今日は夜の7時30分から浦和区役所保健センター4Fで、浦和歯科医師会 第一回学術講演会が行われ、私も医院スタッフとして参加させていただきました。
講師 埼玉医科大学医学部口腔外科科学 教授 依田哲也先生
演題 「すぐわかるカード式:歯科診療に必須な全身リスク診断とその対応」
歯科診療の通常診療、局麻下切削、抜髄、抜歯、難抜歯、小手術などは、全身状態のリスク診断が出来たうえで行わなければならず、そのリスク診断には疾患別対応カードを確認すれば困らない、という内容でした。
全身状態のリスク診断は、病気別にカード方式で記されており
【 病名 】があって、その病気について【 何を問診 】するのか、【 歯科診療段階別注意点 】はどのようなことか、また【 投薬の注意点は 】や【 休薬は誰がどのようにやらせるのか 】、さらに【 X線検査は 】【 アナフィラキシーの症状と対応 】などが箇条書きされています。
どれも薬の名が多く、対応の仕方も細かい数字が出てくることもあり、例えば血液凝固の試験で何秒以内に血が止まれば等々、専門家でも全て覚えることは出来ないということで、カード式のリスク診断が作られているようです。
同席させていただいた先生などは、喘息もあれほど気を付けなければならないとは知らなかった、と少々驚いていました。
私としては少々アレルギー持ちですし、喘息の症状も出ることがあるので、患者目線でも聞くことが出来たと思います。
ちなみに、カードに記されている病気は以下のものです。
「高血圧」 「糖尿病」 「脳梗塞」 「喘息」 「骨粗鬆症」 「癌・悪性腫瘍」 「肝炎、肝硬変」 「慢性腎臓病」 「甲状腺機能亢進症」 「甲状腺機能低下症、橋本病」 「高脂血症」 「痛風」 「貧血」 「突発性血小板減少性紫斑病(ITP)」 「血友病」 「妊娠」 「授乳中」 「アレルギー」
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