まずは適合。
模型上での防衛措置と、セメントスペースの確保をすれば、金属ならではの適合が味わえると思います。
次に安心感。
しっかりとしたサポート形態を、技工士が自由にデザインすることが出来ます。
補綴が大きくなり、模型の精度が心配な場合にはフレームの段階でロー着することもできますし、セラミックならば後ロー着もできます。
これも金属ならではのものです。
ただ、「金属補綴が第一線にあるべき」を喧伝するために、「ジルコニア・セラミックは割れる」などと根拠のないことを言う人も少なくないので、そこは注意しなければなりません。
情報は必ず誰かのためにあり、誰かを貶めるためにある、とも言えなくもありませんので。(遠回し)
「アメリカやヨーロッパでは減っている」も、そうです。
日本でのオールセラミックの広まり方とは比べ物にならないくらい広まった後のことです。
以前にも書きましたが、日本でのオールセラミック補綴は全ての自由診療補綴の5%前後に対し、ヨーロッパやアメリカでは45~50%超の割合です。
どんな人が何のためにそれを言うのかを気を付けて聞かないと、権威や名声に振り回され偏った情報に縛られてしまいます。
そんな中、サヤカでは初のジルコニア・フレームをノーベルに発注しました。
まだ講義を受けていないブリッジです。
しかもスタンダードCADでスタートし、デフォメーションでサポート形態を付けまくりました。
とりあえずデザインは終わったと思い発注してみたら、それぞれのフレームのサポート形態が重なりすぎ、intersectと表示されてしまいました。
私にしてみたら「わざと重ねたんんだから、そのまま何とかして」とPCに言いたいところですが、そうはいきませんでした(笑
明後日あたりにフレームが送られてくると思うので、楽しみに待ちます。
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