作られるジルコニアの熱膨張係数は、ジルプレスをプレスできるジルコニアの指定の範囲ではないけれど、どうなんですか??」と確認を取ってみたら、確認して折り返しますの後、「大丈夫です」との回答を得ました。

一応ノーベルも近い将来e.maxの削り出しなどの予定もあるので、ノーベルにも確認をしておこうということで聞いてみると「おそらく大丈夫だと思います」でした。。。

なら取説に10.4も大丈夫だと明記してほしいです。




さて、メーカー指定の時間を費やし、埋没材の硬化、ワックスの焼却などを経て、EP5000でプレスを開始します。


ワックスの重さ0.7gまではインゴット1個ですが、今回のワックスの重さは0.8gだったため2個でプレスしました。わずか0.1gですが、こういうところでケチると痛い目見るのは自分なので、厳密に守るようにします。



EP5000の安定したプレス能力に助けられ、埋没材の練和時間やリングファーネスによる焼却時間、スプルーイングなどでエラーが無ければ、術者の心配をよそに美しいほど見事にプレスされます。



スプルーカットは通法通りダイヤモンドジスクで行いますが、2ケイ酸リチウムセラミックのような粘りはなく、110Mpaの感触が味わえます。