2011年7月12日火曜日

コバルト・セラミック

プロセラ・システム、ゼノ・システムなどで展開している「バイオコバルト」ですが、使用されているコバルトは、ニッケル、カドミウム、ベリリウムを含まず均質性に優れている、とあります。

各社CAD/CAM  こちら

高周波などによる鋳造はせず、工業的に作られたコバルトブロックからの削り出しですので、そのような表現になるのだろうと思います。

利点としては貴金属などのように金属代に費用をとられない、ワックスアップと鋳造がないため鋳造ミスがない、などでしょうか。

欠点としては、これはソフトにもよるところで、特にプロセラの場合ですがフレームのキツサを調整出来ません。そのため単冠処理で支台歯が小さいなどの条件の時は不安になります。
また、CAD/CAM全般にいえることですが、基本的に少々のアンダーカットも許容できません。

実際にいくつかケースを経験してみると、作っていく上では問題などありません。



それなりに費用を頂くことを前提としたジルコニア・セラミックとは異なるため、サポート形態は付与しません。



適合はその基準が難しいところなので、ここでの個人的評価は避けますが、
写真程度は、なんなくこなします。(クリックすると拡大するので、見たい方はどうぞ)


サポート形態は付与しませんが、クリアランスの設定は当然しなければなりません。


松風MPでいつものメタルボンドと同じように、普通に出来ます。
ウォッシュの際に下地から浮き出る緑っぽい酸化膜は気分が萎えますが、普段金属床を手掛けている人に見せてみたら「金属床鋳造時の緑色に比べたら、とてもキレイ」と言われてしまいましたw



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