2012年9月14日金曜日

他院インプラントと責任

左上3~7番のインプラント上部構造が装着されている患者さんが、左上2番の天然歯がMTになりました。



経緯は分かりませんが、抜歯前の模型では2番が内側転位?しているようで、単独で干渉していたことが分かります。

抜歯後の骨の状態、隣のインプラントの位置などから2番相当部への新規インプラント埋入が出来ないということで、既に入っているインプラント上部構造にキャンチレバーとして連結できないか?との依頼が来ました。



マイルスコーンAbに通常のBr製作がされていて、3~5番のメタルボンドと6~7番のゴールドクラウンは後ロー着で連結されていました。


「印象を採るのだったら、上部構造を全て作り直したらどうですか?」と聞くと、
「それをしたら、インプラント体を含めた全ての責任がこちらにかかってくるので、今あるモノの形はそのままにしたい」とのことでした。




技工上での問題点は、そのブリッジが新たに採って作った模型に適合しないこと



そこで
後ろのロー着を外して金属別に分け、セラミックを焼き落としたり溶解したりし、2番のフレームを作ってから3番の近心にロー着し、口腔内でフレームを固定~コアを採ってもらい、ロー着して完成まで持ち込めれば良いかな?と考えました。(前歯部の仕上げはセラミックではなく、ハイブリッドでOKとのこと)


が、考えている途中で全体で消費する時間が多すぎると感じ・・・



ロー着で連結されている状態のままセラミックを削り取り、2番部にフレームを作って、後方のロー着に影響ないように3番近心部にロー着し、維持溝を削りまくってハイブリッドを前装しました。


 




患者さんは、なぜ以前の病院に行かなかったのでしょうか。
京浜東北線で一駅しか離れていません。

お互い様なのかもしれませんが、そういうケースは結構ありますよね?

どこからどこまでが誰の責任で・・・考えると、先生によっては超えてはいけない一線が優先されることもあって、かえって治療が複雑化することもあるな、などと考えてしまいました。











 

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