2012年2月16日木曜日

上下フルマウス FINAL

昨日は午後から青山田中歯科医院へ行ってきました。

昨年の12月に仮付した上下28本分相当、インプラント=14本+3本+4本、ブリッジ=7本の最終調整に立ち会わせていただきました。

過去の記事はこちら
仮付当初にも「歯間ブラシが通らない所がある」と衛生士さんから言われていましたが、オベイト部などを含めた貧血帯がどのようになったかも含めて、見させていただきました。

上顎フルブリッジを外した直後は、アバットメント、歯肉の状態からみて一目で良い状態であると判断でき、先生からも「良い状態だね」と言っていただけました。残念ながら口腔内写真は撮れませんでした。

さて最終調整ですが、目標は「歯肉を押し付けるオベイト形態の部分以外は、歯間ブラシが通る」という形態修正です。

インプラントの場合は特に、形態的には歯間部であっても実際はインプラント部であったりすることもあるので、なんでも間を空ければ良いというものではなく、それでも「歯間部からどうやってブラシを入れて清掃するのか?」という形態を可及的に付与しなければなりません。

まずは先生と衛生士さんが全ての歯間相当部分にSSSの歯間ブラシを入れてみます。
そして「OK部」はスルーし、「入らない」と「途中まで入る」がある場合は部位を私に告げます。
私は先生の後ろに立ち、ミスのないようにメモをとります。




作業場で形態修正・研磨をすると同時に「ココは入りません」の位置も明確にします。
調整後、補綴物を口腔内に戻し、再度先生と衛生士さんが歯間ブラシでチェックしていきます。




上顎は歯間相当部にインプラントがある部分以外は問題が解決されたので、セットの準備が進められました。




下顎は左側のPIBの一部が「歯間ブラシが通りそうで通らない」が何度か続き、4回目の試適でOKが出ました。


先にOKが出た上顎からセットされていたので、下顎もそれに続いてセットされていきました。

全てのセットが終わると、衛生士さんと情報の共有をするということで、担当の衛生士さんを呼んで「左上2番相当部と下顎の中切歯のトコロは入らない。 それと下顎小臼歯部は歯間から遠心に傾けて通すように。」と指示をしていました。




患者さんは衛生士さんとメンテナンス専用のチェアーに移っていきました。
衛生士さんは「磨き方の確認」をし、そのまま患者さんに「磨き方のレクチャー」をするようでした。
前述の「入りません」の位置もキチンと伝え、そういう部分は頬舌から別々に清掃してもらうよう指導するとのことでした。



そういえば、チェアーが新しいものになっていました。

これまでのKAVOのハンドピースがそのまま使えるという優れものだそうです。

チェアーを変えたは良いけれど、タービンが変わってしまい使いづらいという話は、これまでにも何度か聞いたことがありますが、タービンが変わらないで済むのは良いですね。

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