2012年11月9日金曜日

訳ありBridge

ある先生がインプラント説明会で話す内容で、「治療は歯医者、衛生士、技工士、そして患者さんも含めたチーム医療なんです」と説明しています。
 
 パッと見た目は普通の前装冠Bridgeに見えますが・・・

欠損部にはインプラントが2本残っています
欠損部には3本のインプラントが入っていたらしいですが
1本は既に脱落で、1本はロスト寸前で、もう1本も長くはないらしです
 
インプラント埋入直後に来なくなり
数年ぶりに来院したそうです

 インプラント部は全て諦めることを前提とし
歯牙負担のBridgeを製作していきますが
左のインプラントだけダブル冠にし、使っている風に装います

右側のインプラントはヒーリングキャップを付けた状態で模型をおこし
Bridgeは完全に避けます
 
補う歯肉部の厚みが、脱落に伴う激しい骨吸収を伺わせます
 




とりあえずの悩みが解消されると来なくなってしまう患者さんの場合、やはりインプラント治療はやめておいた方が良いだろうと思います。とりあえずの悩みを解消してもらう程度の治療をしてもらっていた方が良かったのでしょう・・・



 

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