2013年7月31日水曜日

Eye Special C-Ⅱ

松風の「アイスペシャル C-Ⅱ」です。



取説の表紙に書いてある通り、デジタル口腔撮影装置です。


口腔撮影の機会が多い弊社では、今後の活躍が期待されます。


弊社のカメラ環境は、シェード用に一眼、各スタッフはデジタルコンパクトという感じでしたが、シェード用の一眼のフットワークの悪さと特殊性に一部の者しか使いこなせないことと、コンパクトカメラでの撮影では致命的な歪みが補正できないという点が不満でした。

ずい分以前から注文を入れていたため、今日の夕方わざわざ松風の方が持ってきてくれたのですが、まだ使いこなせていません。



試に模型撮影などもしてみましたが、口腔撮影では何も考えずに露出が合うのに、被写体が模型の場合は撮影距離にもよりますが、適正露出が思ったように得られません。
松風のHPで取り扱いをムービーで紹介していて、そこに模型の撮影方法がありましたので、明日以降にまた試してみます。やはり何も考えずに撮影すると明るくなりすぎるようです。




取説の表紙にも「デジタル口腔撮影装置」と書いてあるので、まぁそうなんだろうなとも思います。



今後は立会い関係は、全てアイスペシャルでやっていき、一眼は常に技工作業机に出しておこうと思っています。

標準モード

シェード抽出モード


2013年7月29日月曜日

週末のこと

土曜日日曜日と恒例の咬み合わせセミナー出席のため、大阪に行っていました。

大阪はいつも熱く、 先生方の取り組む姿勢というか空気感が違うため、普段は東京コースや福岡コースに参加していて、用事があるので今回は大阪コースで、などといって参加されると皆さんその雰囲気に驚いています。


こちら、前日の「臨床相談会」の様子
 
左上の後方にあるコブのようなもの・・・
骨隆起だそうです
 
コンビネーションシンドロームでしょうか、巨大です。
 
 
 

2013年7月26日金曜日

咬合平面

今日は午後からシェードとモールドに関する立会いのため、歯科医院へ伺ってきました。



2時間後に別の歯科医院でのCT撮影の立会いと相談があったので、そのまま移動・・・



 
トリミングなど中途半端で見づらいですが、左側3番のために咬合平面が乱れています。
3番は確実にピポットになっている様子で、舌側や咬合面観では大変な摩耗があります。
 
 


完全に咬頭嵌合位を超えて歯頸部方向に摩耗があったり、摩耗というよりえぐれています。




さぁ~どうしましょ?




 

2013年7月25日木曜日

咬合採得

どうやっても違和感が拭えないということで連絡を受け、立会いに伺ってきました。

正面からお話ししてみる限りでは、特に変だなとも思えませんでした。

が、

模型におこしてみると1級のように仮義歯がつくられています。
残存歯は、右上7、左上4、下顎3~3です。
この段階で気になるところといえば、正中のズレです。

 
下顎の1~1に上顎の正中を合わせた排列のようで、上唇小帯とは3mm弱ズレています

後方から見た状態です。
下顎咬合面部はフラットテーブルになっていますが、
こうみると左側の咬頭が自由な動きを邪魔しているようです。
 
 


JPIの手法を使い、骨関節隙を整えたリポジショニングをしてみました。
 

前頭面観
 

矢状面で見ると驚きます。。。
 
あぁ、2級骨格だったのか、と
 

 さらにホリゾンタルな偏位では
リポジショニングによって上顎の小帯が下顎の正中(?)に近寄ってきました


 

先生に状況を伝え、ダイナミックな修正の可否を確認したところ、やってくださいとのことだったので、これから取り掛かります。



 
残存歯をランドマークにすると、正しいものを見失うことがあります。
歯牙が残っていたとき、右上の7番は下の写真のように
フレアアウトだったのだろうと思います。
 
また、左上4番も本来あるべき位置より内側にあるため、
ヘンテコリンなアーチになってしまったのでしょう。





続きは こちら


 

2013年7月24日水曜日

CT撮影立会いなど

そして今日は咬合の違和感を訴える患者さんのTMDのCT撮影の立会いでした。



他院で私も交じって咬合治療を進めていたものですが、なかなか成果が得られず、それならばということで骨関節隙を診てみようということになりました。

息子さんは上顎の劣成長ということでRAMPAも検討しましたが、その後DPやムーシールドを試すもうまくいかず、現在は前方への拡大のみを目指した床拡大で様子をみています。

