2010年12月17日金曜日

ZIRCON-BRITE  サンキンさん

先日ジルコンブライトについて、切削能力が強いという文章を書きましたが、スーパースターの気分で使っていると危険なので研磨する相手によって使い分けないと、という意味です。

チラシには「ジルコニア、ポーセレン、ハイブリッドレジンに輝きを与える」と書いてありますけど
ハイブリッドの艶出しのときスーパースターと同じ使い方をすると特に危険ですね。

逆にジルコンブライトの名の通りジルコニア単体の研磨艶出しには物凄い威力を発揮します。
まるで魔法を掛けたように細かい傷が消え(?)ビカビカになります。






もちろん手前の作業の質にもよりますが、一工程飛ばしてくれる勢いを感じます。

今ではZENOが提供するジルコニア単体のクラウンもありますし、また築盛するものでもサポート形態を積極的にとった場合ジルコニアの面積が広く研磨にとても時間がかかります。
ダイヤ入りシリコンで熱を加えすぎると表層のわずか下に茶色い層ができたりと、細々きもつかいますが、それらの苦労を最後に吹き飛ばしてくれるのがジルコンブライトだと思っています。


今日の午前中はデンツプライサンキンの方がみえました。
前回とおなじで鈴木さんと田中さんです。
セルコン・エキスパートを使ってジルコニアをCAD/CAMし、無調整で持ってきてくださいました。
フレームは2種類で、一つは一般的な築盛用のフレームと、もう一つは歯冠形態そのままのモノです。
セメントスペースは20μです。

あえて20μでやってみてもらいましたが、やはりフィット感は良いですね。
また、他メーカーがいうほどの調整量は無いということを知りました。
ターゲットを限定した使い方をすれば、かなり面白いと思いました。色々考えが巡ります(謎

やはりなんでも聞くだけでは知ったことにならないようです。





0 件のコメント:

コメントを投稿