我が家の子供が小学生のころ、私はビギナー向けの自転車競技をやり始めました。
弊社のHPではスタッフとMTBのファミリー向けエンデューロに参加したものや、筑波12時間耐久自転車レースに参加したものも簡単に紹介しています。 こちら
ロードバイクではチームなどに所属したりして、チームで練習したり、チームで競技に参加したりして楽しんでいたのですが、最近ではそういった集団が大井ふ頭などで交通ルールを守らないとして、変な意味で注目をされています。
またブレーキなしピストで死亡事故があったりと、自転車への風当たりが強いようです。
私が所属していたチームは「交通ルールを守る」という姿勢を貫いており、大井で練習したときも他のチームが信号を守らず通り過ぎていく横で、ハァハァ言いながら信号待ちで休んでいたものです。
そんな影響から、普段の自転車乗りでも交通ルールを守るという習慣は着いていたのですが、私が交通ルールを守って自転車に乗ろうとすると、それを迷惑がる人々が多くいる、ということを実感していました。
昨今のニュースでも自転車のルール、モラルだの言っていますが、自転車のルールを守っている人は自転車のルールを知らない人に苦しめられているとも言えます。
それは車道を通行しているときに幅寄せしてくる自動車であったり、車道の右側を通行してくる自転車であったり、歩道を徐行しているときに後ろから物凄い速度で追い抜いて行く自転車などです。
右側通行をしてくる自転車ほど対向して向かってくる車が怖いためか、歩道側をなめるように走行し、ルールを守って左側通行している自転車を車道側に膨らませます。
自転車で車道を走行していて、警察に怒られたことさえありましたw
もちろん自動車専用道路ではありません。自転車も歩道走行可の場所です。
上の図で車道を自転車で走行する場合は左側通行厳守ですが、歩道通行可のとき自転車は歩道内の車道側を走る、となっています。
では、同じ歩道の中で自転車同士がすれ違うとき、どうするのか??
警視庁に確認しましたが、同じ歩道の中で「左側通行」が適用されるそうです。
交差点では歩行者用信号に従って通過するときは「自転車を降りて押す」、と覚えていましたが、改めて警視庁に聞いてみると「自転車に乗ったまま通過しても法律違反というわけではない」とのことでした。ただ、乗った状態で歩行者に接触した場合は大きく過失が問われるとのことです。
特に自転車走行帯が設けられているときは、歩行者用信号が青で普通に走行しても構わないそうです。
さて、スクランブル信号のときは、どの信号機を守れば良いのか?
これについては、そこらへんの警察官も知りませんw
以前に私が車用信号に従って直進したとき、警察官に呼び止められ、ひどく怒られました。
巨大なスクランブル信号で横断歩道の横に自転車走行帯が設けられている場合は別ですが、ミディアムクラスのスクランブル交差点では、自転車は車用信号に従って直進出来るそうです。
もちろん右折の場合は二段階右折です。
こういった基本的なことを知らない人が多いのではないでしょうか。
自転車は人力で移動できる最高の乗り物だと思いますし、口先だけのエコではなくホンモノのエコの一つなわけですから、自転車の存在価値を理解して、乗りやすい道路整備も進めながらルールを浸透させていったほうが良いのではないかと思います。
社会全体が車に依存し、車に迎合してきた背景があるので、今のままルールだけ押し付けると自転車は危険なモノになってしまいます。
今後に期待したいです。
【 自転車の違反と罰金 】です 懲役もありますが面倒なので書いてません
- 飲酒運転 100万以下の罰金
- 信号無視 5万以下の罰金
- 一時不停止 5万以下の罰金
- 車道の右側通行 5万以下の罰金
- 無灯火 5万以下の罰金
- 二人乗り 2万以下の罰金
- 並走(並進) 2万以下の罰金
- ブレーキ等整備不良 5万以下の罰金
- 携帯電話の使用 5万以下の罰金
- イヤホーン等の使用 5万以下の罰金
- 傘さし運転 5万以下の罰金
- 歩行者妨害 2万以下の罰金
- 交差点通行方法違反 2万以下の罰金
0 件のコメント:
コメントを投稿