 
 










 

学外実習(専攻生)

昨日の午前中は「これからAll-on-4の治療に入ります」という段階の患者さんと、治療スタート前から会っておいて欲しいということで、歯科医院へ訪問してきました。



上顎は左右中切歯を除いて義歯で、All-on-4に展開していきます。

現時点で咬合の違和感などありますか?と尋ねると
気を抜くと左の犬歯が先に当たって、顎がズレる感じがあります、
とのことでした。
 

 
前頭面観でも分かりますが、
咬合面観でも左側の2~が狭窄しているのが分かります。
(咬合面観ではミラー)
 
 






午後は埼玉の技工士学校から、線背に引率され専攻科の生徒たちが来社しました。

歯科大もそうですが、技工士学校も女性が多くなってきているなか、今年の専攻生は総勢9名で、男性5名、女性4名というバランスの良い構成でした。

10月に座学での授業が始まり、そのあとは学外臨床実習が始まります。

2013年7月22日月曜日

近況など

夏だったり秋らしかったり、季節感が鈍る今日この頃です。  Fromさいたま

私の体調不良については、多くの先生方から貴重な助言をいただき、今は少しずつ快方に向かっているのではないかと。。。信じています。


それでも地球は周るので、土曜日は恒例の咬み合わせ臨床実習が14時から夕方まであり、日曜日は池袋でセミナーに参加してきました。

日本中から咬み合わせに熱心な先生方が集まるので、一つの問題提起に対して多くの意見が出、互いに尊重し合いながらも侃々諤々できる、というのは素晴らしいことだと思っています。




開口したとき、下顎が後方へさがるのは一体なぜなのか?
まず考えられるのは下顎枝の劣成長といえますが、それは同時に急峻な咬合平面ともいえるように思います。



こう見ると分かりますね。
開口させると、その分下顎が後方へいきます。

この患者さんの場合は、そういった問題(?)に加え左側大臼歯喪失と下顎の咬合平面の乱れ(8番使用のBrなど)があり、下顎前方位が容易に出来ず過緊張にあるように思います。




さらに、骨関節隙を計測して下顎位を誘導してみると、咬頭嵌合位が左側に偏位しているのが分かります。

右上三番だけが接触




あらためて上顎のアーチを観察してみると、右上3番からのBrでアーチの狭窄が分かります。
右上のBrのためのバイト採りから、この患者さんの人生は変わったようです。

患側は左に設定し、ウェルデンツで必要な誘導をします。


先日紹介したブラッシング指導をされた患者さんです。  こちら







 



 

2013年7月17日水曜日

さようなら マル

サヤカが始まってすぐの頃、今から14年ほど前のことですが、大宮の歯科医院へ訪問したとき、医院の向かいにあるペットショップで出会ったのがマルでした。

次女のベッドで



隣にいたヨークシャーテリアが良いなと思い聞いてみたところ「17万です」と言われ、「こっちのマルチーズなら5万円でいいですよ」と。。。

「今は4万しか用意できない」といったところ「それでも良い」と言われ・・・それならということで




それ以来の仲でした。


 マルチーズということで安易に「マル」と命名。


週末の独りきりの仕事の時、いつも連れて来ていました。


週末にスタッフがいるときも一緒で、皆に沢山可愛がってもらっていました。


引っ越す前のラボではグレートピレネー(名はハナ)がいましたが、ハナとも大の仲良しでした。

ちなみに、マルがオスでハナはメスです。



家族の中では、いつも引っ張りだこのマルで、常に皆の癒し役でした。
当の自分はお兄ちゃん気取りだったのかもしれません。




10年以上前には通天閣経由で大阪の重村さんのところへも一緒に行き、帰りには東尋坊へにも寄ったりと、いつも一緒にいました。




私と関係する多くの方が知っている「マル」なので、ここに報告します。





16日の夜中2時50分過ぎ、私に抱かれたまま呼吸不全のため永眠しました。

15日の昼間、永眠の12時間前のマル
 
 

 
 
「さようなら、マル」


 

