2011年10月17日月曜日

咬み合せ講演会  ‐新大阪‐

先月は東京で開催された咬み合せ治療の講演会ですが、今回は大阪での開催でした。

まず感じたことは、大阪は熱い、ということです。
会の長であり演者でもある京都の越久村先生、大阪の河合先生とご一緒させていただきましたが、満席になるほどの参加された先生方の熱気に、私独り押しつぶされそうになってしまいました。




河合先生は。。。
咬み合せを学ぶ以前の自分は、という表現で極めて謙虚な滑り出しをされながらも、昨年一年を通して学ばれた知識に基づいて対処した症例を紹介されたり、咬み合せ治療がなぜ重視されないかを論理的に説明したりしながら、これからは歯科医療として、原因を特定した再発させない根本治療をめざして、全身の健康までを考慮した口腔科医でなければならない、と話をされていました。





会の長である越久村先生は。。。
咬合位、特に前方位の不思議を複数の症例写真を交えながら紹介され、また歯列弓が無意識下に脱輪する実際の様子を治療途中のTEKの摩耗面を用いて説明されていました。さらに親不知がもたらす諸問題を具体的な例を示しながら説明し、さらにはペリオは細菌学より先に力学的問題に注目すべきだという考え方を、こちらも映像を交えながら示されていました。



休憩時間は後ろに並べてある書籍や解説書、見本模型などに多くの先生方が注目されていました。



講演会終了後の質問の時間では、その時間だけで45分も消費するほどの質問があり、受講された先生方の熱い姿勢が伺えました。




歯科医院はコンビニより多いと言われる中でも、毎年2,000件からの歯科医院が開院し、1,000件からの歯科医院が閉院されると聞き知ります。

今回の講演会には、北海道、九州からも参加された先生がいらっしゃったということですが、やはり先生方の学ぼうとする姿勢にはいつも頭が下がります。




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