パナソニックセンター東京で行われた講演会で、サヤカからは恩田が参加してきました。
恩田は前回のパナソニックによるナノジルコニア説明会にも出席していて、ナノジルコニアに関して弊社においては一番の有識者です。。。
ナノジルコニアに関しては、サヤカHPでも紹介しています。 こちら
≪ナノジルコニア(PナノZRジルコニア)≫
↓
セリア安定化ジルコニア + アルミナ の複合材料 (パナソニックが発明)
現在主流のイットリア系ジルコニアより、極めて高い性能を有している
・高い曲げ強度、破壊靱性
・低温劣化、高温潤下環境において物性変化がない
そのため、フレームデザインを従来の0.5mmから更に薄く作ることが出来( 0.3mm )、積極的にジルコニアカラー、サポートデザインの設定が出来、口腔内でむき出しのデザインも出来る
また、完全焼結体を削るためか、内面においても金属レベルの適合が可能
以前から論議されてきた・・・
陶材築盛する前処理でアルミナ・サンドブラストはするのか??
・サンドブラスト →ぬれ性の向上
・メタル調整のように削りサンドブラストすると、ジルコニア表面の正方晶が潰され強度が一時的に上がる(一回焼成すると、元に戻る)
⇒物性的には、しても、しなくても一緒
≪セラミック系マテリアル≫
- ガラス系 【 empress 】
- ガラス浸透性セラミック 【 e.max 】 【 インセラム 】
- ジルコニア・セラミック 【 イットリア系ジルコニア 】
【ナノジルコニアの問題点】
・色つき(カラーフレーム)が、化学的特性を再検証しないと出来ない
・白すぎ
・現状では4ユニットまでしか製作出来ない
≪また、高い機械的性質と生体親和性で、更なる利用方法を研究中とのこと≫
例1.ジルコニア・クラスプ 、 ジルコニア・パーシャル
例2.インプラント体(ジルコニア・フィクスチャー、ジルコニア・アバットメント、ジルコニア・クラウン)
口腔内で多数の金属が入っているとアレルギーの引き金になり、今はチタンでもアレルギー反応を示す人がいるので、本当の意味でのオールセラミック化を研究している
レポート:恩田
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