2012年7月30日月曜日

オールオンフォー・トータルソリューションwithチームアプローチ

土曜日・日曜日と、インプラントセンター21主催のオールオンフォー・コースに出席してきました。

28日土曜日は、朝からAll-on-4コンセプトとして、基本術式と治療の流れをスライドによる講義で学びました。イミディエートにおける咬合付与の仕方などは、その理由と手法といった、かなり具体的な話も聞くことができ、今日からの臨床に生かせるものと感じました。




外科術式におけるイミディエートを成功させるための骨質別ドリリングテクニックでは、医院サイドのドリリンング~インプラント埋入を疑似体験でき、その緊張感と責任を、ほんの僅かでしょうが感じることが出来たと思っています。



埋入前のドリリンングに使うドリルと、その使用方法、埋入時に気を付けることなどをデモで見せていただいて、すぐにエポキシの顎骨模型で実習します。
ラウンドバーで埋入ポイントを記し、2㎜のドリルから2.4㎜、2.7㎜と太さと深度を変えながら、最終的には徒手によるトルクレンチでのモディファイド・アダプテーションを得るという ものです。

実際に模型でやらせていただくと、20Nで深く埋入しすぎてしまったり、場所によっては目論み通り35Nで絶妙な位置で止まったりと、これが本当の臨床だったらと思うと複雑な思いになったりもしましたが、バイーコーティカルでの35Nの固定を得るためには、正確な診査診断と正確なガイデッドサージェリーが本当に大切だということを、改めて理解できました。



そうなると、ラジオグラフィックガイドの責任を強く感じるとともに、製作における取組も仕切り直さなければなりません。シッカリと採れていない模型に、それなりに作っていたのでは、これまでのサージカルステントと大差なく、イミディエートを目標としたガイデッドサージェリーとは名ばかりになってしまいます。






三好先生が総指揮を務めているのではないかと思いますが、ハンズオンセミナーとして用意される模型群は院内ラボの技工士さんが準備しているそうです。


 これは・・・エポキシ模型や義歯などを複数個作らなければならず、またそれらのクオリティも程々出さなくてはならないという、かなり大変な準備だと思います。
担当の技工士さんに「これは大変な作業ですね」と聞いたら「三か月掛かりました・・・」と言っていました。

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