2011年8月1日月曜日

根津権現裏~日本中枢の崩壊

今日から8月です。 葉月です。

7月21日あたりからは涼しく過ごせる日々が続き、電気パニックも起こらず、今のトコロ埼玉は無事に過ごせています。

夏休みまでもうすぐですね。
こういうときは爽やかに休み明けを迎えられるよう、いつも以上に気を張って仕事に取り組まなければならないと、毎年盆と正月前には思っています。






さて・・・
最近はあまり家で「あて」にされなくなってしまい、日曜日の買い物も出動の機会が減りました。

昨日は久しぶりに気の抜けた日曜日の滑り出しだったため、県知事選挙へ母と家内と出掛け、その帰りに与野フード(スーパー)に寄りました。

その与野フードは地下にあり、1階から3階までは本屋さんです。
本屋さんは埼京線の北与野駅のすぐ近くにあり、名は書楽といいます。

そう、また本の話です(w




『 根津権現裏 』  藤澤清造

またマニアックな本ですが、芥川賞受賞作家、西村賢太の『苦役列車』の巻末に紹介されていた本です。
西村賢太は藤澤清造の影響を強く受けたというだけあって、根津権現裏の読み出しでは西村賢太の本かと思うほど、文字の使い方や比喩表現などなど、似たような空気を感じました。
口語や人々のやり取り、情景描写からは大正時代を感じさせるものがあり、脳内だけでもタイムスリップ出来るのではないかと思います。
内容も大正期の貧しい上京青年の私小説だけあって重たい雰囲気を醸し出していますが、なによりも私が重みを感じたのは、本人紹介のところに書いてある、「藤澤清造の最後は、芝公園で凍死体で発見された」ということでした。。。




『 日本中枢の崩壊 』 古賀茂明

ジェノサイドもある意味危険な読み物ですが、こちらはもっとリアルに危険な読み物です。
一般的に人は保守的であり、主観的なので、古賀さん大丈夫ですか?と心配になります。
立ち読みで目次だけ追ってもゾッと背筋に寒気を感じる、今風でいうエコな本です。。。

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