2013年7月10日水曜日

咬み合わせ治療

咬み合わせ治療というのは難しいですね。

医療現場全般がそうなのでしょうが、良くする治療の対価は少ないものです。
悪くなったものを処置する時に大きな対価になります。

最近の歯科では例えば歯周治療やそれに関わる特殊治療などがあり、その術式にも料金が設定されたりしていますが、どうしても最終的に形になったものに料金が設定されやすいので、形にならないモノの価値は認められずらいようです。

さらに、形にならないからこそ、また人は忘れやすいし欲があるのが普通ですから、元がどんな状態だったかを忘れ「もっと」「もっと」と要望が湧いてきたりもし、際限がなくなってしまうこともあるようです。


あれも治ったし、これも治った、だからこっちも治るだろうし、そっちも治るんですよね?
みたいな感じです。

あれも治るこれも治るって言葉は、患者さんに対して過度な期待を与えてしまうという点で危険な言葉ですから、咬み合わせ治療をやられる先生方はあまり使わない方が良いのではないかと、まぁ相手にもよるのでしょうが。。。

結局のところ他院ではできないある意味特殊な知識・技術・能力に対しては、なかなか価値が認められなかったりするようです。

モノの価値というのは昔とは随分と変わってきていると思いますので、今後も変わるようであるのならば、誰でも出来るものはドンドン安くなっても良いのになと思っています。






咬み合わせの違和感と、それがセットのように「頭痛」を訴えている患者さんで、脳神経外科や耳鼻科を経由して、ある歯科医院へ行ったそうです。

その歯科医院で症状を相談すると「それはプラークコントロールのせいです」と言われ、三か月にわたってブラッシングを指導されたけれど全く治らない、とのことでした。









2013年7月8日月曜日

週末のことなど

土曜日日曜日と大阪入りしていました。

咬み合わせ勉強会の臨床報告会への参加です。

もともとは見るだけの予定でしたが、予定外のしかも殿での発表ということになり、先週はブログが仮死状態でした。。。

ほどよく盛況で、今後につながりそうです。



実はここ半年以上患っているものに対してアレコレと試しているもののなかに「ホメオパシー」があったのですが、花粉症でも同じことやっているようです。 こちら


それでも「ホメオパシー」という言葉を使わないというのは、さすが日本!という感じもしてしまいます。

地位や肩書や経済規模で物事を判断せず、必要のない悪いものが無くなると良いですね。

最近「少年H」という本を読みましたが、改めて今の日本社会の歴史の浅さを実感しました。

2013年7月5日金曜日

今週は・・・

再開したばかりのブログを完全にすっぽかしてしまいました。


夜家に帰ってパソコンを開かなければならないことが続くと、かえってブログを忘れてしまいます。
デンタルダイヤモンド11月号、お楽しみに。

明日からまた大阪入りし、咬合治療臨床発表会に参加してきます。

当初の予定では、今回の私は聞く側での参加で何もしなくていいということでしたが、間近になって午前中座長で最後の演者としても話すように、ということになり慌てていました。


そんな私の今週は火曜日の午後に咬み合わせ臨床実習で歯科医院でアタフタ、今日の午前はTMJのCT撮影の立会い、午後は先日CT撮影した患者さんとの立会いで出かけていました。


 
口腔内容積を確保するために、舌側をメタルフィニッシュ




 

2013年7月1日月曜日

週末のこと

土曜日は昨年の忘年会以来の宴会ということで、少し早目の暑気払いをしました。

鹿児島料理の「山内農場」で19時からサヤカ全スタッフが揃い、21時までのはずが22時30分過ぎまで話が途切れることなくワイワイと過ごしました。



2次会は恒例のカラオケ。
私は唄うことを得意としませんので、なるべく鑑賞にまわっていましたが、30代のスタッフが唄う歌は聞いたことない曲ばかりです。歳を感じます。

昨年の忘年会はカラオケの前に「庄屋」を挟み、最後は3時半になってしまいましたが、今回は2次会がカラオケで、皆が唄い疲れて「飲み食い歓談」を始めたのが1時半くらいだったので2時過ぎにお開きにしました。 若い人たちはパワーがあるなぁと感心します。



今日7月1日は私の母の78歳の誕生日なので、昨日の夜に家族みんなでお祝いしました。


歯科従事者らしい78歳へのプレゼントもしました(謎)