今日は患者さんと話す機会があり、色々と質問をされたり私の方から質問をしたりと、1時間足らずですが御茶を飲みながら世間話に花が咲きました。
その方はこれまで、沢山の歯科医院で治療を受けたけれど、口の状態が良くなるということは一度もなかったと表現していました。
例えば虫歯があったとして、歯科医院に行ってその虫歯は治療してくれたとしても、例えばMTになりセラミックでBrを入れたとしても、その部分は治る(?)けれど、それ以外の歯を含めた口腔環境全体の問題が良くなる方には何も治されないという事のようです。
もちろん大掛かりな治療をすすめられること自体嫌がる人もいますが、良い治療ならば受けたいと思っている人もそれなりに多くいるのではないかと思います。
何をもって「良い」かは論じないとして・・・
その患者さんが通っている歯科医院はインプラントを積極的にすすめていませんが、その歯科医院はインプラントを否定している訳でもありませんし、患者さんがインプラントを望めば、インプラントを真面目に手掛けている歯科医院へ紹介もしています。
ただ、歯科医院として積極的にすすめないため、予備知識に乏しい患者さんの場合、結局医院側から言われなければ知らないまま、ということも多くあるようです。
皆さん自分のやられていることこそ正しいと思っているわけですから、広く平等に情報を開示するというのは難しいのでしょうね。ネットで開示はされているといっても、例えば今日の患者さんは、以前にネットでカード情報を盗まれ散々な目に会ったことがあるから今はネットは見ていません、と言っていましたし、高齢の方などネットとは無縁の方も多いですからね。
やはり今のトコロはまだ、細かな情報の窓口は歯科医院、となることも多いのだろうなと改めて思いました。
そういえば先日「信長の棺」を読み終えました。
あとがきを読んで、本への思い入れが一層強くなる不思議なあとがきが書かれていました。
またいつか読み直したいと思った本です。
以前ある先生に、信長、秀吉、家康、どの武将を凄いと思うかという質問をしたことがあります。その先生は咬合治療を推し進め、基本的に1つ目の治療以外は保険診療はしていません。
もっというなら、ドクターが何人もいて衛生士さんも4~5名くらい常勤でいるのに、PMTCもしませんし、抜歯もしません。。。
なぜやらないのか?と聞いたら正直に答えてくれましたが、ちょっとここでは書きづらいので書きません。(謎)
そしてその先生は信長だと答えました。
なぜ信長なんですか?と聞くと、信長は変えようとした、と言っていました。
その先生も色々なものを賭け、変えようと努力をし、また努力し続けているからこその答えなんだなと、私は理解しました。
ちなみに、今は「秀吉の伽」とその他2冊を読んでいます。
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